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公開番号
2025136300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034763
出願日
2024-03-07
発明の名称
蓋の取付構造
出願人
株式会社FTS
,
トヨタ自動車九州株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60K
15/05 20060101AFI20250911BHJP(車両一般)
要約
【課題】全開時の蓋のバタ付き、異音の発生を防止し、且つコストアップを抑えた蓋の取付構造を提供する。
【解決手段】給油口等には、ボックス本体部31と、蓋取付部材21のアーム22を収納するアーム収納部37を有するボックス30が取付けられ、アーム収納部37のアーム収納部側係合部35とアーム22のアーム側係合部26が係合してアーム22を回動可能にすると共に、アーム22に取付けられたバネ40がアーム収納部37と係合する。ボックス本体部31におけるアーム収納部37との連結部60の近傍領域には、アーム22の側面22a側にせり出す突出部55が形成され、側面22aには、突出部55に摺接可能であり、可撓性を有し、側面22aから離れる方向に突出する第1腕部51と、第1腕部51に連結し、側面22aに近づく第2腕部52を備える摺接腕50が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車体の給油口又は充電口等を塞ぐ蓋には、前記蓋を取付ける蓋取付部と、前記蓋取付部から湾曲して延設されるアームを有する蓋取付部材が取付けられ、又は、一体化され、前記給油口又は充電口等には、前記給油口又は充電口等のための開口部が形成されたボックス本体部と、前記ボックス本体部に連結し、前記蓋取付部材の前記アームを収納するアーム収納部を有するボックスが取付けられ、前記アーム収納部に形成されたアーム収納部側係合部と前記アームに形成されたアーム側係合部が係合して前記アームを回動可能にすると共に、前記アームに取付けられたバネが前記アーム収納部と係合する蓋の取付構造であって、
前記ボックス本体部における前記アーム収納部との連結部の近傍には、前記アームの側面方向にせり出し、前記アームの前記側面方向側へのせり出し量が、前記蓋が開く方向に増加する傾斜面を有する突出部が形成され、
前記アームの前記側面には、前記突出部に摺接可能であり、可撓性を有する摺接腕が形成され、前記摺接腕は、前記アームの前記側面から離れる方向に突出する第1腕部と、該第1腕部に連結し、前記アームの前記側面に近づく第2腕部を備え、
前記蓋が開く時には、前記第1腕部と前記第2腕部との連結部が、前記突出部の前記傾斜面に当接することを特徴とする蓋の取付け構造。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記連結部が、前記突出部の前記傾斜面に当接した後、前記第2腕部の先端部が、前記アームの前記側面に当接すると共に、前記連結部における前記第1腕部と前記第2腕部との角度が拡がる請求項1に記載の蓋の取付け構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等車両の車体に取付けられ、車体の給油口、充電口等を塞ぎ、開閉可能な蓋を有する蓋の取付構造、特に車体側とのロックが解除された時に、途中で停止することなく全開の位置まで移動することが可能な蓋の取付構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車用燃料タンクにガソリン等の燃料や水素を給油又は充填する場合には、車体に設けられた給油口又は充填口を塞ぐ給油口蓋、充填口蓋を開き、燃料キャップを外して給油口から燃料を給油する、又は、充填ポートに充填プラグを差し込んで水素を充填する。又、電気自動車やPHV(プラグインハイブリッド車)に電気を充電する場合には、充電蓋を開き、急速充電ポート又は普通充電ポートに充電コネクタを差し込んで充電する。
【0003】
例えば、自動車用燃料タンクに燃料を給油する場合には、図1に示すように、車体201に設けられた給油口101を塞ぐ蓋(給油口蓋)110を開いて、給油口101から燃料を給油する。蓋110の裏面には蓋取付部材200が取付けられている。蓋取付部材200は、蓋110を開閉可能にする大きく湾曲したアーム220を有し、ボックス(給油口ボックス)300に取付けられている。
【0004】
図10に示すように、ボックス300は、給油口101に対応する開口部340を有し、車体に取付けられるボックス本体部310と、蓋取付部材200のアーム220を回転自在に収納するアーム収納部370から構成されている。
【0005】
アーム220は、アーム収納部370に回動可能に取付けられ、又、アーム220には、アーム収納部370のバネ係合部360と係合するバネ400が取付けられている。
【0006】
バネ400は、図示しないが、略己字形状であり、アーム220のバネ取付部240に取付けられるアーム側部410と、ボックス300のアーム収納部370のバネ係合部360に係合して保持されるアーム収納部側部420と、アーム側部410とアーム収納部側部420との間に存在するバネ本体部430を有している。又、バネ400のアーム側部410に連結し、車体側とのロックが解除された時に、蓋110を車体面から少し浮き上がらせるポップアップのためのバネ突出部440が形成されている。
【0007】
蓋110を閉じた時(全閉時)には、バネ400のアーム側部410とアーム収納部側部420の間の距離が狭まるようにバネ本体部430が撓み、又、バネ突出部440は、アーム収納部370の内壁に当接してバネ本体部430側に撓み、いずれも元の形状に戻る方向に付勢されている。その結果、給油時等において、蓋110と車体側(ボックス300)とのロックが解除されると、バネ突出部440とバネ本体部430の付勢力によって、アーム220が蓋110を開く方向に回動する。
【0008】
なお、特許文献1では、このアーム220の回動により、蓋110の先端が、車体201の面から若干浮き上がり、その後、先端が浮き上がった蓋110の先端を手で持ち上げて、蓋110を全開させる旨が記載されているが、バネ突出部440の付勢力が開放された時に、バネ400のアーム側部410の位置がバネ係合部360とアーム220の回動中心を結んだ線よりボックス本体部310側となり、又、バネ本体部430の付勢力を大きくすれば、蓋110と車体側とのロックが解除された時に、蓋110を途中で停止することなく全開の位置まで移動させることができるので、手動で蓋を全開にする必要がなくなる。
【0009】
ただし、蓋110を途中で停止することなく全開の位置まで移動させる場合は、蓋110が開く時には、バネ本体部430には元の形状に戻る方向の付勢力が作用し、蓋110が加速し続けるので、アーム220がボックス本体部310に衝突したり、衝突しないまでも、バネ400のバネ本体部430が元の形状に戻った時にアーム220の回動が急停止するので、その反動で全開時に蓋110がバタ付き、異音を生じる場合がある。
【0010】
上記の蓋のバタ付きや異音の発生を生じ難くする方法として、特許文献2には、以下の技術が記載されている。図11に示すように、リッド(蓋)110は、ハウジング内に設けられたベース600に対し第1リンク610と第2リンク620を介して回動可能に支持されている。第1バネ体630は第1リンク610とベース600との間に配置され、第2バネ体640は第2リンク620とベース600との間に配置されている。そして、リッド110は、ハウジングの外周に装着されるロック手段により閉位置に係止されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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