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公開番号2025136278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034659
出願日2024-03-07
発明の名称水栓操作装置
出願人SANEI株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類E03C 1/042 20060101AFI20250911BHJP(上水;下水)
要約【課題】クリック機構に摩耗劣化が生じにくい水栓操作装置を提供すること。
【解決手段】湯水混合弁10(水栓操作装置)は、温度調節ハンドル3が取り付けられる操作軸11と、操作軸11が軸方向に通されるハウジング12と、操作軸11がハウジング12に対して回される動作にクリック感を付与するクリック機構CLとを有する。クリック機構CLが、操作軸11に組み付くガイド15と、ガイド15に対して半径方向にスライド可能に組み付くピン16と、ピン16に半径方向の外側に押し出す弾発力を作用させるOリング17と、ハウジング12に形成される嵌合部12Bと、を有する。嵌合部12Bは、Oリング17により押し出されたピン16を半径方向の内側から嵌合させる嵌合溝B1を回転方向の複数箇所に備える。ピン16が、操作軸11の回転に伴い、複数の嵌合溝B1に対してOリング17の弾発力によりクリック感を付与するように嵌脱される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
回転操作式の操作部材が取り付けられる操作軸と、該操作軸が軸方向に通されるハウジングと、該ハウジングに対して前記操作軸が回される動作にクリック感を付与するクリック機構と、を有する水栓操作装置であって、
前記クリック機構が、
前記操作軸と回転方向に一体的となるように設けられるガイドと、
該ガイドに対して半径方向にスライド可能となるように回転方向の両側から支持される可動部と、
該可動部を前記ガイドに対して半径方向の外側に押し出す弾発力を作用させる弾性部材と、
前記ハウジングと一体的となるように設けられ、前記弾性部材により押し出された前記可動部を半径方向の内側から嵌合させる嵌合溝を回転方向の複数箇所に備える嵌合部と、を有し、
前記可動部が、前記操作軸の回転に伴い、複数の前記嵌合溝に対して前記弾性部材の弾発力により前記クリック感を付与するように嵌脱される水栓操作装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水栓操作装置であって、
複数の前記嵌合溝が、前記嵌合部の内周面に沿って回転方向に鋸歯状に並ぶ水栓操作装置。
【請求項3】
請求項2に記載の水栓操作装置であって、
前記可動部が、前記ガイドの回転方向の複数箇所に設けられる水栓操作装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の水栓操作装置であって、
前記弾性部材が、前記ガイドの外周部に形成された前記操作軸の軸まわりに環状に凹む装着溝に装着されるゴム製のOリングとされる水栓操作装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の水栓操作装置であって、
前記可動部が、軸方向に延びる丸棒状のピンから成る水栓操作装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓操作装置に関する。詳しくは、回転操作式の操作部材が取り付けられる操作軸と、操作軸が軸方向に通されるハウジングと、ハウジングに対して操作軸が回される動作にクリック感を付与するクリック機構と、を有する水栓操作装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、切替ハンドルの回転操作にクリック感を付与するクリック機構を備えた水栓操作装置が開示されている。クリック機構は、切替ハンドルの操作により相対回転する2部材のうちの一方に設けられた板ばねの凸部が、他方に形成された溝に弾性的に嵌り込むことでクリック感を付与する構成とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7027123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、板ばね自体が回転方向の摺動を伴いながら溝に嵌り込んだり溝から外されたりする構成とされる。そのため、板ばねが長期使用に伴い摩耗やへたれを生じやすいという問題がある。そこで、本発明は、クリック機構に摩耗劣化が生じにくい水栓操作装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の水栓操作装置は、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、回転操作式の操作部材が取り付けられる操作軸と、該操作軸が軸方向に通されるハウジングと、該ハウジングに対して前記操作軸が回される動作にクリック感を付与するクリック機構と、を有する水栓操作装置であって、前記クリック機構が、前記操作軸と回転方向に一体的となるように設けられるガイドと、該ガイドに対して半径方向にスライド可能となるように回転方向の両側から支持される可動部と、該可動部を前記ガイドに対して半径方向の外側に押し出す弾発力を作用させる弾性部材と、前記ハウジングと一体的となるように設けられ、前記弾性部材により押し出された前記可動部を半径方向の内側から嵌合させる嵌合溝を回転方向の複数箇所に備える嵌合部と、を有し、前記可動部が、前記操作軸の回転に伴い、複数の前記嵌合溝に対して前記弾性部材の弾発力により前記クリック感を付与するように嵌脱される水栓操作装置である。
【0007】
第1の発明によれば、可動部を弾性部材と分けて構成することにより、嵌合溝との摺動を伴う可動部を摩耗に強い硬質部材で構成しつつ、嵌合溝との摺動を伴わない弾性部材を弾性に富む軟質部材で構成することができる。したがって、クリック機構を摩耗劣化が生じにくく、かつ、安定したクリック動作が可能な構成とすることができる。クリック機構は、可動部を半径方向の外側に押し出して嵌合部に嵌合させることから、操作軸やガイドに軸方向の負荷を掛けることなく、可動部に適切な強さの弾発力を掛けてクリック動作させることができる。また、嵌合溝が軸中心から半径方向に離れた位置に形成されることから、嵌合溝を高い抵抗力を発揮可能な構造強度の高い構成とすることができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、複数の前記嵌合溝が、前記嵌合部の内周面に沿って回転方向に鋸歯状に並ぶ水栓操作装置である。
【0009】
第2の発明によれば、操作軸の回される動作に一定間隔毎のクリック感を付与することができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記可動部が、前記ガイドの回転方向の複数箇所に設けられる水栓操作装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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