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公開番号
2025135798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024033770
出願日
2024-03-06
発明の名称
含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法
出願人
ユニマテック株式会社
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
主分類
C07D
471/04 20060101AFI20250911BHJP(有機化学)
要約
【課題】例えば、含フッ素縮環イミダゾール誘導体の新規な製造方法の提供。
【解決手段】一般式(1)で表される含フッ素カルボン酸エステルと、一般式(A)で表される含窒素複素環式化合物とを反応させることにより、一般式(B)で表される含フッ素縮環イミダゾール誘導体を得る工程を有する、含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025135798000018.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">56</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">166</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される含フッ素カルボン酸エステルと、下記一般式(A)で表される含窒素複素環式化合物とを反応させることにより、下記一般式(B)で表される含フッ素縮環イミダゾール誘導体を得る工程を有する、含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法。
TIFF
2025135798000014.tif
53
168
(上記一般式(1)、(A)、(B)において、
RfはC
n
F
(2n+1)
を表し、nは1~5の整数を表し、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
Qは-W=X
1
-Y
1
=Z
1
-、-X
2
=Y
2
-Z
2
-、または-Z
2
-Y
2
=X
2
-を表し、
W、X
1
、Y
1
、Z
1
、X
2
、およびY
2
はそれぞれ独立してCR
3
またはNを表し、
Z
2
はNR
3
、O、またはSを表し、
R
2
およびR
3
はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
(2j+1)
、ニトロ基、複素環基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
2
)(O
k
A
3
)、-O
m
SO(O
l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
下記一般式(1)で表される含フッ素カルボン酸エステルと、下記一般式(2)で表される含窒素複素環式化合物とを反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素縮環イミダゾール誘導体を得る工程を有する、請求項1に記載の含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法。
TIFF
2025135798000015.tif
48
166
(上記一般式(1)、(2)、(3)において、Rf、R
1
、R
2
、W、X
1
、Y
1
、およびZ
1
は請求項1に記載の通りである)
【請求項3】
下記一般式(1)で表される含フッ素カルボン酸エステルと、下記一般式(4)で表される含窒素複素環式化合物とを反応させることにより、下記一般式(5)で表される含フッ素縮環イミダゾール誘導体を得る工程を有する、請求項1に記載の含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法。
TIFF
2025135798000016.tif
51
158
(上記一般式(1)、(4)、(5)において、Rf、R
1
、R
2
、X
2
、Y
2
、およびZ
2
は請求項1に記載の通りである)
【請求項4】
下記一般式(1)で表される含フッ素カルボン酸エステルと、下記一般式(6)で表される含窒素複素環式化合物とを反応させることにより、下記一般式(7)で表される含フッ素縮環イミダゾール誘導体を得る工程を有する、請求項1に記載の含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法。
TIFF
2025135798000017.tif
51
163
(上記一般式(1)、(6)、(7)において、Rf、R
1
、R
2
、X
2
、Y
2
、およびZ
2
は請求項1に記載の通りである)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
イミダゾール環に対して含窒素複素芳香環が縮環した構造を有する縮環イミダゾール誘導体は、様々な薬理活性を有することが知られている。具体的には、縮環イミダゾール誘導体を含有する医薬品の例として、イミダゾテトラジンの部分構造を有する抗悪性腫瘍薬であるTemozolomide、イミダゾピリジンの部分構造を有する催眠鎮静薬であるZolpidem、イミダゾピリダジンの部分構造を有する抗悪性腫瘍薬であるPonatinib、イミダゾトリアジンの部分構造を有する血管拡張薬であるVardenafil、イミダゾピラジンの部分構造を有する抗悪性腫瘍薬であるAcalabrutinib、イミダゾベンゾチアゾールの部分構造を有する抗悪性腫瘍薬であるQuizartinibが挙げられる。同様に、縮環イミダゾール誘導体を含有する農薬の例としては、イミダゾピリジンの部分構造を有する除草剤であるSulfosulfuron、イミダゾピリダジンの部分構造を有する除草剤であるPropyrisulfuronが挙げられる。
【0003】
縮環イミダゾール誘導体の薬理活性の更なる向上を期待して、含フッ素置換基の導入に興味が持たれており、該置換基が導入された化合物である含フッ素縮環イミダゾール誘導体の効率的な製法が求められている。すなわち、含フッ素置換基の導入とイミダゾール環の構築を連続して行う一段階製法の開発が検討されている。例えば、非特許文献1にはトリフルオロ酢酸無水物やトリフルオロアセトアミドを使用した製法、非特許文献2にはトリフルオロエチルアミンを使用した製法、特許文献1にはトリフルオロ酢酸を使用した製法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/118736号
【非特許文献】
【0005】
Organic Letters, 2017年, 19巻, 6578-6581頁
Organic & Biomolecular Chemistry, 2018年, 16巻, 5653-5660頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非特許文献1に開示の製法で使用するトリフルオロ酢酸無水物は、水分との接触により激しく分解する。このため、当該製法では取り扱いに危険が伴うばかりか、厳格な無水環境を必要とすることから、操作の簡便化が望まれている。非特許文献1において別法として報告されているトリフルオロアセトアミドを使用した製法では、塩基として高価で潮解性の強い炭酸セシウムを使用し、副反応を抑制するために塩基およびトリフルオロアセトアミドを過剰量使用する必要がある。非特許文献2に報告の製法では、原料として使用するトリフルオロエチルアミンおよび酸化剤として使用するヨウ素はいずれも高価である。特許文献1に報告の製法で使用するトリフルオロ酢酸は、非常に吸湿性が強いばかりか、高い揮発性と腐食性、刺激性を有することから、取り扱いに危険が伴い、操作の煩雑化を招く。このような観点から、本発明は、含フッ素縮環イミダゾール誘導体の新規な製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨構成は以下の通りである。
[1]下記一般式(1)で表される含フッ素カルボン酸エステルと、下記一般式(A)で表される含窒素複素環式化合物とを反応させることにより、下記一般式(B)で表される含フッ素縮環イミダゾール誘導体を得る工程を有する、含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法。
【0008】
TIFF
2025135798000001.tif
58
168
【0009】
(上記一般式(1)、(A)、(B)において、
RfはC
n
F
(2n+1)
を表し、nは1~5の整数を表し、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
Qは-W=X
1
-Y
1
=Z
1
-、-X
2
=Y
2
-Z
2
-、または-Z
2
-Y
2
=X
2
-を表し、
W、X
1
、Y
1
、Z
1
、X
2
、およびY
2
はそれぞれ独立してCR
3
またはNを表し、
Z
2
はNR
3
、O、またはSを表し、
R
2
およびR
3
はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
(2j+1)
、ニトロ基、複素環基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
2
)(O
k
A
3
)、-O
m
SO(O
l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
2
A
3
【0010】
[2]下記一般式(1)で表される含フッ素カルボン酸エステルと、下記一般式(2)で表される含窒素複素環式化合物とを反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素縮環イミダゾール誘導体を得る工程を有する、[1]の含フッ素縮環イミダゾール誘導体の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
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