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公開番号
2025135752
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024033691
出願日
2024-03-06
発明の名称
電動車両の制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250911BHJP(車両一般)
要約
【課題】大容量のメモリを要することなく、インバータの直流電流値を目標電流値に制御するためのモータの目標トルクを広いカバーレンジにわたって十分な精度で推定することができる電動車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】インバータ4の直流電流値を目標電流値とするためのモータ2のトルクの推定値を表すトルク推定値を算出するトルク推定値算出部21と、トルク推定値とモータ2の回転速度とに基づきモータ2の効率を推定し、推定したモータ2の効率と目標電流値とに基づきトルク推定値を補正するトルク推定値補正部22と、を備え、トルク推定値補正部22によって補正されたトルク推定値を補正前のトルク推定値として、トルク推定値補正部22によって所定回数補正されたトルク推定値をモータ2の目標トルクとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の駆動源であるモータと、
前記モータに電力を供給するバッテリと、
前記モータと前記バッテリとの間で電力変換を行うインバータと、が設けられた電動車両の制御装置であって、
前記インバータの直流電流値を目標電流値とするための前記モータのトルクの推定値を表すトルク推定値を算出するトルク推定値算出部と、
前記モータの回転速度と前記トルク推定値とに基づき前記モータの効率を推定し、推定した前記モータの効率と前記目標電流値とに基づき前記トルク推定値を補正するトルク推定値補正部と、を備え、
前記トルク推定値補正部によって補正されたトルク推定値を補正前のトルク推定値として、前記トルク推定値補正部によって所定回数補正されたトルク推定値を前記モータの目標トルクとすることを特徴とする電動車両の制御装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記トルク推定値算出部は、前記目標電流値と、前記インバータの電圧と、前記モータの効率の初期値と、前記モータの回転速度とから、前記トルク推定値を算出することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の制御装置。
【請求項3】
前記トルク推定値算出部は、前記インバータの直流電流値に対して前記モータの効率が対応付けられた効率初期値マップを用いて、前記目標電流値から前記モータの効率の初期値を算出することを特徴とする請求項2に記載の電動車両の制御装置。
【請求項4】
前記トルク推定値補正部は、
前記モータの回転速度と前記モータのトルクとに対して前記モータの効率が対応付けられた効率マップを用いて前記モータの効率を推定し、
推定した効率と前記トルク推定値とによって前記インバータの直流電流値を算出し、
算出した電流値と前記目標電流値との一方の電流値を前記インバータの補正後の電流値として決定することによって、前記モータのトルクと前記補正後の電流値とによって定まる前記モータの動作点を補正することによって、前記トルク推定値を補正することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の制御装置。
【請求項5】
前記トルク推定値補正部は、前記インバータの電圧と、前記モータの回転速度と、前記モータのトルクとに対して前記モータの効率の補正値が対応付けられている補正マップを用いて、前記モータの効率の補正値を決定し、前記効率マップを用いて推定した前記モータの効率を前記補正値で補正することを特徴とする請求項4に記載の電動車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、リチウムイオン二次電池を含むバッテリを搭載するハイブリッド車両の制御装置において、バッテリを保護するための保護処理を行なう電池保護処理部を備えることにより、車両の動力性能や燃費の向上を図ることが特許文献1に提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-71622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
EV(Electric Vehicle)システムやHEV(Hybrid Electric Vehicle)システムにおいて、バッテリの保護を目的とした充放電可能量制限や電気負荷分の消費電流の確保など、電力マネジメント、特に、インバータの直流電流値を目標電流値に制御することは重要な機能である。
【0005】
インバータの直流電流値を目標電流値に制御するためのモータのトルクを推定する方法として、以下の2つの方法がある。第1の方法は、1つの定数で表される効率値を用いた電気パワーと機械パワーとの変換式によって、インバータの直流電流値を目標電流値に制御するためのモータのトルクを推定する。
【0006】
第2の方法は、トルク、回転速度及び電圧の3つの軸からなる3次元マップより効率値を算出し、算出した効率値を用いた電気パワーと機械パワーとの変換式によって、インバータの直流電流値を目標電流値に制御するためのモータのトルクを推定する。
【0007】
しかしながら、第1の方法は、モータを駆動するインバータの効率特性が網羅的に考慮されないため、特定の動作点において十分な精度を担保できるが、特定の動作点から離れた動作点においては精度が大きく低下する。このように、第1の方法は、インバータの直流電流値を目標電流値に制御するためのモータの目標トルクを広いカバーレンジにわたって十分な精度で推定することができないといった課題があった。
【0008】
一方、第2の方法は、特定の動作点から離れた動作点においても十分な精度を担保できるため、インバータの直流電流値を目標電流値に制御するためのモータの目標トルクを広いカバーレンジにわたって十分な精度で推定することができるが、効率値を求めるためのマップに大容量のメモリを要するといった課題があった。
【0009】
本発明は、大容量のメモリを要することなく、インバータの直流電流値を目標電流値に制御するためのモータの目標トルクを広いカバーレンジにわたって十分な精度で推定することができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る電動車両の制御装置は、車両の駆動源であるモータと、前記モータに電力を供給するバッテリと、前記モータと前記バッテリとの間で電力変換を行うインバータと、が設けられた電動車両の制御装置であって、前記インバータの直流電流値を目標電流値とするための前記モータのトルクの推定値を表すトルク推定値を算出するトルク推定値算出部と、前記モータの回転速度と前記トルク推定値とに基づき前記モータの効率を推定し、推定した前記モータの効率と前記目標電流値とに基づき前記トルク推定値を補正するトルク推定値補正部と、を備え、前記トルク推定値補正部によって補正されたトルク推定値を補正前のトルク推定値として、前記トルク推定値補正部によって所定回数補正されたトルク推定値を前記モータの目標トルクとする構成を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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