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公開番号
2025135718
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024033636
出願日
2024-03-06
発明の名称
無線認証装置
出願人
美和ロック株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
G01S
13/74 20060101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ユーザ端末の姿勢に拘わらず、安定してユーザ端末と無線通信することを可能にし、ユーザ端末の認証の信頼性を向上させる。
【解決手段】ユーザ端末を認証する無線認証装置であって、互いに直交する二軸のうち、一方の軸上に設けられた第1給電点、および、他方の軸上に設けられた第2給電点を有し、ユーザ端末によって放射された偏波の信号を、第1給電点および第2給電点のそれぞれを介して受信する通信部と、第1給電点を介して受信された、信号における一方の軸に平行な直線偏波成分の第1受信電力、および、第2給電点を介して受信された、信号における他方の軸に平行な直線偏波成分の第2受信電力、を測定する測定部と、測定された第1受信電力および第2受信電力の合計、または、測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の何れか一方、の値に基づいてユーザ端末を認証する認証部とを備える無線認証装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザ端末を認証する無線認証装置であって、
互いに直交する二軸のうち、一方の軸上に設けられた第1給電点、および、他方の軸上に設けられた第2給電点を有し、前記ユーザ端末によって放射された偏波の信号を、前記第1給電点および前記第2給電点のそれぞれを介して受信する通信部と、
前記第1給電点を介して受信された、前記信号における前記一方の軸に平行な直線偏波成分の第1受信電力、および、前記第2給電点を介して受信された、前記信号における前記他方の軸に平行な直線偏波成分の第2受信電力、を測定する測定部と、
測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の合計、または、測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の何れか一方、の値に基づいて前記ユーザ端末を認証する認証部と
を備える無線認証装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
互いに離間して設けられた複数の前記通信部を備え、
前記測定部は、前記複数の通信部のそれぞれを介して受信された前記第1受信電力および前記第2受信電力を測定し、
前記ユーザ端末が、前記複数の通信部のうち、前記値が最大となる前記通信部に最も近く位置すると判定する位置判定部を更に備える、
請求項1に記載の無線認証装置。
【請求項3】
前記複数の通信部の何れかは扉の一方の面の側に設けられ、前記複数の通信部の何れかは前記扉の他方の面の側に設けられ、
前記位置判定部は、前記ユーザ端末を所持するユーザが、前記扉の両側のうち、前記値が最大となる前記通信部が設けられた面の側に位置すると判定する、
請求項2に記載の無線認証装置。
【請求項4】
前記ユーザ端末によって放射された前記偏波の信号を、前記第1給電点を介して受信した信号、および、前記第2給電点を介して受信した信号、のうち最先の時刻に受信した信号に基づいて、前記ユーザ端末までの距離を推定する距離推定部を更に備え、
前記認証部は、前記値、および、推定された前記距離、に基づいて前記ユーザ端末を認証する、
請求項1に記載の無線認証装置。
【請求項5】
一方は扉の一方の面の側に設けられ、他方は前記扉の他方の面の側に設けられた、一対の前記通信部を備え、
前記距離推定部は、前記一対の通信部のそれぞれが前記最先の時刻に受信した信号に基づいて、前記一対の通信部のそれぞれから前記ユーザ端末までの距離を推定し、
前記測定部は、前記一対の通信部のそれぞれを介して受信された前記第1受信電力および前記第2受信電力を測定し、
前記一対の通信部のうち、前記値が最大となる通信部と、前記一対の通信部のそれぞれから前記ユーザ端末までの推定された前記距離のうち、より短い方の前記距離に対応する通信部とが同じである場合に、前記ユーザ端末を所持するユーザが、前記扉の両側のうち、前記値が最大となる前記通信部が設けられた面の側に位置すると判定する位置判定部を更に備える、
請求項4に記載の無線認証装置。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一項に記載の無線認証装置と、
扉の錠前を施錠または解錠する施解錠部と
を備え、
前記施解錠部は、前記認証部による前記ユーザ端末の認証が成功した場合に、前記錠前を施錠または解錠する、
電気錠装置。
【請求項7】
ユーザ端末を認証する無線認証方法であって、
互いに直交する二軸のうち、一方の軸上に設けられた第1給電点、および、他方の軸上に設けられた第2給電点、のそれぞれを介して、前記ユーザ端末によって放射された偏波の信号を受信することと、
前記第1給電点を介して受信された、前記信号における前記一方の軸に平行な直線偏波成分の第1受信電力、および、前記第2給電点を介して受信された、前記信号における前記他方の軸に平行な直線偏波成分の第2受信電力、を測定することと、
測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の合計、または、測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の何れか一方、の値に基づいて前記ユーザ端末を認証することと
を備える無線認証方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線認証装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「偏波切替部121は、直接波方向特定部124からの指示に基づいて、第1アンテナ部11Aが備えるアンテナ素子111の受信対象とする偏波面、すなわち、第1アンテナ部11Aの受信対象とする偏波面を切り替える。」(段落0045)と記載されている。特許文献2には、「全てのパッチアンテナ11、12を用いて、水平偏波となった高周波信号RF11の電波を送信または受信する」(段落0065)、「全てのパッチアンテナ11、12を用いて、垂直偏波となった高周波信号RF11の電波を送信または受信する」(段落0067)と記載されている。特許文献3には、「次に制御部11(受信手段117)は、S23で放射した水平偏波に対する応答波を受信する。また、制御部11(受信手段117)は、S27で放射した垂直偏波に対する応答波を受信する。また、制御部11(受信手段117)は、S31で放射した円偏波に対する応答波を受信する(いずれもS33)。」(段落0058)、「制御部11は、受信した応答波の受信電力の強さを測定する。ICタグは、電波を放射したRFIDリーダライタ1のアンテナ3と直角方向に位置するICタグほど応答波の受信電力が強くなる。また、ICタグは、RFIDリーダライタ1のアンテナ3の近くに位置するICタグほど応答波の受信電力が強くなる。」(段落0059)と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2017-40552
[特許文献2] WO2019/102869
[特許文献3] 特開2016-53811
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、ユーザ端末を認証する無線認証装置を提供する。無線認証装置は、互いに直交する二軸のうち、一方の軸上に設けられた第1給電点、および、他方の軸上に設けられた第2給電点を有し、前記ユーザ端末によって放射された偏波の信号を、前記第1給電点および前記第2給電点のそれぞれを介して受信する通信部と、前記第1給電点を介して受信された、前記信号における前記一方の軸に平行な直線偏波成分の第1受信電力、および、前記第2給電点を介して受信された、前記信号における前記他方の軸に平行な直線偏波成分の第2受信電力、を測定する測定部と、測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の合計、または、測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の何れか一方、の値に基づいて前記ユーザ端末を認証する認証部とを備える。
【0004】
上記の無線認証装置は、互いに離間して設けられた複数の前記通信部を備えてもよい。上記の何れかの無線認証装置において、前記測定部は、前記複数の通信部のそれぞれを介して受信された前記第1受信電力および前記第2受信電力を測定してもよい。上記の何れかの無線認証装置は、前記ユーザ端末が、前記複数の通信部のうち、前記値が最大となる前記通信部に最も近く位置すると判定する位置判定部を更に備えてもよい。
【0005】
上記の何れかの無線認証装置において、前記複数の通信部の何れかは扉の一方の面の側に設けられ、前記複数の通信部の何れかは前記扉の他方の面の側に設けられてもよい。上記の何れかの無線認証装置において、前記位置判定部は、前記ユーザ端末を所持するユーザが、前記扉の両側のうち、前記値が最大となる前記通信部が設けられた面の側に位置すると判定してもよい。
【0006】
上記の何れかの無線認証装置は、前記ユーザ端末によって放射された前記偏波の信号を、前記第1給電点を介して受信した信号、および、前記第2給電点を介して受信した信号、のうち最先の時刻に受信した信号に基づいて、前記ユーザ端末までの距離を推定する距離推定部を更に備えてもよい。上記の何れかの無線認証装置において、前記認証部は、前記値、および、推定された前記距離、に基づいて前記ユーザ端末を認証してもよい。
【0007】
上記の何れかの無線認証装置は、一方は扉の一方の面の側に設けられ、他方は前記扉の他方の面の側に設けられた、一対の前記通信部を備えてもよい。上記の何れかの無線認証装置において、前記距離推定部は、前記一対の通信部のそれぞれが前記最先の時刻に受信した信号に基づいて、前記一対の通信部のそれぞれから前記ユーザ端末までの距離を推定してもよい。上記の何れかの無線認証装置において、前記測定部は、前記一対の通信部のそれぞれを介して受信された前記第1受信電力および前記第2受信電力を測定してもよい。上記の何れかの無線認証装置は、前記一対の通信部のうち前記値が最大となる通信部と、前記一対の通信部のそれぞれから前記ユーザ端末までの推定された前記距離のうち、より短い方の前記距離に対応する通信部とが同じである場合に、前記ユーザ端末を所持するユーザが、前記扉の両側のうち、前記値に関する値が最大となる前記通信部が設けられた面の側に位置すると判定する位置判定部を更に備えてもよい。
【0008】
本発明の第2の態様においては、電気錠装置を提供する。電気錠装置は、上記の何れかの無線認証装置と、扉の錠前を施錠または解錠する施解錠部とを備え、前記施解錠部は、前記認証部による前記ユーザ端末の認証が成功した場合に、前記電気錠を施錠または解錠する。
【0009】
本発明の第3の態様においては、ユーザ端末を認証する無線認証方法を提供する。無線認証方法は、互いに直交する二軸のうち、一方の軸上に設けられた第1給電点、および、他方の軸上に設けられた第2給電点、のそれぞれを介して、前記ユーザ端末によって放射された偏波の信号を受信することと、前記第1給電点を介して受信された、前記信号における前記一方の軸に平行な直線偏波成分の第1受信電力、および、前記第2給電点を介して受信された、前記信号における前記他方の軸に平行な直線偏波成分の第2受信電力、を測定することと、測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の合計、または、測定された前記第1受信電力および前記第2受信電力の何れか一方、の値に基づいて前記ユーザ端末を認証することとを備える。
【0010】
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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