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公開番号
2025135540
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024130512
出願日
2024-08-07
発明の名称
生成装置、再生システム、生成方法、再生方法、およびプログラム
出願人
NTT株式会社
,
国立大学法人東京芸術大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04S
7/00 20060101AFI20250910BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】再生システムのコストや事前BRIR測定のコストを抑え、2重に聞こえず、スピーカと受聴者の間に音像を作ることができる信号の生成装置等を提供する。
【解決手段】生成装置は、所望の音像の方向に対応する、予め測定した両耳までの伝達特性を音源信号に畳み込み、第一装置に出力する直接音成分を生成する直接音生成部と、予め特定の室内で測定した受聴位置までの伝達特性の残響音成分に対応するものを音源信号に畳み込み、第二装置に出力する残響音成分を生成する残響音生成部と、を含み、第一装置は受聴者に装着され音を出力する装置であり、第二装置は受聴者に装着されずに音を出力する装置であり、受聴者は第一装置の装着時に外耳道入り口の全て、または一部を開放した状態となる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
所望の音像の方向に対応する、予め測定した両耳までの伝達特性を音源信号に畳み込み、第一装置に出力する直接音成分を生成する直接音生成部と、
予め特定の室内で測定した受聴位置までの伝達特性の残響音成分に対応するものを前記音源信号に畳み込み、第二装置に出力する残響音成分を生成する残響音生成部と、を含み、
前記第一装置は受聴者に装着され音を出力する装置であり、前記第二装置は前記受聴者に装着されずに音を出力する装置であり、前記受聴者は前記第一装置の装着時に外耳道入り口の全て、または一部を開放した状態となる、
生成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1の生成装置であって、
前記受聴者から前記所望の音像までの距離を特定し、前記距離に対応する直間比に応じた直接音ゲインと残響音ゲインとの少なくとも何れかを取得するゲイン取得部と、
前記直接音成分に前記直接音ゲインを乗じる、または、前記残響音成分に前記残響音ゲインを乗じる乗算部、を含む、
生成装置。
【請求項3】
所望の音像の方向に対応する、予め測定した両耳までの伝達特性を音源信号に畳み込んで得られる直接音成分を再生する第一装置と、
予め特定の室内で測定した受聴位置までの伝達特性の残響音成分に対応するものを前記音源信号に畳み込んで得られる残響音成分を再生する第二装置と、を含み、
前記第一装置は受聴者に装着され音を出力する装置であり、前記第二装置は前記受聴者に装着されずに音を出力する装置であり、前記受聴者は前記第一装置の装着時に外耳道入り口の全て、または一部を開放した状態となる、
再生システム。
【請求項4】
所望の音像の方向に対応する、予め測定した両耳までの伝達特性を音源信号に畳み込み、第一装置に出力する直接音成分を生成する直接音生成ステップと、
予め特定の室内で測定した受聴位置までの伝達特性の残響音成分に対応するものを前記音源信号に畳み込み、第二装置に出力する残響音成分を生成する残響音生成ステップと、を含み、
前記第一装置は受聴者に装着され音を出力する装置であり、前記第二装置は前記受聴者に装着されずに音を出力する装置であり、前記受聴者は前記第一装置の装着時に外耳道入り口の全て、または一部を開放した状態となる、
生成方法。
【請求項5】
第一装置が、所望の音像の方向に対応する、予め測定した両耳までの伝達特性を音源信号に畳み込んで得られる直接音成分を再生するステップと、
第二装置が、予め特定の室内で測定した受聴位置までの伝達特性の残響音成分に対応するものを前記音源信号に畳み込んで得られる残響音成分を再生するステップと、を含み、
前記第一装置は受聴者に装着され音を出力する装置であり、前記第二装置は前記受聴者に装着されずに音を出力する装置であり、前記受聴者は前記第一装置の装着時に外耳道入り口の全て、または一部を開放した状態となる、
再生方法。
【請求項6】
請求項1の生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項7】
所望の音像の方向に対応する、予め測定した両耳までの伝達特性を音源信号に畳み込み、第一装置に出力する直接音成分を生成する直接音生成部と、
前記第一装置および第二装置で音声信号を再生した場合に任意の位置に音像を定位させるための、予め測定したゲインを保存するゲイン保存部と、
前記所望の音像の位置に対応するゲインを前記ゲイン保存部から取り出し、直接音ゲインと残響音ゲインとの少なくとも何れかを取得するゲイン取得部と、
前記直接音成分に前記直接音ゲインを乗じる、または、前記音源信号に対応する信号に前記残響音ゲインを乗じる乗算部、を含み、
前記第一装置は受聴者に装着され音を出力する装置であり、前記第二装置は前記受聴者に装着されずに音を出力する装置であり、前記受聴者は前記第一装置の装着時に外耳道入り口の全て、または一部を開放した状態となる、
生成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間音響再生技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
空間音響再生をする上で、スピーカ11と受聴者12の間に音像を作ることは一般的に困難である。言い換えると、受聴者12から見てスピーカ11の奥に音像を作ることはできるが、スピーカ11の手前に音像を作ることは困難である(図1参照)。
【0003】
スピーカと受聴者の間に音像を作る技術として、非特許文献1が知られている。非特許文献1では、複数のスピーカから放射した音がスピーカの前に焦点をつくるように目標となる音場を設定して、設置したスピーカよりも客席に近い焦点位置まで飛び出す仮想音源を実現できる。
【0004】
また、図2のように受聴者12の近傍と遠方の2つのスピーカ13,14から、遅延を調整した同じ音を再生し、合成音像を作成する従来技術が知られている。受聴者は残響音成分の有無を、音像の距離感の判断に用いると考えられることから、各スピーカ出力のゲインを変化させ直間比を制御して、合成音像の距離を制御することができる。ここで、直間比とは、受聴点における直接音と間接音(残響音成分)のパワー比である。
【0005】
また、イヤホン13を用いて再生をする場合、頭内定位を感じやすい(図3参照)。イヤホンを用いて頭外定位を実現するには、事前に方向・距離に応じたBRIR(binaural room impulse response,特定の室内で測定した両耳までの伝達特性)を測定し、音源に畳み込んで再生する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
堤公孝、高田英明、「客席まで飛び出す音響を実現する波面合成音響技術」、p.24-28、[online]、2017.10、NTT技術ジャーナル、[令和5年7月24日検索]、インターネット<URL:https://journal.ntt.co.jp/backnumber2/1710/files/JN20171024.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、非特許文献1では、数多くのスピーカ(非特許文献1の例では240チャネル)と再生システムが必要となり、システム規模を小さくするのは困難である。
【0008】
また、図2の従来技術では、受聴者が動いた場合や、受聴者が複数人いる場合、スピーカと受聴点の距離が変わり、距離に基づく遅延量設定を誤ると音像が合成音像とはならず、2重に聞こえてしまうという問題がある。
【0009】
BRIRを音源に畳み込む手法では、事前のBRIR測定が必要であり、測定コストが大きいという問題がある。また、伝達特性の個人依存性により、頭外定位させることが困難である場合がある。
【0010】
本発明は、再生システムのコストや事前BRIR測定のコストを抑え、2重に聞こえず、スピーカと受聴者の間に音像を作ることができる信号の生成装置、再生システム、生成方法、再生方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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