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公開番号2025134083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-16
出願番号2024061898
出願日2024-04-08
発明の名称流体管の交換工法
出願人コスモ工機株式会社
代理人創和国際特許事務所弁理士法人
主分類F16L 55/00 20060101AFI20250908BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】既設の流体管を筐体に接続したまま残存させることなく、新設の流体管に交換することができる流体管の交換工法を提供すること。
【解決手段】上部筐体3a及び下部筐体3b同士の分割面間を密封する第1シール部としてのシール材20と、筐体3の接続開口6cの内周面に周方向に延設される第2シール部としてのシール材30,30Aと、仕切弁4と、を備える制流装置1を用いて、既設の流体管2を新設の流体管2Aに交換する工法であって、シール材20とは別個に環状に形成されるシール材30Aを、筐体3における仕切弁4により管内流体から遮断された遮断側の接続開口6cの内周面に配置する工程と、筐体3における遮断側の接続開口6cに新設の流体管2Aを挿入し、シール材20とシール材30Aとの密接により筐体3に新設の流体管2Aを密封状に接続する工程と、を備える。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
既設の流体管に取付けられ、管軸に沿うように分割可能な複数の分割筐体からなる筐体と、前記分割筐体同士の分割面間を密封する第1シール部と、前記筐体の接続開口の内周面に周方向に延設される第2シール部と、該筐体内における前記既設の流体管の切断箇所に設置される制流体と、を備える制流装置を用いて、前記既設の流体管を新設の流体管に交換する流体管の交換工法であって、
前記第1シール部とは別個に環状に形成される前記第2シール部を、前記筐体における前記制流体により管内流体から遮断された遮断側の接続開口の内周面または新設の流体管の外周に配置する工程と、
前記筐体における前記遮断側の接続開口に新設の流体管を挿入し、前記第1シール部と前記第2シール部との密接により前記筐体に前記新設の流体管を密封状に接続する工程と、を備えることを特徴とする流体管の交換工法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記筐体内に前記制流体を設置した後、前記遮断側の接続開口に残存している既設の流体管と、該既設の流体管と前記筐体とを密封するシール部とを撤去する工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の流体管の交換工法。
【請求項3】
前記新設の流体管を挿入する際には、該新設の流体管に無端環状に形成された前記第2シール部を外嵌することを特徴とする請求項1または2に記載の流体管の交換工法。
【請求項4】
前記第1シール部は、前記分割筐体各々の分割面に挟圧されて内径側に膨出することで前記第2シール部に密接する当接部を有することを特徴とする請求項1に記載の流体管の交換工法。
【請求項5】
前記分割筐体のうち少なくとも一方は、前記第1シール部の前記当接部を内径側に膨出するように案内する案内部を備えることを特徴とする請求項4に記載の流体管の交換工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、既設の流体管の所定箇所に制流装置を設置して該既設の流体管を新設の流体管に交換する流体管の交換工法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、既設の流体管における所定領域の一次側(上流側)及び二次側(下流側)に、該流体管に沿って密封状に取付けられる筐体と、該筐体の内部における流体管の切断箇所に挿入される制流体と、を備える制流装置を設置し、制流体により水やガス等の流体の所定領域への進入を遮断することで、所定領域の既設の流体管を撤去して新設の流体管に交換することがある。
【0003】
この種の制流装置を用いて流体管を交換する工法として、例えば、所定領域の一次側及び二次側に設置した制流装置同士をバイパス管にて接続した後、制流体により流体の所定領域への進入を遮断して流路をバイパス管側に変更した状態で、所定領域の既設の流体管を切断装置にて切断し、切断した箇所に新設の流体管を接続して所定領域の流体管を交換するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、上記特許文献1に記載の制流装置の筐体は、流体管の管軸に沿って分割された上下の分割筐体を有し、一方の分割筐体には、流体管の接続開口の内周面に沿って半円弧状のシール材が設けられ、他方の分割筐体には、流体管の接続開口の内周面に沿って配置される半円弧状のシール部と、流体管の管軸に沿って延設されるシール部とが一体化されてなるシール材が設けられ、流体管にこれら分割筐体同士を外嵌してボルト・ナットにより緊締することで、上下の分割筐体がこれらシール材を介して流体管に密封状に取付けられるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-119559号公報(第5~6頁、第1~5図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の制流装置にあっては、所定領域における既設の管路を撤去した後、筐体に接続されたまま残存している既設の流体管に新設の流体管を接続することで、新たな管路を構成している。
【0007】
この場合、筐体には切断面が形成された既設の流体管が残存したままとなるので、残存した既設の流体管を筐体から抜き取り、新設の流体管を接続開口に挿入して接続することが望まれる。しかし、一方の分割筐体の接続開口に設けられている半円弧状のシール材と、他方の分割筐体に設けられているシール材を構成する半円弧状のシール部とが別部材にて構成されていることで、新設の流体管を接続開口に挿入する際に、これらのシール材の分割端面が管軸方向にずれたり、内径側に突出して流体管と接触して損傷したりすることで漏水が生じる虞がある。よって、当該既設の流体管を新設の流体管に交換することができないという問題があった。
【0008】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、既設の流体管を筐体に接続したまま残存させることなく、新設の流体管に交換することができる流体管の交換工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明の流体管の交換工法は、
既設の流体管に取付けられ、管軸に沿うように分割可能な複数の分割筐体からなる筐体と、前記分割筐体同士の分割面間を密封する第1シール部と、前記筐体の接続開口の内周面に周方向に延設される第2シール部と、該筐体内における前記既設の流体管の切断箇所に設置される制流体と、を備える制流装置を用いて、前記既設の流体管を新設の流体管に交換する流体管の交換工法であって、
前記第1シール部とは別個に環状に形成される前記第2シール部を、前記筐体における前記制流体により管内流体から遮断された遮断側の接続開口の内周面または新設の流体管の外周に配置する工程と、
前記筐体における前記遮断側の接続開口に新設の流体管を挿入し、前記第1シール部と前記第2シール部との密接により前記筐体に前記新設の流体管を密封状に接続する工程と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、第2シール部が環状であることで、制流体により管内流体と遮断された遮断側の接続開口に新設の流体管を外部から挿入しても、第2シール部を第1シール部に容易に密接させることができ、漏洩が生じる虞がないので、切断された既設の流体管を筐体に残存させることなく、新設の流体管に交換することができる。
【0010】
前記筐体内に前記制流体を設置した後、前記遮断側の接続開口に残存している既設の流体管と、該既設の流体管と前記筐体とを密封するシール部とを撤去する工程を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体に残存している既設の流体管と、この流体管と筐体とを密封するシール部を引抜いて撤去することで、新設の流体管を筐体に接続することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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