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公開番号2025134051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025120364,2024074421
出願日2025-07-17,2020-05-13
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 25/07 20060101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】インダクタンスを低減できる半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置1は、主面10aを有する基板10と、基板10の主面10aに実装される半導体素子40と、駆動パッド21と、複数の駆動ワイヤ60と、を含む。半導体素子40は、基板10の主面10aと同じ方向を向く表面40aと、表面40aに形成された駆動電極41とを有し、SiCを含む。複数の駆動ワイヤ60は、互いに離間した状態で駆動電極41と駆動パッド21とを接続する。複数の駆動ワイヤ60は、最も離間している組み合せを構成する第1駆動ワイヤ61及び第2駆動ワイヤ62を含む。第1駆動ワイヤ61及び第2駆動ワイヤ62は、基板10の主面10aに対して垂直な方向である第1方向からみて、駆動電極41側よりも駆動パッド21側の方が離れるように駆動電極41と駆動パッド21とに接続されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
主面を有する基板と、
前記主面に実装され、前記主面と同じ方向を向く表面と、前記表面に形成された駆動電極とを有し、SiCを含む半導体素子と、
駆動パッドと、
互いに離間した状態で前記駆動電極と前記駆動パッドとを接続する複数の駆動ワイヤと、を備え、
前記複数の駆動ワイヤは、最も離間している組み合せを構成する第1駆動ワイヤ及び第2駆動ワイヤを含み、
該第1駆動ワイヤ及び第2駆動ワイヤは、前記主面に対して垂直な方向である第1方向からみて、前記駆動電極側よりも前記駆動パッド側の方が離れるように前記駆動電極と前記駆動パッドとに接続されている
半導体装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第1方向と直交する方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とすると、
前記半導体素子と前記駆動パッドとは少なくとも前記第2方向にずれており、
前記複数の駆動ワイヤは、前記第3方向に離間して配列されており、
前記第1駆動ワイヤ及び前記第2駆動ワイヤは、前記複数の駆動ワイヤのうちの前記第3方向の両端にある駆動ワイヤである
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記半導体装置は、
前記駆動電極上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜の一部に前記駆動電極を露出するように形成された開口部と、
を有し、
前記開口部は、前記第1方向からみて、前記第2方向を短辺方向とし、前記第3方向を長辺方向とする矩形状に形成され、
前記第3方向における前記駆動パッドの大きさは、前記第3方向における前記開口部の大きさよりも大きい
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第3方向における前記駆動パッドの大きさは、前記第3方向における前記半導体素子の大きさよりも大きい
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1駆動ワイヤは、前記第3方向における前記開口部の端部に露出した前記駆動電極に接続されている
請求項3又は4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1駆動ワイヤ及び前記第2駆動ワイヤはそれぞれ、前記駆動電極に接続されている駆動電極側端部と、前記駆動パッドに接続されている駆動パッド側端部とを有し、
前記第1方向からみて、前記第1駆動ワイヤ及び前記第2駆動ワイヤのそれぞれの前記駆動電極側端部は、前記第2方向において揃った状態で前記第3方向に配列されている
請求項2~5のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1駆動ワイヤ及び前記第2駆動ワイヤはそれぞれ、前記駆動電極に接続されている駆動電極側端部と、前記駆動パッドに接続されている駆動パッド側端部とを有し、
前記第1方向からみて、前記第1駆動ワイヤ及び前記第2駆動ワイヤのそれぞれの前記駆動電極側端部は、前記第2方向にずれている
請求項2~5のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
主面を有する基板と、
前記主面に実装され、前記主面と同じ方向を向く表面と、前記表面に形成された駆動電極とを有し、SiCを含む半導体素子と、
駆動パッドと、
互いに離間した状態で前記駆動電極と前記駆動パッドとを接続する複数の駆動ワイヤと、を備え、
前記半導体素子は、
前記駆動電極上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜の一部に前記駆動電極を露出するように形成された開口部と、
を有し、
前記主面に対して垂直な方向を第1方向とし、前記第1方向と直交する方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とすると、
前記開口部は、前記第1方向からみて、前記第2方向を短辺方向とし、前記第3方向を長辺方向とする矩形状に形成され、
前記複数の駆動ワイヤは、最も離間している組み合わせを構成する第1駆動ワイヤ及び第2駆動ワイヤを含み、
前記駆動電極は、前記開口部によって露出している露出領域を有し、
前記露出領域は、前記第3方向の両端部である第1露出端部及び第2露出端部を有し、
前記第1駆動ワイヤは、前記露出領域の前記第3方向の中央部よりも前記第1露出端部側に接続され、
前記第2駆動ワイヤは、前記露出領域の前記第3方向の中央部よりも前記第2露出端部側に接続されている
半導体装置。
【請求項9】
前記半導体素子と前記駆動パッドとは少なくとも前記第2方向にずれており、
前記複数の駆動ワイヤは、前記第3方向に離間して配列されており、
前記第1駆動ワイヤ及び前記第2駆動ワイヤは、前記複数の駆動ワイヤのうちの前記第3方向の両端にある駆動ワイヤである
請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第3方向における前記駆動パッドの大きさは、前記第3方向における前記開口部の大きさよりも大きい
請求項8又は9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 4,600 文字)【背景技術】
【0002】
半導体装置は、基板と、基板に実装されたパワートランジスタ等の半導体素子と、半導体素子のソース電極と複数の駆動ワイヤを介して接続される駆動パッドを有する駆動リードと、半導体素子のゲート電極と制御ワイヤを介して接続される制御パッドを有する制御リードと、半導体素子を少なくとも封止する封止樹脂とを備える(例えば、特許文献1及び2参照)。また、特許文献2において、駆動リードは、封止樹脂から突出する駆動端子を備える。半導体素子は、半田によって基板に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-174951号公報
特開2016-152242号公報
【0004】
[概要]
例えば特許文献1の半導体装置では、3本の駆動ワイヤが僅かに離間した状態で隣り合うように配置されている。このため、3本の駆動ワイヤがソース電極と駆動パッドとに接続されることにより、1本の駆動ワイヤの構成と比較して、インダクタンスを低減できるものの、複数の駆動ワイヤの配置関係に起因するインダクタンスの低減についてはなお改善の余地がある。なお、このような問題は、スイッチング素子に限られず、スイッチング素子に代えてダイオードを備える半導体装置についても同様に生じる場合がある。
【0005】
また、例えば特許文献2の半導体装置では、基板が封止樹脂の裏面から露出することによって半導体素子の放熱性を向上させている。しかし、基板が封止樹脂の裏面から露出しているため、駆動端子と基板との間の絶縁耐力の向上について改善の余地がある。
【0006】
本開示の一態様の半導体装置は、主面を有する基板と、前記主面に実装され、前記主面と同じ方向を向く表面と、前記表面に形成された駆動電極とを有し、SiCを含む半導体素子と、駆動パッドと、互いに離間した状態で前記駆動電極と前記駆動パッドとを接続する複数の駆動ワイヤと、を備え、前記複数の駆動ワイヤは、最も離間している組み合せを構成する第1駆動ワイヤ及び第2駆動ワイヤを含み、該第1駆動ワイヤ及び第2駆動ワイヤは、前記主面に対して垂直な方向である第1方向からみて、前記駆動電極側よりも前記駆動パッド側の方が離れるように前記駆動電極と前記駆動パッドとに接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態の半導体装置の斜視図である。
図2は、図1の半導体装置の内部構造を示す平面図である。
図3は、図1の半導体装置の裏面図である。
図4は、図1の4-4線の模式的な断面図である。
図5は、図1の5-5線の模式的な断面図である。
図6は、図2の半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図7は、第1実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図8は、第1実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図9は、第1実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図10は、第1実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図11は、第1実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図12は、第2実施形態の半導体装置の斜視図である。
図13は、図12の半導体装置の内部構造を示す平面図である。
図14は、図12の半導体装置の裏面図である。
図15は、図13の半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図16は、第2実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図17は、第2実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図18は、第2実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図19は、第2実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図20は、第2実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図21は、第2実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図22は、第3実施形態の半導体装置の斜視図である。
図23は、図22の半導体装置の内部構造を示す平面図である。
図24は、図22の半導体装置の裏面図である。
図25は、図23の半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図26は、第3実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図27は、第3実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図28は、第3実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図29は、第3実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図30は、第3実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図31は、第3実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図32は、第4実施形態の半導体装置について、その内部構造を示す平面図である。
図33は、第4実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図34は、各実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図35は、第5実施形態の半導体装置の斜視図である。
図36は、図35の半導体装置の内部構造を示す平面図である。
図37は、図35の半導体装置の裏面図である。
図38は、図35の38-38線の模式的な断面図である。
図39は、図35の39-39線の模式的な断面図である。
図40は、図36の半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図41は、比較例の半導体装置の平面図である。
図42は、図41の模式的な断面図である。
図43は、第5実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図44は、第5実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図45は、第5実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図46は、第5実施形態の半導体装置の斜視図である。
図47は、図46の半導体装置の内部構造を示す平面図である。
図48は、図46の半導体装置の裏面図である。
図49は、図46の49-49線の模式的な断面図である。
図50は、図46の50-50線の模式的な断面図である。
図51は、図47の半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図52は、第6実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図53は、第6実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図54は、第6実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図55は、第6実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図56は、第6実施形態の半導体装置の変更例について、半導体装置の模式的な断面図である。
図57は、第6実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図58は、図57の58-58線の模式的な断面図である。
図59は、各実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図60は、各実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図61は、図60の半導体装置の側面図である。
図62は、各実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図63は、各実施形態の半導体装置の変更例について、半導体素子及びその周辺の拡大図である。
図64は、各実施形態の半導体装置の変更例について、半導体装置の模式的な断面図である。
図65は、各実施形態の半導体装置の変更例について、半導体装置の模式的な断面図である。
【0008】
[詳細な説明]
以下、半導体装置の実施形態について図面を参照して説明する。以下に示す実施形態は、技術的思想を具体化するための構成や方法を例示するものであり、各構成部品の材質、形状、構造、配置、寸法等を下記のものに限定するものではない。以下の実施形態は、種々の変更を加えることができる。
【0009】
(第1実施形態)
図1~図11を参照して、半導体装置の第1実施形態について説明する。なお、図4及び図5の断面図について、便宜上、ハッチングを省略して示している。
【0010】
図1に示すように、半導体装置1は、基板10と、駆動リード20と、制御リード30と、基板10の主面10aに実装された半導体素子40と、半導体素子40を封止する封止樹脂50とを備える。駆動リード20は、封止樹脂50から突出したアウターリード20A、及び封止樹脂50内に設けられ、アウターリード20Aと電気的に接続されたインナーリード20Bを有する。本実施形態では、アウターリード20A及びインナーリード20Bは一体化された単一部品である。制御リード30は、封止樹脂50から突出したアウターリード30A、及び封止樹脂50内に設けられ、アウターリード30Aと電気的に接続されたインナーリード30Bを有する。本実施形態では、アウターリード30A及びインナーリード30Bは一体化された単一部品である。半導体装置1の封止樹脂50の横寸法L2は、10mm以下が好ましい。本実施形態の半導体装置1は、パッケージ外形規格(JEITA規格)がTO(Transistor Outline)-252のパッケージである。詳細には、半導体装置1の縦寸法L1が9.5mm~10.50mm、横寸法L2が6.4mm~6.8mm、厚さ寸法L3が2.1mm~2.3mmである。また、半導体装置1は、封止樹脂50の1つの面から駆動リード20のアウターリード20A及び制御リード30のアウターリード30Aがそれぞれ延びる、いわゆるSIP(Single Inline Package)タイプである。
(【0011】以降は省略されています)

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