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公開番号2025133460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031422
出願日2024-03-01
発明の名称電子部品の筐体構造
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 5/06 20060101AFI20250904BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】筐体内の圧力変化によって、筐体内に溜まった水分が電子部品を破損させることを防止する。
【解決手段】筐体構造は、筐体、収納空間(Ra1)、及び排気経路(Pe)を備える。筐体は、互いに嵌合される第1筐体(10)及び第2筐体(40)を含む。収納空間(Ra1)は、第1筐体(10)と第2筐体(40)とが嵌合されることで形成され、電子部品(20A、20B)を収納する。排気経路(Pe)は、収納空間(Ra1)の外側に設けられ、第1筐体(10)と第2筐体(40)との嵌合部分(K)と、筐体の外部との間を連通する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
互いに嵌合される第1筐体及び第2筐体を含む筐体と、
前記第1筐体と前記第2筐体とが嵌合されることで形成される、電子部品を収納する収納空間と、
前記収納空間の外側に設けられ、前記第1筐体と前記第2筐体との嵌合部分と、前記筐体の外部との間を連通する排気経路とを備える、電子部品の筐体構造。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記嵌合部分は、前記第2筐体の側面と前記第1筐体の裏面の一部とが対向する部分であり、
前記排気経路は、前記第2筐体の側面と前記第1筐体の裏面の一部との間の空気を前記筐体の外部に排出する経路である、請求項1に記載の電子部品の筐体構造。
【請求項3】
前記収納空間は、前記第1筐体の裏面側に設けられた第1収納空間と、前記第2筐体に設けられた第2収納空間とを含み、
前記第1筐体は、前記第1筐体の裏面において前記第1収納空間と分離された空間であって、前記第1収納空間の周囲に形成された内部空間を含み、
前記第1筐体の内部空間は、前記排気経路の一部であり、前記嵌合部分及び前記筐体の外部とに連通する、請求項1又は2に記載の電子部品の筐体構造。
【請求項4】
前記第1筐体は、
前記第1筐体の裏面を含み、前記裏面側が窪んだ円盤形状を有する外壁と、
前記第2筐体の側面と対面し、前記外壁の裏面から前記第2筐体側へ延びる内壁と、
前記外壁に設けられ、前記第1筐体の内部空間と前記第1筐体の外部とに連通する第1排気孔とをさらに備え、
前記第1収納空間は、前記内壁に囲まれた空間であり、
前記第1筐体の内部空間は、前記内壁と前記外壁との間に設けられ、
前記内壁は、前記嵌合部分と前記第1筐体の内部空間とに連通する第2排気孔を有し、
前記排気経路は、前記第1筐体の内部空間と、前記第1排気孔及び前記第2排気孔とを含む、請求項3に記載の電子部品の筐体構造。
【請求項5】
前記第1筐体は、さらに排水経路を備え、
前記排水経路は、前記第1筐体の内部空間において前記第1排気孔及び前記第2排気孔より底部に設けられ、前記第1筐体の内部空間から前記第1筐体の外部に連通する、請求項4に記載の電子部品の筐体構造。
【請求項6】
前記第1筐体は、前記排水経路として、前記外壁の外縁に、前記第1筐体の内部空間及び前記第1筐体の外部に連通する排水孔を有する、請求項5に記載の電子部品の筐体構造。
【請求項7】
前記第1筐体の底面と、前記第2筐体の底面の少なくとも一部とを覆う板状部材をさらに備え、
前記板状部材は、第1排水孔及び第2排水孔を有し、
前記第1排水孔は、前記第1筐体の内部空間と連通し、
前記第2排水孔は、前記嵌合部分と連通する、請求項5に記載の電子部品の筐体構造。
【請求項8】
前記第1筐体と前記第2筐体との間に設けられた防水緩衝部材をさらに備える、請求項1又は2に記載の電子部品の筐体構造。
【請求項9】
前記複数の電子部品は、在車センサが搭載された回路基板を含む、請求項1又は2に記載の電子部品の筐体構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品の筐体構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アンテナを収納する平面型のアンテナカバーにおいて、温度変化に伴うアンテナカバー内部の圧力変化により、アンテナカバーやその他部品が破損や変形することを防止するための技術が開示されている。このアンテナカバーは、矩形形状の前カバーと後カバーとを有し、前カバーと後カバーとの間にアンテナ基板が嵌め込まれる。前カバーの角には外部に連通する呼吸穴が設けられ、後カバーとの当接面を通して、アンテナカバー内部の圧力の昇降を抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-44735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術はアンテナ基板が収納された密閉空間の圧力の昇降をある程度抑制する。しかしながら、2つの筐体を嵌合させて電子部品等を収納する筐体構造が地面等に平置きされる場合、例えば昼夜の寒暖差による内部の圧力上昇、又は防水パッキンのゆるみ等によって、筐体の底部に入り込んだ雨水等の水分が嵌合部分から吸い上げられ、電子部品の収納空間に入り込む場合がある。収納空間に雨水等が入り込むことで電子部品が破損する恐れがある。
【0005】
本開示は、筐体内の圧力変化によって筐体の底部に溜まった水分が電子部品を破損させることを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る電子部品の筐体構造は、筐体、収納空間、及び排気経路を備える。筐体は、互いに嵌合される第1筐体及び第2筐体を含む。収納空間は、第1筐体と第2筐体とが嵌合されることで形成され、電子部品を収納する。排気経路は、収納空間の外側に設けられ、第1筐体と第2筐体との嵌合部分と、筐体の外部との間を連通する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、筐体内の圧力変化によって筐体の底部に溜まった水分が電子部品を破損させることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電子部品の筐体構造の外観を示す斜視図である。
図2は、電子部品の筐体構造の分解斜視図である。
図3は、電子部品の筐体構造の概略上面図である。
図4は、図3に示す電子部品の筐体構造のIV-IV線における概略断面図である。
図5は、上部筐体の裏面の一部を示す図である。
図6は、取付板の裏面を表す模式図である。
図7Aは、変形例(1)における電子部品の筐体構造の斜視図である。
図7Bは、図7Aに示す電子部品の筐体構造の上面図である。
図7Cは、図7Bに示す電子部品の筐体構造におけるVIIC-VIIC線の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施形態に係る電子部品の筐体構造について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
図1は、本実施形態に係る電子部品の筐体構造1の外観を示す斜視図である。以下、電子部品の筐体構造を筐体構造1と記載する。本実施形態における筐体構造1は、例えば、屋外に設置される在車センサ等に用いられる。以下、図1及び図2~図5を参照し、筐体構造1の構成について具体的に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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