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公開番号2025133603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031644
出願日2024-03-01
発明の名称画像形成装置の定着装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250904BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】センサ交換後の温度ずれのリスクを低減させることができる画像形成装置の定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置10は、定着ベルト14に接触する接触サーミスタ20と、定着ベルト14に接触しないサーモパイル22とを有し、所定の条件下のイニシャル動作で接触サーミスタ20の検知結果と、サーモパイル22の検知結果とを比較し、サーモパイル22の検知結果を補正する制御マイコン30と、を含み、制御マイコン30は、補正値が予め定められた最大値を超えたときは、補正に用いる補正値を初期化する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
定着ベルトに接触する接触式温度検出部と、前記定着ベルトに接触しない非接触式温度検出部とを有し、
所定の条件下のイニシャル動作で前記接触式温度検出部の検知結果と、前記非接触式温度検出部の検知結果とを比較し、前記非接触式温度検出部の検知結果を補正する制御部と、を含み、
前記制御部は、補正に用いる補正値が予め定められた最大値を超えたときは、前記補正に用いる補正値を初期化する、画像形成装置の定着装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記補正に用いる補正値を記憶する記憶部を有し、
前記制御部は、前記イニシャル動作で取得した補正値と前記補正に用いる補正値とを比較し、絶対値が大きい方の補正値を補正に用いるとともに、前記記憶部に記憶された前記補正に用いる補正値を上書きする、請求項1に記載の画像形成装置の定着装置。
【請求項3】
前記制御部は、サーバに接続され、
前記補正に用いる補正値を初期化するときは、前記非接触式温度検出部の不良として、前記サーバを介して外部のコントロールセンタに通知する、請求項1に記載の画像形成装置の定着装置。
【請求項4】
前記イニシャル動作は複数回行われ、
前記制御部は、前回のイニシャル動作で取得した補正値と、今回のイニシャル動作で取得した補正値とを比較し、所定量の差があった時、前記非接触式温度検出部の不良として前記サーバを介して外部のコントロールセンタに通知するとともに、前記記憶部に記憶された前記補正に用いる補正値を初期化する、請求項3に記載の画像形成装置の定着装置。
【請求項5】
前記記憶部に記憶された前記補正に用いる補正値の初期化においては、前記イニシャル動作で取得した補正値を補正値とする、請求項2に記載の画像形成装置の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置の定着装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置の定着装置において、そのウオームアップ時における非接触温度検出部が検出した温度の単位時間当たりの変化率と、定着ユニット内に設けられた接触温度検出部が検出した温度に対する補正値との関係を表し、予め導出された関係情報に基づいて補正値を得るとともに、当該補正値を用いて、非接触温度検出部が検出した温度を補正して加熱部の動作を制御する画像形成装置の定着装置が、例えば、特開2021-124555号公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-124555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成装置において、定着装置のウオームアップ時において、非接触温度検出部が検出した温度を補正して加熱部の動作を制御する画像形成装置は上記のように構成されていた。一方、このような定着装置において、センサ温度異常によるトラブル発生時に補正値が最大値に達し、センサ交換を実施して異常を解消したが、次回の補正値測定のタイミングまで、最大値に達した補正値を使用することになり、検知温度のずれによる定着不良やホットオフセット等のリスクが生じるという問題があった。
【0005】
本開示は上記のような問題点を解消するためになされたもので、センサ交換後の温度ずれのリスクを低減させることができる画像形成装置の定着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この開示に係る画像形成装置の定着装置は、定着ベルトに接触する接触式温度検出部と、定着ベルトに接触しない非接触式温度検出部とを有し、所定の条件下のイニシャル動作で接触式温度検出部の検知結果と、非接触式温度検出部の検知結果とを比較し、非接触式温度検出部の検知結果を補正する制御部と、を含み、制御部は、補正に用いる補正値が予め定められた最大値を超えたときは、補正に用いる補正値を初期化する。
【0007】
好ましくは、制御部は、補正に用いる補正値を記憶する記憶部を有し、制御部は、イニシャル動作で取得した補正値と補正に用いる補正値とを比較し、絶対値が大きい方の補正値を補正に用いるとともに、記憶部に記憶された補正値を上書きする。
【0008】
さらに好ましくは、制御部は、サーバに接続され、補正に用いる補正値を初期化するときは、非接触式温度検出部の不良として、サーバを介して外部のコントロールセンタに通知する。
【0009】
イニシャル動作は複数回行われ、前回のイニシャル動作で取得した補正値と、今回のイニシャル動作で取得した補正値とを比較し、所定量の差があった時、非接触式温度検出部の不良としてサーバを介して外部のコントロールセンタに通知するとともに、記憶部に記憶された補正値を初期化してもよい。
【0010】
記憶部に記憶された補正値の初期化においては、イニシャル動作で取得した補正値を補正値としてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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