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公開番号2025135363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033168
出願日2024-03-05
発明の名称ファクシミリ装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 1/32 20060101AFI20250910BHJP(電気通信技術)
要約【課題】電圧検知用の回路を別途追加することなく、ファックス回線ケーブルの誤接続・未接続を検知可能なファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】外部のファクシミリ装置とファックス画像データを送受信するFAX通信機能と、外部電話に切り替えて通話可能な電話通話機能とを有するファクシミリ装置であって、ファックス回線ケーブルを接続すべき第1端子と、外部電話を接続すべき第2端子と、第1端子に接続され、交換機の回線電圧を検知する回線電圧検知部と、第2端子と回線電圧検知部の接続を切り替える切替部と、モデム、回線電圧検知部および切替部を制御する制御部とを備え、制御部は、第1端子のみを回線電圧検知部に接続した場合に回線電圧検知部が検知した第1回線電圧と、第1端子および第2端子を回線電圧検知部に接続した場合に回線電圧検知部が検知した第2回線電圧とに基づき、ファックス回線ケーブルの接続状態を判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外部のファクシミリ装置と交換機およびモデムを介してファックス画像データを送受信するFAX通信機能と、外部電話に切り替えて通話可能な電話通話機能とを有するファクシミリ装置であって、
ファックス回線ケーブルを接続すべき第1端子と、
前記外部電話を接続すべき第2端子と、
前記第1端子に接続され、前記交換機の回線電圧を検知する回線電圧検知部と、
さらに前記第2端子を前記回線電圧検知部に接続すべきか否かを切り替える切替部と、
前記モデム、前記回線電圧検知部および前記切替部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記切替部を制御して、前記第1端子のみを前記回線電圧検知部に接続した場合に前記回線電圧検知部が検知した第1回線電圧と、前記第1端子および前記第2端子を前記回線電圧検知部に接続した場合に前記回線電圧検知部が検知した第2回線電圧とに基づき、前記ファックス回線ケーブルの接続状態を判定することを特徴とするファクシミリ装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第2端子に接続され、双方向タイプのフォトカプラに流れる電流に基づきオフフック状態になったか否かを検知するフック検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記ファックス回線ケーブルの接続状態の検知をする際、前記第2端子が前記回線電圧検知部に接続されておらず、かつ、前記回線電圧検知部が前記交換機の回線電圧を検知していない場合に、前記フック検知部が前記オフフック状態を検知したとき、前記切替部を制御して前記第2端子を前記回線電圧検知部に接続し、前記回線電圧検知部が前記交換機の回線電圧を検知していない場合は、前記ファックス回線ケーブルが未接続であると判定し、一方、前記回線電圧検知部が前記交換機の回線電圧を検知した場合は、前記ファックス回線ケーブルが誤って接続されていると判定する請求項1に記載のファクシミリ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ファックス回線ケーブルの接続状態の検知をする際、前記第2端子が前記回線電圧検知部に接続されており、かつ、前記回線電圧検知部が前記交換機の回線電圧を検知した場合に、前記切替部を制御して前記第2端子の前記回線電圧検知部への接続を解除し、前記回線電圧検知部が前記交換機の回線電圧を検知した場合は、前記ファックス回線ケーブルが正しく接続されていると判定し、一方、前記回線電圧検知部が前記交換機の回線電圧を検知していない場合は、前記ファックス回線ケーブルが誤って接続されていると判定する請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
【請求項4】
前記制御部は、装置の電源がON・OFFになったタイミング、予め定められたタイミング、あるいは、前記第1端子または前記第2端子にケーブルが接続されたタイミングで前記ファックス回線ケーブルの接続状態の検知を行う請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
【請求項5】
ユーザーに各種情報を表示する表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記ファックス回線ケーブルの接続状態の検知の結果、前記ファックス回線ケーブルの誤接続または未接続を検知した場合、前記表示部に予め定められたエラーメッセ―ジを表示させる請求項1または2に記載のファクシミリ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、ファクシミリ装置に関し、より詳しくは、外部電話を接続可能なファクシミリ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
複合機等のMFP(Multifunctional Peripheral:多機能周辺装置)に設けられたファクシミリ装置の構成として、ファックス回線ケーブルを接続するための端子と、外線電話機を接続するための端子の2つの端子(モジュラージャック)を有する構成が一般的である。
【0003】
これら2つの端子は役割が異なるため、ユーザーはケーブルを正しく接続する必要があるが、両端子の外見が同一であるため、挿し間違いをする可能性がある。
【0004】
このような問題に関連して、従来、モジュラーケーブルの誤接続によって障害や故障などの事象が生じることを予防可能な通信装置の技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。この技術は、外部電話機用の接続端子側に電圧検知用の回路を有し、電話用インターフェースに印加されている電圧を検知し、検知された電圧が予め定められたもの電圧以上と判別された場合に、ユーザーに誤接続の可能性があることを通知する特徴を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-195496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ファックス回線ケーブルの接続状態を検知するために電圧検知用の回路を別途追加するとその分の手間やコストがかかってしまうという問題がある。
【0007】
この開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、電圧検知用の回路を別途追加することなく、ファックス回線ケーブルの誤接続・未接続を検知可能なファクシミリ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この開示によるファクシミリ装置は、外部のファクシミリ装置と交換機およびモデムを介してファックス画像データを送受信するFAX通信機能と、外部電話に切り替えて通話可能な電話通話機能とを有するファクシミリ装置であって、ファックス回線ケーブルを接続すべき第1端子と、前記外部電話を接続すべき第2端子と、前記第1端子に接続され、前記交換機の回線電圧を検知する回線電圧検知部と、さらに前記第2端子を前記回線電圧検知部に接続すべきか否かを切り替える切替部と、前記モデム、前記回線電圧検知部および前記切替部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記切替部を制御して、前記第1端子のみを前記回線電圧検知部に接続した場合に前記回線電圧検知部が検知した第1回線電圧と、前記第1端子および前記第2端子を前記回線電圧検知部に接続した場合に前記回線電圧検知部が検知した第2回線電圧とに基づき、前記ファックス回線ケーブルの接続状態を判定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この開示によれば、ファックス回線ケーブルを接続すべき第1端子のみを回線電圧検知部に接続した場合に前記回線電圧検知部が検知した第1回線電圧と、前記第1端子および外部電話を接続すべき第2端子を前記回線電圧検知部に接続した場合に前記回線電圧検知部が検知した第2回線電圧とに基づき、ファックス回線ケーブルの接続状態を判定することにより、電圧検知用の回路を別途追加することなく、ファックス回線ケーブルの誤接続・未接続を検知可能なファクシミリ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この開示の実施形態1に係るファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。
図1のファクシミリ装置において、ファックス回線ケーブルが間違って接続されているときの説明図である。
図1のファクシミリ装置のファックス回線ケーブルの誤接続・未接続の検知方法を示すフローチャートである。
図1のファクシミリ装置の切替部の初期状態がOFFの場合のファックス回線ケーブルの接続状態の判定を示す表である。
図1のファクシミリ装置において、ファックス回線ケーブルが正しく接続されている場合に切替部をONにしたときの説明図である。
図1のファクシミリ装置において、ファックス回線ケーブルが誤接続されている場合に切替部をONにしたときの説明図である。
図1のファクシミリ装置の切替部の初期状態がONの場合のファックス回線ケーブルの接続状態の判定を示す表である。
この開示の実施形態2のファクシミリ装置のファックス回線ケーブルの誤接続・未接続の検知タイミングの判定からエラーメッセージの表示までの流れを示すフローチャートである。
この開示の実施形態2のファクシミリ装置のファックス回線ケーブルの誤接続・未接続の検知タイミングの例を示す説明図である。図9(A)は起動時型、図9(B)はポーリング型、図9(C)はイベント型のタイミングを示す。
この開示の実施形態2のファクシミリ装置のファックス回線ケーブルの誤接続・未接続の検知時に表示部に表示されるエラーメッセージの一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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