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公開番号
2025132714
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030464
出願日
2024-02-29
発明の名称
リチウムイオン電池
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01M
10/052 20100101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】難燃性の電解液を用いた高性能のリチウムイオン電池を実現する。
【解決手段】リチウムイオン電池100は、正極11及び負極12とそれらの間に設けられるセパレータ13とを有するリチウムイオン電池用の電池要素10と、電池要素10が収容される外装体30と、外装体30内に収容される電解液20とを含む。例えば、このようなリチウムイオン電池100の電解液20として、アミド化合物又はイミド化合物とリチウム塩とを含む深共晶溶媒と、カーボネート化合物とを含むものが用いられる。正極11は、目付が6.5mg/cm
2
とされ、密度が2.7g/cm
3
以上3.3g/cm
3
以下の範囲とされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に設けられるセパレータとを有するリチウムイオン電池用の電池要素と、
前記電池要素が収容される外装体と、
前記外装体内に収容される電解液と、
を含み、
前記電解液は、
アミド化合物又はイミド化合物と、リチウム塩とを含む深共晶溶媒と、
カーボネート化合物と、
を含み、
前記正極は、目付が6.5mg/cm
2
であり、密度が2.7g/cm
3
以上3.3g/cm
3
以下の範囲である、リチウムイオン電池。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記正極は、リチウムニッケルマンガンコバルト酸化物を含む、請求項1に記載のリチウムイオン電池。
【請求項3】
前記電解液は、前記深共晶溶媒の前記アミド化合物としてメチルアセトアミドを含み、前記リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを含む、請求項1に記載のリチウムイオン電池。
【請求項4】
前記電解液は、前記カーボネート化合物としてフルオロエチレンカーボネートを含む、請求項1に記載のリチウムイオン電池。
【請求項5】
前記深共晶溶媒の体積V1と前記カーボネート化合物の体積V2との比率を、V1:V2=1:Xとした場合、Xが0.05以上0.1以下の範囲である、請求項1に記載のリチウムイオン電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウムイオン電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電池の1種として、電解液を用いるリチウムイオン電池が知られている。例えば、炭酸エチレンや炭酸ジエチル等の溶媒に電解質としてヘキサフルオロリン酸リチウムを溶解した非水電解液を用いるリチウムイオン電池や、当該非水電解液に更にリン酸エステルを添加したリチウムイオン電池が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-307768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウムイオン電池は、正極及び負極とそれらの間に設けられるセパレータとを有する電池要素が、電解液と共に、袋や缶等の外装体内に収容される構成を有する。ここで、電解液として、リチウム塩と可燃性の有機溶媒とを含む電解液が用いられるリチウムイオン電池の場合、短絡等によって発火や破裂等が生じる恐れがある。これに対し、例えば、難燃剤を添加した電解液を用いる技術が知られている。しかし、このような電解液では、難燃性が得られる一方、高粘度となってイオン伝導性が低くなり、十分な放電容量が得られない等、高性能のリチウムイオン電池を実現することができない場合があった。
【0005】
1つの側面では、本発明は、難燃性の電解液を用いた高性能のリチウムイオン電池を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に設けられるセパレータとを有するリチウムイオン電池用の電池要素と、前記電池要素が収容される外装体と、前記外装体内に収容される電解液と、を含み、前記電解液は、アミド化合物又はイミド化合物と、リチウム塩とを含む深共晶溶媒と、カーボネート化合物と、を含み、前記正極は、目付が6.5mg/cm
2
であり、密度が2.7g/cm
3
以上3.3g/cm
3
以下の範囲である、リチウムイオン電池が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、難燃性の電解液を用いた高性能のリチウムイオン電池を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
リチウムイオン電池の一例について説明する図である。
放電電流と放電容量との関係の一例を示す図である。
サイクル数と放電容量との関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
はじめに、リチウムイオン電池について述べる。
リチウムイオン電池(「リチウムイオン二次電池」等とも称される)は、例えば、正極及び負極とそれらの間に設けられるセパレータとを有するリチウムイオン電池用の電池要素が、電解液と共に、外装体内に収容される構成を有する。リチウムイオン電池の形態としては、袋状のラミネートフィルムを外装体に用いる薄形電池の形態や、所定の形状の缶を外装体に用いるコイン形電池、円筒形電池、角形電池等の形態が知られている。
【0010】
図1はリチウムイオン電池の一例について説明する図である。図1(A)には、リチウムイオン電池の一例の要部平面図を模式的に示している。図1(B)には、リチウムイオン電池の一例の要部断面図を模式的に示している。図1(B)は図1(A)のI-I断面模式図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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