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公開番号2025124349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020340
出願日2024-02-14
発明の名称挿入実装部品用台座
出願人FDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01G 2/02 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】基板に実装される部品の姿勢を保持する技術の提供。
【解決手段】台座1は、部品の素子ELを支持する支持部2と、その一端部に接続しつつ支持部2に対して垂直に起立した保護部3とにより、左側面視で略L字状の形状をなしており、絶縁材料で形成されている。支持部2には上下方向に貫通した孔4が設けられており、保護部3には上下方向に貫通したスリット5が設けられている。一方のリード線LD1は孔4に通され、他方のリード線LD2はスリット5に通されて、素子ELが支持部2に着地する。保護部3の高さは支持部2に着地した素子ELの高さを超えており、U字状のリード線LD2の直線部の大半がスリット5の内側に収容される。したがって、外力を受けてもリード線LD2が曲がりにくいため、部品の姿勢を強固に保持して倒れを防止することができる。また、リード線LD2の直線部が露出しないため、他の部品との短絡を防止することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
素子及びこれに接続された2本のリード線を有する部品を基板に実装する際に用いられる挿入実装部品用台座であって、
自己の一部を上下方向に貫いた第1貫通部を有しており、一方のリード線が前記第1貫通部に通されて前記部品の素子を支持する支持部と、
前記支持部の一端部に接続しつつ前記支持部に対して略垂直に起立し、自己の一部を上下方向に貫いた第2貫通部を有しており、他方のリード線が前記第2貫通部に通される保護部とを備え、
少なくとも絶縁性を有する材料で形成された挿入実装部品用台座。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載の挿入実装部品用台座において、
前記第1貫通部及び前記第2貫通部は、
少なくとも一方が孔であることを特徴とする挿入実装部品用台座。
【請求項3】
請求項1に記載の挿入実装部品用台座において、
前記材料は、
耐熱性をさらに有していることを特徴とする挿入実装部品用台座。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の挿入実装部品用台座において、
前記挿入実装部品用台座の底部のうち、前記第1貫通部及び前記第2貫通部の形成位置を含む部分を一側面からこれに対向する別の側面まで貫いて切り欠かれた形状をなした底部スリットをさらに備えた挿入実装部品用台座。
【請求項5】
請求項1から3のいずれかに記載の挿入実装部品用台座において、
前記第1貫通部及び前記第2貫通部は、
それぞれの下部がそれぞれの上部よりも大きく抉られた形状をなしていることを特徴とする挿入実装部品用台座。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に実装される部品、特に基板に立てて実装される縦型の部品を支持する台座に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
縦型の部品は、基板への部品実装を高密度化することができる点でメリットがある。特許文献1には、縦型の部品を実装するためのジグが開示されている。また、基板のスルーホールに縦型の部品の素子が入り込むのを防止するために、従来、図5中(A)に示されるように素子の下側に接続されたリード端子にいわゆるキンク加工を施す手法や、図5中(B)に示されるように素子の下側に平板状の台座を設ける手法が採られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭56-162826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のジグによれば、基板に対する部品の位置決めを正確に行うことができ、半田付けの直前までリード線がジグによって保護されるため、リード線に湾曲や損傷のない状態で部品を実装することができると考えられる。しかしながら、このジグは手半田を想定したものであって他の方法には向いておらず、また、高密度な基板においては空間上の制約から個々の部品を実装する度にこのようなジグを用いるのは困難である。
【0005】
また、上記2つの従来手法によれば、素子のスルーホールへの入り込みを防止して、基板の上側に確実に保持することができると考えられる。しかしながら、これらの手法を用いた場合でも、部品に何らかの外力が加われば、部品の傾きや倒れが生じたりリード線が曲がったりする虞があり、これによりリード線が電位の異なる箇所に近づいて短絡する危険性がある。この点に対しては、短絡の危険性が想定される箇所に絶縁チューブを被せておく、或いは、部品を他の部品に接着固定して倒れないようにしておく等の事前の対応が考えられるが、これらの場合にはその分の作業工数が増えて生産性が下がることになるため、別の対応が望まれている。
【0006】
そこで、本発明は、基板に実装される部品の姿勢を保持する技術の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明の挿入実装部品用台座は、素子及びこれに接続された2本のリード線を有する部品を基板に実装する際に用いられる挿入実装部品用台座であって、自己の一部を上下方向に貫いた第1貫通部を有しており、一方のリード線が第1貫通部に通されて部品の素子を支持する支持部と、支持部の一端部に接続しつつ支持部に対して略垂直に起立し、自己の一部を上下方向に貫いた第2貫通部を有しており、他方のリード線が第2貫通部に通される保護部とを備え、少なくとも絶縁性を有する材料で形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、一方のリード線が第1貫通部に通されて素子が支持部に支持されつつ、他方のリード線が第2貫通部に通されてその直線部が保護部に保護されることから、部品が外力を受けたとしてもリード線が曲がりにくいため、部品の姿勢を保持することができる。また、他方のリード線の直線部が絶縁性を有した挿入実装部品用台座の一部位(保護部)に通されて外部に露出しないため、この部位と他の部品との間を絶縁することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の台座1の斜視図である。
台座1の平面図、左側面図及び垂直断面図である。
第1変形例の台座11を示す図である。
第2変形例の台座21を示す図である。
従来技術を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態〕
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、一実施形態の台座1を示している。図1中(A)はその単体の斜視図であり、図1中(B)は台座1が電子部品ECに取り付けられた状態を示す斜視図である。また、図2中(A)は台座1の平面図であり、図2中(B)は電子部品ECに取り付けられた状態の左側面図であり、図2中(C)は垂直断面図(図2中のII-II線に沿う断面図)である。
(【0011】以降は省略されています)

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