TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025127708
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024571
出願日
2024-02-21
発明の名称
リチウムイオン電池
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01M
10/0569 20100101AFI20250826BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】難燃性の電解液を用いた高生産性のリチウムイオン電池を実現する。
【解決手段】リチウムイオン電池100は、正極11及び負極12とそれらの間に設けられるセパレータ13とを有するリチウムイオン電池用の電池要素10と、電池要素10が収容される外装体30と、外装体30内に収容される電解液20とを含む。例えば、このようなリチウムイオン電池100の電解液20として、アミド化合物又はイミド化合物とリチウム塩とを含む深共晶溶媒と、カーボネート化合物と、パーフルオロアルキル基を持つ界面活性剤とを含むものが用いられる。界面活性剤は、深共晶溶媒とカーボネート化合物とを含む混合物の重量に対して0.6重量%以上含まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に設けられるセパレータとを有するリチウムイオン電池用の電池要素と、
前記電池要素が収容される外装体と、
前記外装体内に収容される電解液と、
を含み、
前記電解液は、
アミド化合物又はイミド化合物と、リチウム塩とを含む深共晶溶媒と、
カーボネート化合物と、
パーフルオロアルキル基を持つ界面活性剤と、
を含み、
前記界面活性剤は、前記深共晶溶媒と前記カーボネート化合物とを含む混合物の重量に対して0.6重量%以上含まれる、リチウムイオン電池。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記電解液は、前記深共晶溶媒の前記アミド化合物としてメチルアセトアミドを含み、前記リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを含む、請求項1に記載のリチウムイオン電池。
【請求項3】
前記電解液は、前記カーボネート化合物としてフルオロエチレンカーボネートを含む、請求項1に記載のリチウムイオン電池。
【請求項4】
前記界面活性剤の前記パーフルオロアルキル基は、アルキル主鎖の炭素数が6以下である、請求項1に記載のリチウムイオン電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウムイオン電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電池の1種として、電解液を用いたリチウムイオン電池が知られている。例えば、トリメチルブチルアンモニウム-ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド等のイオン液体、及び、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド等のリチウム塩を含み、有機溶媒を含まない電解液を用いたリチウムイオン二次電池が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-218160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウムイオン電池は、正極及び負極とそれらの間に設けられるセパレータとを有する電池要素が、電解液と共に、缶や袋等の外装体内に収容される構成を有する。電池要素は電解液に含浸され、電解液は電池要素に浸透される。ここで、電解液として、リチウム塩と可燃性の有機溶媒とを含む電解液が用いられるリチウムイオン電池の場合、短絡等によって発火や破裂等が生じる恐れがある。これに対し、例えば、可燃性の有機溶媒を含まない電解液や、難燃剤を添加した電解液を用いる技術が知られている。しかし、このような電解液では、難燃性が得られる一方、電池要素に対する濡れ性及び浸透性が低くなり、電池要素に電解液を十分に浸透させたリチウムイオン電池を生産性良く得ることができない場合があった。
【0005】
1つの側面では、本発明は、難燃性の電解液を用いた高生産性のリチウムイオン電池を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に設けられるセパレータとを有するリチウムイオン電池用の電池要素と、前記電池要素が収容される外装体と、前記外装体内に収容される電解液と、を含み、前記電解液は、アミド化合物又はイミド化合物と、リチウム塩とを含む深共晶溶媒と、カーボネート化合物と、パーフルオロアルキル基を持つ界面活性剤と、を含み、前記界面活性剤は、前記深共晶溶媒と前記カーボネート化合物とを含む混合物の重量に対して0.6重量%以上含まれる、リチウムイオン電池が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、難燃性の電解液を用いた高生産性のリチウムイオン電池を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
リチウムイオン電池の一例について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
はじめに、リチウムイオン電池について述べる。
リチウムイオン電池(「リチウムイオン二次電池」等とも称される)は、例えば、正極及び負極とそれらの間に設けられるセパレータとを有するリチウムイオン電池用の電池要素が、電解液と共に、外装体内に収容される構成を有する。リチウムイオン電池の形態としては、所定の形状の缶を外装体に用いるコイン形電池、円筒形電池、角形電池等の形態のほか、袋状のラミネートフィルムを外装体に用いる薄形電池等の形態が知られている。
【0010】
図1はリチウムイオン電池の一例について説明する図である。図1(A)には、リチウムイオン電池の一例の要部平面図を模式的に示している。図1(B)には、リチウムイオン電池の一例の要部断面図を模式的に示している。図1(B)は図1(A)のI-I断面模式図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
FDK株式会社
捲回型電池
24日前
FDK株式会社
リチウム電池
25日前
FDK株式会社
アルカリ電池
1か月前
FDK株式会社
アルカリ電池
2か月前
FDK株式会社
リチウムイオン電池
5日前
FDK株式会社
リチウムイオン電池
5日前
FDK株式会社
挿入実装部品用台座
12日前
FDK株式会社
固体電解質及び固体電池
4日前
FDK株式会社
電池および電池の製造方法
1か月前
FDK株式会社
組電池および組電池の製造方法
2か月前
FDK株式会社
無線通信ユニットおよび蓄電デバイス
1か月前
FDK株式会社
全固体電池用正極材料および全固体電池
1か月前
FDK株式会社
蓄電装置及び蓄電装置の電池残量推定方法
2か月前
FDK株式会社
内部短絡検出装置、蓄電デバイス、内部短絡検出方法およびプログラム
2か月前
個人
雄端子
26日前
個人
後付地震遮断機
1か月前
個人
安全なNAS電池
2日前
個人
超精密位置決め機構
1か月前
東レ株式会社
積層多孔質膜
1か月前
愛知電機株式会社
電力機器
23日前
ヒロセ電機株式会社
端子
23日前
CKD株式会社
巻回装置
1か月前
個人
フリー型プラグ安全カバー
9日前
日機装株式会社
加圧装置
18日前
ローム株式会社
半導体装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
沖電気工業株式会社
アンテナ
9日前
住友電装株式会社
端子
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
19日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
16日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
4日前
続きを見る
他の特許を見る