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公開番号
2025132500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030120
出願日
2024-02-29
発明の名称
チョークコイル、ボビン及びコイル
出願人
新電元工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01F
37/00 20060101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】2ターン以上のコイルを用いたチョークコイルのコイル部分の位置が確実に定位置化できるチョークコイルを提供する。
【解決手段】本発明は、第1の平面11を有する板状体101、第1の平面11上に一周させた第1の側壁41と、第1の側壁41上に形成された第2の平面12を有する第1段111、及び第2の平面12上に一周させた第2の側壁42を有するボビン121と、第1の側壁41に接触し、板状体101の第1の平面11上に配置され、第1の帯状導体を一周させた形状を有する第1の1ターンコイル31と、第2の側壁42に接触し、第1段111の前記第2の平面12上に配置され、第1の1ターンコイル31と電気的に接続され、第2の帯状導体を一周させた形状を有する第2の1ターンコイル32と、ボビン121には穴131が設けられ、穴131の内側に配置された鉄心51と、を有するチョークコイルである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の平面を有する板状体、前記第1の平面上に一周させた第1の側壁と、前記第1の側壁上に形成された第2の平面を有する第1段、及び前記第2の平面上に一周させた第2の側壁を有するボビンと、
前記第1の側壁に接触し、前記板状体の前記第1の平面上に配置され、第1の帯状導体を一周させた形状を有する第1の1ターンコイルと、
前記第2の側壁に接触し、前記第1段の前記第2の平面上に配置され、前記第1の1ターンコイルと電気的に接続され、第2の帯状導体を一周させた形状を有する第2の1ターンコイルと、
前記ボビンには穴が設けられ、前記穴の内側に配置された鉄心と、
を有し、
平面視において前記第2の側壁は前記第1の側壁より内側に配置されており、
前記第1の平面は前記第2の平面と平行であり、
前記ボビンは、前記第1の1ターンコイルと前記第2の1ターンコイルの距離を固定化するものであり、
前記第1の帯状導体の幅広い面が前記第1の平面と平行であり、
前記第2の帯状導体の幅広い面が前記第2の平面と平行であり、
前記ボビンは絶縁体からなることを特徴とするチョークコイル。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記ボビンは、前記第2の側壁に繋がり前記第2の平面と平行な第3の平面を有する第2段、及び前記第3の平面上に一周させた第3の側壁を備えており、
平面視において前記第3の側壁は前記第2の側壁より内側に配置されており、
前記第3の側壁に接触し、前記第2段の前記第3の平面上に配置され、前記第2の1ターンコイルと電気的に接続され、第3の帯状導体を一周させた形状を有する第3の1ターンコイルと、
前記ボビンは、前記第2の1ターンコイルと前記第3の1ターンコイルの距離を固定化するものであり、
前記第3の帯状導体の幅広い面が前記第3の平面と平行であることを特徴とするチョークコイル。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1の1ターンコイル、前記第2の1ターンコイル及び前記第3の1ターンコイルの各々が、前記ボビンと接触する部分の少なくとも一部には接着剤が配置されていることを特徴とするチョークコイル。
【請求項4】
請求項2又は3において、
前記第1の1ターンコイルの一端と前記第2の1ターンコイルの一端は板状導体を合わせて溶接又はネジ止めにより電気的に接続されていることを特徴とするチョークコイル。
【請求項5】
請求項2において、
前記第2の1ターンコイルの他端と第3の1ターンコイルの一端は折り曲げ加工により電気的に接続されていることを特徴とするチョークコイル。
【請求項6】
請求項2において、
前記第2の1ターンコイルの他端と前記第3の1ターンコイルの一端は板状導体を合わせて溶接又はネジ止めにより電気的に接続されていることを特徴とするチョークコイル。
【請求項7】
請求項2又は3において、
平面視において、前記ボビンの前記穴は、円形、楕円形、楕円形の長手方向の曲線部を直線にした形状又は多角形であることを特徴とするチョークコイル。
【請求項8】
第1の平面を有し、穴が設けられた板状体と、
前記第1の平面上の前記穴の周囲を一周させた第1の側壁及び前記第1の側壁上に形成された第2の平面を有する第1段と、
前記第2の平面上に一周させた第2の側壁と、
を有し、
前記第1の平面は前記第2の平面と平行であり、
平面視において前記第2の側壁は前記第1の側壁より内側に配置されており、
前記第1の側壁は、前記板状体の前記第1の平面上に第1の帯状導体を一周させた形状を有する第1の1ターンコイルを配置することで、前記第1の1ターンコイルを接触させるものであり、
前記第2の側壁は、前記第1の1ターンコイルと電気的に接続され、第2の帯状導体を一周させた形状を有する第2の1ターンコイルを前記第1段の前記第2の平面上に配置することで、前記第2の1ターンコイルを接触させるものであり、
前記第1の帯状導体の幅広い面が前記第1の平面と平行であり、
前記第2の帯状導体の幅広い面が前記第2の平面と平行であり、
材質は絶縁体からなることを特徴とするボビン。
【請求項9】
請求項8において、
前記第2の側壁に繋がり前記第2の平面と平行な第3の平面を有する第2段と、
前記第3の平面上に一周させた第3の側壁と、
をさらに有し、
平面視において前記第3の側壁は前記第2の側壁より内側に配置されており、
前記第3の側壁は、前記第2の1ターンコイルと電気的に接続され、第3の帯状導体を一周させた形状を有する第3の1ターンコイルを前記第2段の前記第3の平面上に配置することで、前記第3の1ターンコイルを接触させるものであり、
前記第3の帯状導体の幅広い面が前記第3の平面と平行であることを特徴とするボビン。
【請求項10】
第1の帯状導体を一周させた形状を有し、絶縁体からなるボビンの穴が設けられた板状体の第1の平面上に配置し、前記第1の平面上の前記穴の周囲を一周させた第1の側壁に接触させるための第1の1ターンコイルと、
前記第1の1ターンコイルと電気的に接続され、第2の帯状導体を一周させた形状を有し、前記ボビンの第1段の第2の平面上に配置し、前記第2の平面上に一周させた第2の側壁に接触させるための第2の1ターンコイルと、
を有し、
平面視において前記第2の側壁は前記第1の側壁より内側に配置されており、
前記第1の平面は前記第2の平面と平行であり、
前記第1の帯状導体の幅広い面が前記第1の平面と平行であり、
前記第2の帯状導体の幅広い面が前記第2の平面と平行であることを特徴とするコイル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チョークコイル、ボビン及びコイルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
コイルの断面積を大きくする必要がある大電流の2ターンコイルのチョークコイルでは、銅板からの型抜きで1度の曲げ加工を行うことで比較的安価に製作されている。これに関連する技術が特許文献1に記載されている。
【0003】
3ターン以上のチョークコイルの場合、2か所以上の曲げ加工を行うことは非常に難易度が高いため、銅板から型抜きの1ターンコイル、型抜きから1度の曲げ加工した2ターンコイルを使用し、端子として使用する締結部とは別の締結部で1ターンコイルと2ターンコイルを締結することで、3ターンコイルを作製することが考えられる。
【0004】
また、2ターン以上のコイルを用いたチョークコイルのコイル部分の位置が確実に定位置化できることが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5598400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の種々の態様は、2ターン以上のコイルを用いたチョークコイルのコイル部分の位置が確実に定位置化できるチョークコイル、ボビン及びコイルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に本発明の種々の態様について説明する。
【0008】
[1]第1の平面を有する板状体、前記第1の平面上に一周させた第1の側壁と、前記第1の側壁上に形成された第2の平面を有する第1段、及び前記第2の平面上に一周させた第2の側壁を有するボビンと、
前記第1の側壁に接触し、前記板状体の前記第1の平面上に配置され、第1の帯状導体を一周させた形状を有する第1の1ターンコイルと、
前記第2の側壁に接触し、前記第1段の前記第2の平面上に配置され、前記第1の1ターンコイルと電気的に接続され、第2の帯状導体を一周させた形状を有する第2の1ターンコイルと、
前記ボビンには穴が設けられ、前記穴の内側に配置された鉄心と、
を有し、
平面視において前記第2の側壁は前記第1の側壁より内側に配置されており、
前記第1の平面は前記第2の平面と平行であり、
前記ボビンは、前記第1の1ターンコイルと前記第2の1ターンコイルの距離を固定化するものであり、
前記第1の帯状導体の幅広い面が前記第1の平面と平行であり、
前記第2の帯状導体の幅広い面が前記第2の平面と平行であり、
前記ボビンは絶縁体からなることを特徴とするチョークコイル。
【0009】
本発明の一態様に係る上記[1]のチョークコイルによれば、ボビンは第1の平面を有する板状体、第1の平面上に一周させた第1の側壁と、第1の側壁上に形成された第2の平面を有する第1段、及び前記第2の平面上に一周させた第2の側壁を有しており、第1の帯状導体を一周させた形状を有する第1の1ターンコイルは第1の側壁に接触し、板状体の第1の平面上に配置されており、第2の帯状導体を一周させた形状を有する第2の1ターンコイルが第2の側壁に接触し、第1段の第2の平面上に配置されている。これにより、第1及び第2の1ターンコイルの位置を定位置化させる。その結果、第1及び第2の1ターンコイルが自由に動くことを防止でき、第1の1ターンコイルと第2の1ターンコイルの距離を固定化することができ、第1の1ターンコイルと第2の1ターンコイルの間の絶縁を確保できる。
【0010】
[2]上記[1]において、
前記ボビンは、第2の側壁に繋がり前記第2の平面と平行な第3の平面を有する第2段、及び前記第3の平面上に一周させた第3の側壁を備えており、
平面視において前記第3の側壁は前記第2の側壁より内側に配置されており、
前記第3の側壁に接触し、前記第2段の前記第3の平面上に配置され、前記第2の1ターンコイルと電気的に接続され、第3の帯状導体を一周させた形状を有する第3の1ターンコイルと、
前記ボビンは、前記第2の1ターンコイルと前記第3の1ターンコイルの距離を固定化するものであり、
前記第3の帯状導体の幅広い面が前記第3の平面と平行であることを特徴とするチョークコイル。
(【0011】以降は省略されています)
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