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公開番号
2025131939
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2025111955,2021076965
出願日
2025-07-02,2021-04-30
発明の名称
缶容器
出願人
東洋製罐株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
B65D
25/14 20060101AFI20250902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】縮径部を形成するときの傷つき防止や金型に金属の粉末が付着することを防ぐことができる缶容器の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の第1の態様においては、筒状の缶体を備える缶容器の製造方法であって、前記缶体の外周面の少なくとも一部に、ワックス成分を有するニスを塗布して表面被覆層を形成するか、または、前記缶体の外周面の少なくとも一部を、樹脂フィルムで被覆して表面被覆層を形成した後にワックス成分を有するニスを塗布して追加ニス層を形成するステップと、前記缶容器のうち前記表面被覆層が形成された部分の少なくとも一部を縮径するステップと、前記缶容器を洗浄して前記表面被覆層または前記追加ニス層に含まれる前記ワックス成分の少なくとも一部を除去するステップと、を備える缶容器の製造方法を提供する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の缶体を備える缶容器の製造方法であって、
前記缶体の外周面の少なくとも一部に、ワックス成分を有するニスを塗布して表面被覆層を形成するか、
または、前記缶体の外周面の少なくとも一部を、樹脂フィルムで被覆して表面被覆層を形成した後にワックス成分を有するニスを塗布して追加ニス層を形成するステップと、
前記缶容器のうち前記表面被覆層が形成された部分の少なくとも一部を縮径するステップと、
前記缶容器を加熱して前記表面被覆層または前記追加ニス層に含まれる前記ワックス成分の少なくとも一部を蒸発させるステップと、
を備える缶容器の製造方法。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記ワックス成分の少なくとも一部を蒸発させるステップを行った後の缶容器の、温度25℃における表面自由エネルギーが30mJ/m
2
以上50mJ/m
2
以下である、
請求項1に記載の缶容器の製造方法。
【請求項3】
筒状の缶体を備える缶容器の製造方法であって、
前記缶体の外周面の少なくとも一部に、ワックス成分を有するニスを塗布して表面被覆層を形成するか、
または、前記缶体の外周面の少なくとも一部を、樹脂フィルムで被覆して表面被覆層を形成した後にワックス成分を有するニスを塗布して追加ニス層を形成するステップと、
前記缶容器のうち前記表面被覆層が形成された部分の少なくとも一部を縮径するステップと、
前記缶容器を洗浄して前記表面被覆層または前記追加ニス層に含まれる前記ワックス成分の少なくとも一部を除去するステップと、
を備える缶容器の製造方法。
【請求項4】
前記ワックス成分の少なくとも一部を除去するステップを行った後の缶容器の、温度25℃における表面自由エネルギーが30mJ/m
2
以上50mJ/m
2
以下である、
請求項3に記載の缶容器の製造方法。
【請求項5】
さらにインク組成物を印刷して印刷画像層を形成するステップを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の缶容器の製造方法。
【請求項6】
さらに前記印刷画像層の上に樹脂成分を含む保護層を形成するステップを備える、請求項5に記載の缶容器の製造方法。
【請求項7】
前記印刷画像層を形成するステップは、前記缶容器をチャッキングにより缶容器保持部材に固定して前記インク組成物を印刷するステップを含む、
請求項5または6に記載の缶容器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、缶容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
飲料用缶などの缶容器において、缶体の開口側の端部に縮径部を形成することはよく行われている。縮径部を形成する前に、缶体の表面にニスを塗ることで、缶体に傷がつくことや、金属の粉末が縮径部を形成するための金型に付着することを防ぐことが知られている。
【0003】
特許文献1には、缶体に縮径部を形成した後に印刷を行うこと、および、縮径部を形成する前にニスを塗布することが記載されている。特許文献2には、オーバーバーニッシュなどにより下地層を形成した上に、インクジェットにより画像を形成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-025521号公報
特開2019-108138号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明の第1の態様においては、筒状の缶体と、少なくとも表面被覆層とを備え、前記表面被覆層は、前記缶体の外周面の少なくとも一部に形成され、前記表面被覆層は、樹脂成分を有し、前記表面被覆層の表面の表面自由エネルギーは、温度25℃において30mJ/m
2
以上50mJ/m
2
以下である、缶容器を提供する。
【0006】
また、第2の態様においては、筒状の缶体と、少なくとも表面被覆層とを備える缶容器の製造方法であって、前記缶体の外周面の少なくとも一部に、樹脂成分およびワックス成分を有するニスを塗布するか、または、前記缶体の外周面の少なくとも一部を、樹脂フィルムで被覆して、温度25℃における表面自由エネルギーが30mJ/m
2
以上50mJ/m
2
以下である前記表面被覆層を形成するステップと、前記缶容器のうち前記表面被覆層が形成された部分の少なくとも一部を縮径するステップと、を備える缶容器の製造方法を提供する。
【0007】
また、第3の態様においては、筒状の缶体と、少なくとも表面被覆層とを備える缶容器の製造方法であって、前記缶体の外周面の少なくとも一部に、樹脂成分およびワックス成分を有するニスを塗布するか、または、前記缶体の外周面の少なくとも一部を、樹脂フィルムで被覆して、温度25℃における表面自由エネルギーが30mJ/m
2
以上50mJ/m
2
以下である前記表面被覆層を形成するステップと、前記缶容器のうち前記表面被覆層が形成された部分の少なくとも一部を縮径するステップと、インク組成物を印刷して印刷画像層を形成するステップと、を備える缶容器の製造方法を提供する。
【0008】
また、第4の態様においては、筒状の缶体を備える缶容器の製造方法であって、前記缶体の外周面の少なくとも一部に、ワックス成分を有するニスを塗布して表面被覆層を形成するか、または、前記缶体の外周面の少なくとも一部を、樹脂フィルムで被覆して表面被覆層を形成した後にワックス成分を有するニスを塗布して追加ニス層を形成するステップと、前記缶容器のうち前記表面被覆層が形成された部分の少なくとも一部を縮径するステップと、前記缶容器を加熱して前記表面被覆層または追加ニス層に含まれる前記ワックス成分の少なくとも一部を蒸発させるステップと、を備える缶容器の製造方法を提供する。
【0009】
また、第5の態様においては、筒状の缶体を備える缶容器の製造方法であって、前記缶体の外周面の少なくとも一部に、ワックス成分を有するニスを塗布して表面被覆層を形成するか、または、前記缶体の外周面の少なくとも一部を、樹脂フィルムで被覆して表面被覆層を形成した後にワックス成分を有するニスを塗布して追加ニス層を形成するステップと、前記缶容器のうち前記表面被覆層が形成された部分の少なくとも一部を縮径するステップと、前記缶容器を洗浄して前記表面被覆層または追加ニス層に含まれる前記ワックス成分の少なくとも一部を除去するステップと、を備える缶容器の製造方法を提供する。
【0010】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴のすべてを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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