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公開番号
2025131745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2025094052,2024501435
出願日
2025-06-05,2023-02-16
発明の名称
複合型糖アスパラギン及びその製造方法
出願人
KHネオケム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
2/00 20060101AFI20250902BHJP(有機化学)
要約
【課題】複合型糖アスパラギン及びその製造方法を提供する。
【解決手段】鳥類抗体に由来する複合型糖アスパラギンであって、バイセクティングGlcNAc構造とコアフコース構造とを有する、複合型糖アスパラギン(ここでAsn残基が保護されていてもよい。)及びその製造方法が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
鳥類抗体に由来する複合型糖アスパラギンであって、
バイセクティングGlcNAc構造とコアフコース構造とを有する、複合型糖アスパラギン(ここでAsn残基が保護されていてもよい。)。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
複合型糖アスパラギンの糖鎖が9~13糖のいずれかで構成される、請求項1に記載の複合型糖アスパラギン(ここでAsn残基が保護されていてもよい。)。
【請求項3】
下記構造を有する、請求項1又は2に記載の複合型糖アスパラギン(ここでAsn残基が保護されていてもよい。)。
TIFF
2025131745000015.tif
41
170
【請求項4】
GlcNAc-Man-ManのGlcNAcの一方又は双方に、Gal又はNeu5Ac-Galが結合している、請求項3に記載の複合型糖アスパラギン(ここでAsn残基が保護されていてもよい。)。
【請求項5】
鳥類抗体に由来する複合型糖アスパラギンを含有する混合物を準備する工程、及び
当該混合物を陰イオン交換樹脂に通して、複合型糖アスパラギンを精製する工程、を含み、
精製工程において、複合型糖アスパラギンがシアル酸の数ごとに分離される、
複合型糖アスパラギンを製造する方法。
【請求項6】
混合物の準備工程が、
鳥類抗体を変性する工程、及び
変性した鳥類抗体をタンパク質分解酵素で分解する工程、を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
鳥類抗体の変性工程において、鳥類抗体が熱又は有機溶媒により変性される、請求項6に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は複合型糖アスパラギン及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
糖鎖は、単糖が連結した生体高分子であって、その構造は基本結合単位となる単糖が複数の結合点を有するため多岐に渡る。
生体内における糖鎖は、タンパク質中や細胞表面に存在して、タンパク質や細胞の認識、情報伝達に関与している。
【0003】
このような特徴を有する糖鎖は医療分野に利用されている。例えば、抗体医薬品の有効成分である抗体は、通常、糖鎖構造を有している。均一な糖鎖を有する抗体の利用が、抗体医薬品の副作用の抑制、薬効の向上及び血中半減期の延長といった抗体医薬品の品質や機能向上に繋がると期待されている。
【0004】
また、糖鎖構造の異常が、種々の疾患と関連することが知られており、疾患のメカニズム解明に糖鎖の利用が試みられている。さらに、疾患のメカニズムの解明とともに、診断薬への糖鎖の応用も試みられている。
【0005】
多岐にわたる構造を有する糖鎖の中でも、バイセクティングGlcNAc構造やコアフコース構造を有する糖鎖は、がん等の疾患と関連することが知られている。そのため、バイセクティングGlcNAc構造及び/又はコアフコース構造を有する糖鎖を生体から抽出してそれらの構造を同定したり、化学合成により製造したりする試みがなされている。
【0006】
非特許文献1には、ニワトリ由来の血清IgGにおける糖部分の構造を解析したことが開示されている。非特許文献1では、糖部分の構造の解析のために、2-アミノピリジン(PA)で還元末端のN-アセチルグルコサミンの1位を還元的アミノ化反応により誘導化した化合物が用いられている。
【0007】
非特許文献2~3には、糖鎖へバイセクティングGlcNAc構造を導入するための化学合成法が開示されている。
非特許文献4には、糖鎖へバイセクティングGlcNAc構造とコアフコース構造を導入するための化学合成法が開示されている。
非特許文献5には、酵素化学合成によりバイセクティングGlcNAc型糖鎖にGalを導入する合成法が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
Glycobiology (2004) vol 14, pp275-292
Chem. Asian J. (2018) vol 13, pp1544-1551
Angew. Chem. Int. Ed. (2016) vol 55, pp10487-10492
Angew. Chem. Int. Ed. (2018) vol 57, pp14543-14549
ChemBioChem (2020) vol 21, pp3212-3215
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、非特許文献1~5には、バイセクティングGlcNAc構造とコアフコース構造とを有する複合型糖アスパラギンを化学合成したり、バイセクティングGlcNAc構造とコアフコース構造とを有する複合型糖アスパラギンを単離したりすることは開示されていない。
本願が解決しようとする課題は、バイセクティングGlcNAc構造とコアフコース構造とを有する新規の複合型糖アスパラギン及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明者らが鋭意検討した結果、バイセクティングGlcNAc構造とコアフコース構造とを有する新規の複合型糖アスパラギン及びその製造方法を見出し、本発明を完成した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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