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公開番号2025131303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028965
出願日2024-02-28
発明の名称食器洗浄機用ブースター
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類A47L 15/42 20060101AFI20250902BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】往き管と戻り管と注水管との組み付けを容易にして作業効率を向上させる。
【解決手段】熱源ユニット3及びタンク4は、筐体2の左側に偏った位置に配置され、注水部7及び内部循環路5、循環ポンプ57は右側に配置されて、注水部7における水出口85と、入水接続部62におけるエルボ管64Bの他端と、出湯接続部66におけるエルボ管68Bの他端とは、何れも後向きに開口して、注水管86と往き管61と戻り管67とは、対応する各接続口へそれぞれ前向きに接続されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に、
バーナを備えた燃焼部と、前記バーナの燃焼排気が通過する熱交換器を備えた熱交換部と、前記熱交換部を通過した燃焼排気を排出する排気部とを有する瞬間加熱式の熱源ユニットと、
前記熱源ユニットの後側に配置されるタンクと、
水の供給路を開閉する水電磁弁を備え、注水管を介して前記タンクに注水可能な注水部と、
前記タンクに設けた往き口と前記熱交換器の伝熱管の入側端部との間に接続される内部往き経路と、前記伝熱管の出側端部と前記タンクに設けた戻り口との間に接続される内部戻り経路と、からなる内部循環路と、
前記内部往き経路に組み込まれる循環ポンプと、が収容され、
前記循環ポンプを作動させて前記タンク内の水を前記内部循環路を介して前記熱交換器との間で循環させながら前記燃焼部で加熱し、加熱した湯水を外部の食器洗浄機へ供給可能な食器洗浄機用ブースターであって、
前記内部往き経路は、前記往き口と前記循環ポンプの吸込口との間を接続するポンプ接続管と、前記循環ポンプの吐出口に接続される往き管と、前記入側端部に接続される入水管と、前記往き管と前記入水管とを接続する入水接続部と、を含み、
前記内部戻り経路は、前記出側端部に接続される出湯管と、前記戻り口に接続される戻り管と、前記出湯管と前記戻り管とを接続する出湯接続部と、を含み、
前記熱源ユニット及び前記タンクは、前記筐体の左右方向の何れか一方側に偏った位置に配置され、前記注水部及び前記内部循環路、前記循環ポンプは左右方向の他方側に配置されて、
前記注水部における前記注水管の接続口と、前記入水接続部における前記往き管の接続口と、前記出湯接続部における前記戻り管の接続口は、何れも後向きに開口して、前記注水管と前記往き管と前記戻り管とは、対応する各前記接続口へそれぞれ前向きに接続されていることを特徴とする食器洗浄機用ブースター。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記注水部は、前記筐体内の前部に配置されて、前記水電磁弁は、前記注水部の前部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機用ブースター。
【請求項3】
前記注水部の前記接続口に接続された前記注水管は、後方へ延びた後、左右方向で前記熱源ユニットと前記往き管及び前記戻り管との間を通り、側面視で前記往き管及び前記戻り管と交差するように上方へ延びて、前記タンクの上部に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の食器洗浄機用ブースター。
【請求項4】
前記循環ポンプは、回転軸線が左右方向に向く姿勢で、且つ前記吸込口が前記往き口に対向する位置に配置されて、前記ポンプ接続管は、左右方向に延びる直線状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の食器洗浄機用ブースター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、業務用の食器洗浄機に高温の湯を供給するために設置される食器洗浄機用ブースターに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
業務用の食器洗浄システムは、洗浄室に搬入された食器を洗浄する食器洗浄機と、食器洗浄機に並設されて食器洗浄機に濯ぎ用の湯を供給するための食器洗浄機用ブースターとを備えたものが知られている。食器洗浄機用ブースターは、例えば特許文献1に開示されるように、バーナ及び熱交換器を備えて供給された水をバーナの燃焼排気によって加熱する瞬間加熱式の熱源ユニットと、熱源ユニットで加熱された湯を貯湯するタンクとを備えている。この熱源ユニットは、筐体内の前側に配置され、タンクは熱源ユニットの後方で左右片側寄りに配置されている。タンクの上部には、外部の水道管に接続されて水電磁弁で開閉される給水管(注水管)が接続され、タンクの下部には、循環ポンプを備えて熱源ユニットの入水管に接続される往き管と、熱源ユニットの出湯管に接続される戻り管とが接続されている。
ここでは熱源ユニットでのバーナの燃焼と共に循環ポンプが作動すると、タンク内の水が往き管から入水管を介して熱交換器に送られ、熱交換器で加熱された湯が、出湯管から戻り管を介してタンク内に戻る循環が繰り返されて、タンク内の湯水が所定温度に加熱される。加熱された湯は、タンクに接続した外部の給湯用配管を介して食器洗浄機へ供給可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-136453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の食器洗浄機用ブースターにおいては、往き管と戻り管と注水管とがそれぞれ異なる方向に配設されて相手側配管と接続されているため、組み付けの際の配管の接続に手間や時間がかかってしまう。また、注水管は、熱源ユニットの後側に位置しているため、水電磁弁が故障した際の対応がやりにくく、メンテナンス作業も面倒となっていた。
【0005】
そこで、本開示は、往き管と戻り管と注水管との組み付けを容易にして作業効率を向上させることができる食器洗浄機用ブースターを提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、
筐体内に、
バーナを備えた燃焼部と、前記バーナの燃焼排気が通過する熱交換器を備えた熱交換部と、前記熱交換部を通過した燃焼排気を排出する排気部とを有する瞬間加熱式の熱源ユニットと、
前記熱源ユニットの後側に配置されるタンクと、
水の供給路を開閉する水電磁弁を備え、注水管を介して前記タンクに注水可能な注水部と、
前記タンクに設けた往き口と前記熱交換器の伝熱管の入側端部との間に接続される内部往き経路と、前記伝熱管の出側端部と前記タンクに設けた戻り口との間に接続される内部戻り経路と、からなる内部循環路と、
前記内部往き経路に組み込まれる循環ポンプと、が収容され、
前記循環ポンプを作動させて前記タンク内の水を前記内部循環路を介して前記熱交換器との間で循環させながら前記燃焼部で加熱し、加熱した湯水を外部の食器洗浄機へ供給可能な食器洗浄機用ブースターであって、
前記内部往き経路は、前記往き口と前記循環ポンプの吸込口との間を接続するポンプ接続管と、前記循環ポンプの吐出口に接続される往き管と、前記入側端部に接続される入水管と、前記往き管と前記入水管とを接続する入水接続部と、を含み、
前記内部戻り経路は、前記出側端部に接続される出湯管と、前記戻り口に接続される戻り管と、前記出湯管と前記戻り管とを接続する出湯接続部と、を含み、
前記熱源ユニット及び前記タンクは、前記筐体の左右方向の何れか一方側に偏った位置に配置され、前記注水部及び前記内部循環路、前記循環ポンプは左右方向の他方側に配置されて、
前記注水部における前記注水管の接続口と、前記入水接続部における前記往き管の接続口と、前記出湯接続部における前記戻り管の接続口は、何れも後向きに開口して、前記注水管と前記往き管と前記戻り管とは、対応する各前記接続口へそれぞれ前向きに接続されていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記注水部は、前記筐体内の前部に配置されて、前記水電磁弁は、前記注水部の前部に設けられていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記注水部の前記接続口に接続された前記注水管は、後方へ延びた後、左右方向で前記熱源ユニットと前記往き管及び前記戻り管との間を通り、側面視で前記往き管及び前記戻り管と交差するように上方へ延びて、前記タンクの上部に接続されていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記循環ポンプは、回転軸線が左右方向に向く姿勢で、且つ前記吸込口が前記往き口に対向する位置に配置されて、前記ポンプ接続管は、左右方向に延びる直線状に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、往き管と戻り管と注水管との接続方向が揃うため、各管の組み付けが容易となって作業効率の向上が期待できる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、水電磁弁は、筐体内の前部に配置される注水部の前部に設けられているので、水電磁弁に前方から容易にアクセスでき、水電磁弁の交換等が簡単に行えてメンテナンス性が向上する。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、注水管は、後方へ延びた後、左右方向で熱源ユニットと往き管及び戻り管との間を通り、側面視で往き管及び戻り管と交差するように上方へ延びてタンクの上部に接続されているので、往き管、戻り管、注水管を熱源ユニットに近接した領域に配置することができ、左右方向の寸法のコンパクト化に繋がる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、循環ポンプは、回転軸線が左右方向に向く姿勢で且つ吸込口が往き口に対向する位置に配置されて、ポンプ接続管は、左右方向に延びる直線状に形成されているので、ポンプ接続管を短くでき、圧損が生じたり、循環ポンプの作動時に衝撃が発生したりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
食器洗浄機用ブースターの斜視図である。
食器洗浄機用ブースターの中央縦断面図である。
図2のA-A線断面図である。
天板と前後左右の外パネルと右後ろの縦フレームとを省略した状態を右後ろ上方から示す斜視図である。
食器洗浄システムの説明図で、食器洗浄機用ブースターは、天板と前後左右の外パネルと右後ろの縦フレームとを省略した状態を右後ろ下方から示している。
右側の外パネルを取り外した食器洗浄機用ブースターの右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1の構成に係る食器洗浄機用ブースター(以下単に「ブースター」と略称する。)1の一例を示す斜視図、図2は中央縦断面図、図3は図2のA-A線断面図である。図4は、天板と前後左右の外パネルと右後ろの縦フレームとを省略した状態を右後ろ上方から示す斜視図である。なお、本形態のブースター1では、後述する操作部17及び給気部18が設けられる外パネル15を正面(前面)として説明する。
【0010】
ブースター1は、筐体2と、熱源ユニット3と、タンク4と、内部循環路5と、ガス供給部6と、注水部7と、コントローラ8とを備えている。
筐体2は、底板10と、天板11と、4本の脚12,12・・と、4本の縦フレーム13,13・・と、4本の横フレーム14,14・・と、4枚の外パネル15,15・・とを含んでなる。底板10は、平面視矩形状で、四辺がそれぞれ上向きに折り返されている。各脚12は、底板10の下面四隅で下向きに取り付けられて底板10を水平に支持している。各縦フレーム13は、底板10の折り返し部に固定されて底板10の四隅に立設されている。各横フレーム14は、前後左右に隣接する縦フレーム13,13の上端間に架設されている。天板11は、横フレーム14,14・・に取り付けられて筐体2の上面を閉塞している。天板11の上面には、熱源ユニット3の後述する排気部22に接続される排気ダクト16が設けられている。
各外パネル15は、底板10及び天板11と各縦フレーム13及び各横フレーム14とで囲まれる筐体2の前後面及び左右の側面に取り付けられて各面を閉塞している。正面の外パネル15には、上側に操作部17が、下側に給気部18がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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