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公開番号2025131034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028516
出願日2024-02-28
発明の名称ローションティシューペーパー包装体
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A47K 10/16 20060101AFI20250902BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】包装体が持ち運びやすく、ローションティシューペーパーの風合い及び美粧性が良好であり、かつ破れにくいローションティシューペーパー包装体を提供する。
【解決手段】包装基材でローションティシュー積層体が覆われ、シール部により封止されている、ローションティシューペーパー包装体であって、包装形態がピロー包装、積層体の高さが6mm以上25mm以下、含まれるローションティシューペーパーの組数が20組以上80組以下であり、ローションティシューペーパーは3プライのローションティシューペーパーであり、かつ、エンボスパターンを有し、坪量が25g/m²以上50g/m²以下、紙厚が0.30mm以上0.75mm以下、DMDTが240cN/25mm以上490cN/25mm以下、DCDTが80cN/25mm以上170cN/25mm以下である、ローションティシューペーパー包装体を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
少なくともフィルム基材を含む包装基材で、ローションティシューペーパーを積層したローションティシュー積層体が覆われ、シール部により前記ローションティシュー積層体が封止されている、ローションティシューペーパー包装体であって、
前記包装基材による包装形態が、ピロー包装であり、
前記ローションティシュー積層体の高さが６ｍｍ以上２５ｍｍ以下であり、
前記ローションティシュー積層体に含まれるローションティシューペーパーの組数が２０組以上８０組以下であり、
前記ローションティシューペーパーは３プライのローションティシューペーパーであり、かつ、エンボスパターンを有し、
前記ローションティシューペーパーの３プライ当たりの坪量が２５ｇ／ｍ
２
以上５０ｇ／ｍ
２
以下、１０プライ当たりの紙厚が０．３０ｍｍ以上０．７５ｍｍ以下であり、
前記ローションティシューペーパーの３プライ当たりの、ＪＩＳＰ８１１３に基づく乾燥時におけるＭＤ方向の引張強度ＤＭＤＴが２４０ｃＮ／２５ｍｍ以上４９０ｃＮ／２５ｍｍ以下、ＣＤ方向の引張強度ＤＣＤＴが８０ｃＮ／２５ｍｍ以上１７０ｃＮ／２５ｍｍ以下であることを特徴とする、ローションティシューペーパー包装体。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記ローションティシューペーパーの３プライ当たりの、前記ＤＭＤＴと前記ＤＣＤＴの積の平方根であるＧＭＴが１４０ｃＮ／２５ｍｍ以上２８０ｃＮ／２５ｍｍ以下であることを特徴とする、請求項１に記載のローションティシューペーパー包装体。
【請求項３】
前記ローションティシューペーパーの最も外側におけるシート面の、ティシューソフトネス測定装置ＴＳＡで測定されるハンドフィール値（ＨＦ）が８０以上８７以下であることを特徴とする、請求項１又は２に記載のローションティシューペーパー包装体。
【請求項４】
前記ローションティシューペーパーの最も外側におけるシート面の、ティシューソフトネス測定装置ＴＳＡで測定される滑らかさ（ＴＳ７５０）が５．０ｄＢＶ
２
ｒｍｓ以上１３．０ｄＢＶ
２
ｒｍｓ以下であることを特徴とする、請求項１又は２に記載のローションティシューペーパー包装体。
【請求項５】
前記ローションティシューペーパーにおける、前記ＤＭＤＴを前記ＨＦで除した値が２．８以上５．９以下であることを特徴とする、請求項３に記載のローションティシューペーパー包装体。
【請求項６】
前記ローションティシューペーパーにおける、前記ＤＣＤＴを前記ＨＦで除した値が０．９以上２．０以下であることを特徴とする、請求項３に記載のローションティシューペーパー包装体。
【請求項７】
前記ローションティシューペーパーにおける、前記ＧＭＴを前記ＨＦで除した値が１．６以上３．４以下であることを特徴とする、請求項３に記載のローションティシューペーパー包装体。
【請求項８】
前記包装基材の坪量が３０ｇ／ｍ
２
以上８０ｇ／ｍ
２
以下、厚さが４０μｍ以上６０μｍ以下であることを特徴とする、請求項１又は２に記載のローションティシューペーパー包装体。
【請求項９】
（前記包装基材の周長／前記ローションティシュー積層体の周長）×１００（％）が９７％以上１１３％以下であることを特徴とする、請求項１又は２に記載のローションティシューペーパー包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ローションティシューペーパー包装体に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
ティシュー等の薄葉紙は、通常、複数枚を積層したものを包装した形態で販売されている。
【０００３】
その中でも、ローションティシューペーパーの包装には、ポケットタイプやソフトパックなどフィルム包装が用いられる場合がある。
フィルム包装されたローションティシューペーパーは携帯しやすいため、ポケットや鞄などに入れて持ち運ぶことが多い。
【０００４】
薄葉紙のソフトパックにおけるパッケージの包装形式としては、キャラメル包装やピロー包装、ガセット包装がよく用いられている。
キャラメル包装は包装体の形態維持性が高く、外部からの圧力が多いポケットや鞄の中でも、内部のシートに与える影響が少なくなる。
【０００５】
しかしながら、キャラメル包装は一定以上の製品高さがなければ包装時のヒートシールが安定しないため、ポケットや鞄に入れたときに嵩張りやすい製品高さとなってしまう。
一方で、ピロー包装やガセット包装は、一定以上の高さでなくても包装することができるため、ポケットや鞄に入れやすい製品高さを設定することができる。
【０００６】
そのようなピロー包装による薄葉紙の包装体として、例えば、特許文献１には、積層された複数枚のシートが収容され、長手方向の両端に一対のシール部を有するピロー包装袋と、ピロー包装袋の上面に形成され、ピロー包装袋の長手方向に延びる取出口と、を有し、ピロー包装袋は、紙成分を含む紙層と、紙層の少なくともいずれか一方の面に設けられた熱可塑性樹脂を含む樹脂層と、を有し、紙成分の比率が５０％以上であり、シートのプライ数が１プライのとき、上面の長手方向における一対のシール部間の距離に対して、取出口の長さが８０％以上１００％以下であり、シートのプライ数が２プライ以上のとき、上面の長手方向における一対のシール部間の距離に対して、取出口の長さが７０％以上９０％以下である、シート包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
特開２０２２－１１５６３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
しかし、ピロー包装は包装体の形態維持性に乏しく、外部からの圧力がそのまま内部シートに影響を与えてしまう。ローションティシューペーパーは外部からの圧力が加わると、しわや折れが発生しやすく、結果として製品の美粧性が低下する。
【０００９】
また、ピロー包装の包装体は強度も低いため、ポケットの中で圧迫されたり擦れたりすると、シートが破れてしまうことが多い。
一方で、そのようなしわや破れの改善のためにシートの強度を上げると、今度はシートが硬くなり、ローションティシューペーパーの風合いが悪くなる。
【００１０】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、少なくともフィルム基材を含む包装基材で、ローションティシューペーパーを積層した積層体を包装したローションティシューペーパー包装体において、包装体が持ち運びやすく、ローションティシューペーパーの風合い及び美粧性が良好であり、かつ破れにくいローションティシューペーパー包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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