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公開番号2025130266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027325
出願日2024-02-27
発明の名称加熱調理システム
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F24C 3/12 20060101AFI20250901BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】液体が沸騰したか否かを正確に判定することが可能な技術を提供する。
【解決手段】加熱調理システムは、調理容器を載置可能な載置部と、載置部に載置された調理容器を加熱する加熱部と、載置部に載置された調理容器の上方から、調理容器内の可視光画像を撮像する撮像部と、載置部に載置された調理容器の上方から、調理容器内の温度を検出する温度検出部と、撮像部が撮像した可視光画像の時間的変化と、温度検出部が検出した温度と、に基づいて、調理容器内の液体が沸騰したか否かを判定する沸騰判定部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
調理容器を載置可能な載置部と、
前記載置部に載置された前記調理容器を加熱する加熱部と、
前記載置部に載置された前記調理容器の上方から、前記調理容器内の可視光画像を撮像する撮像部と、
前記載置部に載置された前記調理容器の上方から、前記調理容器内の温度を検出する温度検出部と、
前記撮像部が撮像した前記可視光画像の時間的変化と、前記温度検出部が検出した前記温度と、に基づいて、前記調理容器内の液体が沸騰したか否かを判定する沸騰判定部と、を備える、加熱調理システム。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記調理容器内の前記液体が沸騰したと前記沸騰判定部が判定する場合に、前記可視光画像から特定される白泡発生度と、前記温度検出部が検出した前記温度と、に基づいて、前記液体の吹きこぼれの予兆があるか否かを判定する予兆判定部をさらに備える、請求項1の加熱調理システム。
【請求項3】
前記液体の吹きこぼれの予兆があると前記予兆判定部が判定するための必要条件は、前記調理容器内の前記液体が沸騰したと前記沸騰判定部が判定した後に、前記温度検出部が検出した前記温度が下降してから上昇することを含む、請求項2の加熱調理システム。
【請求項4】
前記液体の吹きこぼれの予兆があると前記予兆判定部が判定する場合に、前記加熱部の出力を抑制する出力抑制部と、
前記温度検出部が検出した前記温度に基づいて、前記液体の吹きこぼれの予兆が解消されたか否かを判定する予兆解消判定部と、をさらに備える、請求項2または3の加熱調理システム。
【請求項5】
前記予兆解消判定部は、前記白泡発生度にさらに基づいて、前記液体の吹きこぼれの予兆が解消されたか否かを判定する、請求項4の加熱調理システム。
【請求項6】
調理容器を載置可能な載置部と、
前記載置部に載置された前記調理容器を加熱する加熱部と、
前記載置部に載置された前記調理容器の上方から、前記調理容器内の可視光画像を撮像する撮像部と、
前記載置部に載置された前記調理容器の上方から、前記調理容器内の温度を検出する温度検出部と、
前記撮像部が撮像した前記可視光画像から特定される白泡発生度と、前記温度検出部が検出した前記温度と、に基づいて、前記調理容器内の液体の吹きこぼれの予兆があるか否かを判定する予兆判定部と、を備える、加熱調理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、加熱調理システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、調理容器を載置可能な載置部と、前記載置部に載置された前記調理容器を加熱する加熱部と、前記載置部に載置された前記調理容器の上方から、前記調理容器内の可視光画像を撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した前記可視光画像の時間的変化に基づいて、前記調理容器内の液体が沸騰したか否かを判定する沸騰判定部と、を備える、加熱調理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-133722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、調理容器内の液体が沸騰すると、液面に発生する泡の動きによって、撮像部が撮像する調理容器内の可視光画像(撮像画像とも呼ぶ。)の時間的変化は大きくなる。このため、特許文献1の加熱調理システムでは、撮像画像の時間的変化が大きい場合に調理容器内の液体が沸騰したと判定している。しかしながら、撮像画像の時間的変化は、液体が沸騰していないにもかかわらず、大きくなることがある。例えば、ユーザが調理容器内の食材をかき混ぜたり、調理容器へ食材を投入したりする場合、ユーザの動きによって撮像画像の時間的変化が大きくなることがある。特許文献1の加熱調理システムは、この場合に、液体が沸騰したか否かについて誤判定するおそれがある。本明細書では、液体が沸騰したか否かを正確に判定することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、加熱調理システムは、調理容器を載置可能な載置部と、前記載置部に載置された前記調理容器を加熱する加熱部と、前記載置部に載置された前記調理容器の上方から、前記調理容器内の可視光画像を撮像する撮像部と、前記載置部に載置された前記調理容器の上方から、前記調理容器内の温度を検出する温度検出部と、前記撮像部が撮像した前記可視光画像の時間的変化と、前記温度検出部が検出した前記温度と、に基づいて、前記調理容器内の液体が沸騰したか否かを判定する沸騰判定部と、を備える。
【0006】
上記の構成によれば、加熱調理システムは、撮像画像の時間的変化だけでなく、温度検出部が検出する調理容器内の温度(検出温度とも呼ぶ。)にも基づいて、調理容器内の液体が沸騰したか否かを判定することができる。通常、液体が沸騰する場合、調理容器内の温度が液体の沸点付近まで上昇する。このため上記の構成によれば、例えば調理容器内の温度が液体の沸点付近にない場合、撮像画像の時間的変化が大きかったとしても、液体が沸騰していないと判定することができる。これにより、液体が沸騰したか否かについて誤判定することを回避できる。従って、上記の構成によれば、液体が沸騰したか否かを正確に判定することができる。
【0007】
本技術の第2の態様では、上記第1の態様において、前記加熱調理システムは、前記調理容器内の前記液体が沸騰したと前記沸騰判定部が判定する場合に、前記可視光画像から特定される白泡発生度と、前記温度検出部が検出した前記温度と、に基づいて、前記液体の吹きこぼれの予兆があるか否かを判定する予兆判定部をさらに備えてもよい。
【0008】
調理容器内の液体が吹きこぼれる予兆として、液面に大量の白泡が発生することがある。このため従来の加熱調理システムには、撮像画像から特定される白泡発生度が高い場合に、液体の吹きこぼれの予兆があると判定するものがあった。しかしながら、調理内容によっては、実際には白泡がそれほど発生していない(即ち、液体の吹きこぼれの予兆がない)にもかかわらず、白泡発生度が高い値に特定されることがある。例えば、調理に用いる材料の色、調理容器の色、および/または調理時の照明の色が白系統の色である場合、実際には白泡がそれほど発生していないにもかかわらず、白泡発生度が高い値に特定されることがある。従来の加熱調理システムは、これらの場合に、液体の吹きこぼれの予兆があるか否かについて誤判定するおそれがある。上記の構成によれば、加熱調理システムは、撮像画像から特定される白泡発生度だけでなく、検出温度にも基づいて、調理容器内の液体の吹きこぼれの予兆があるか否かを判定することができる。これにより、液体の吹きこぼれの予兆があるか否かについて誤判定することを回避できる。従って、上記の構成によれば、液体の吹きこぼれの予兆があるか否かを正確に判定することができる。
【0009】
本技術の第3の態様では、上記第2の態様において、前記液体の吹きこぼれの予兆があると前記予兆判定部が判定するための必要条件は、前記調理容器内の前記液体が沸騰したと前記沸騰判定部が判定した後に、前記温度検出部が検出した前記温度が下降してから上昇することを含んでもよい。
【0010】
調理容器内の液体が吹きこぼれる直前には、調理容器内の液面が隠れるほどに白泡が発生する第1の状態と、第1の状態から液体の沸騰が激しくなり、液面が激しく動いて白泡を押しのけて上方に露出する第2の状態と、が確認されることがある。第1の状態では、調理容器の上方から検出した調理容器内の温度(即ち、検出温度)は、実質的に白泡の温度を示すので、比較的低温となる。その一方で、第2の状態では、調理容器の上方から検出した調理容器内の温度(即ち、検出温度)は、液体そのものの温度を示すので、比較的高温となる。その結果、調理容器内の液体が吹きこぼれる直前には、検出温度が下降してから上昇することがある。上記の構成によれば、検出温度が下降してから上昇する場合に、液体の吹きこぼれの予兆があると判定することができる。これにより、液体の吹きこぼれの予兆があるか否かをより正確に判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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