TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025128030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2025018107
出願日2025-02-06
発明の名称道路建設機械の稼働時間の増大
出願人ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類E01C 19/48 20060101AFI20250826BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】道路建設機械の作動範囲又は耐用寿命が増大されること。
【解決手段】道路建設機械は、道路建設機械を移動させるシャーシ、シャーシを駆動する主駆動装置、主駆動装置に電気エネルギー又はエネルギー媒体を供給する一次貯蔵ユニット、材料ホッパー、及び、舗装材料を受け入れるための材料ホッパーインサート(14,14a)を備える。材料ホッパーインサート(14,14a)は、材料ホッパーに着脱可能に設けられる。材料ホッパーインサート(14,14a)は、シャーシを駆動する、及び/又は、主駆動装置に電気エネルギー又はエネルギー媒体を供給する少なくとも1つの二次貯蔵ユニット(15,15a)を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
道路建設機械(1)であって、
前記道路建設機械(1)を移動させるシャーシ(12,112)、
前記シャーシ(12,112)を駆動する主駆動装置(3,103)、
前記主駆動装置(3,103)に電気エネルギー又はエネルギー媒体を供給する一次貯蔵ユニット(17,117)、
材料ホッパー(7,107)及び
舗装材料(PM)を受け入れる材料ホッパーインサート(14,114,14a)
を備え、
前記材料ホッパーインサート(14,114,14a)は前記材料ホッパー(7,107)に着脱可能に設けられており、
前記材料ホッパーインサート(14,114,14a)は、前記シャーシ(12,112)を駆動する、及び/又は、前記主駆動装置(3,103)に電気エネルギー又は前記エネルギー媒体を供給する少なくとも1つの二次貯蔵ユニット(15,115,15a)を備える、
道路建設機械(1)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記主駆動装置(3,103)は、特に燃料電池を有する電動機(3a)、又は、燃焼機関(103a)である、請求項1に記載の道路建設機械。
【請求項3】
前記二次貯蔵ユニット(15,115,15a)は、前記主駆動装置(3,103)に対する電気エネルギーを貯蔵するための、特にバッテリー管理システムを有する補助バッテリーを備える、請求項1又は2に記載の道路建設機械。
【請求項4】
前記エネルギー媒体は、水素及び/又はアンモニア及び/又は化石燃料及び/又は合成燃料である、請求項1~3のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項5】
前記二次貯蔵ユニット(15,115,15a)は、前記主駆動装置(3,103)のための特に液体又は気体のエネルギー媒体を貯蔵する追加のタンク(115b)を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項6】
前記追加のタンク(115b)は、高圧水素貯蔵、又は、特にLOHC若しくはアンモニアとして化学的に結合された水素の貯蔵のために設計されている、請求項5に記載の道路建設機械。
【請求項7】
前記二次貯蔵ユニット(15,115,15a)は、前記シャーシ(12,112)を駆動する二次駆動装置(115c)を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項8】
前記材料ホッパーインサート(14,114,14a)は、底開口部(21)と、これに隣接する複数の側壁(19,19a)とを備え、
少なくとも1つの側壁(19)は前記底開口部(21)に対して傾斜しており、前記傾斜側壁(19)の上方縁部(19”)が前記底開口部(21)の外側に位置しており、
前記二次貯蔵ユニット(15,115,15a)は前記傾斜側壁(19)の下方に配置されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項9】
前記側壁(19)と前記底開口部(21)との間の角度(29,129)は、少なくとも100°、好ましくは少なくとも110°、及び/又は、最大で135°、好ましくは最大で125°である、請求項8に記載の道路建設機械。
【請求項10】
前記傾斜側壁(19)は前記二次貯蔵ユニット(15,115,15a)のカバーを形成する、請求項1~9のいずれか一項に記載の道路建設機械。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次貯蔵ユニットを有する材料ホッパーインサートを備える道路建設機械、道路建設機械における二次貯蔵ユニットを有する材料ホッパーインサートの交換方法、及び、道路建設機械の操作方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
道路建設機械は一般に従来技術から公知である。これらは、例えば、舗装材料から舗装層を形成するための道路舗装機、又は、道路舗装機に舗装材料を供給するフィーダ車両であることが可能である。
【0003】
従来の道路建設機械は通常、ディーゼル燃料をエネルギー源として用いる。ディーゼル燃料の化学エネルギーが、アクチュエータの作動に用いられるディーゼルエンジンを介して機械エネルギーに転換される。アクチュエータは通常、回転運動又は直線運動を行う。道路建設機械は次いで、これらの運動を利用して、作業及びサブタスクを行う。道路舗装機について、これは、例えば、走行、操舵、材料の搬送、材料の分配、平面化、材料の締固めとなる。フィーダ車両については、これは、例えば、走行、操舵、材料の搬送となる。回転運動は例えば油圧モータを用いて実装され、及び、直線運動は例えば油圧シリンダを用いて実装される。道路舗装機のスクリードの加熱については、機械エネルギーは発電機を介して電気エネルギーに転換され、これが次いで、熱に転換される。この駆動機構の欠点は、化石燃料(例えばディーゼル燃料)の使用と、これに伴う排気ガスの排出である。
【0004】
先行技術から、道路建設機械は電気的に駆動可能であることも公知である。しかしながら、電動化された道路建設機械では、道路建設機械の作動範囲が短いことが問題である。軽油タンクを有する現在の道路建設機械は、通常1つの燃料タンクで最大10時間の駆動が可能であり、従って、一定の作動範囲を達成可能であるよう設計されている。これは道路建設機械の高い稼働率を想定している。エネルギー源及び電気ドライブトレーンとして、例えばアキュムレータといったバッテリーなどのエネルギー貯蔵装置を電動化された道路建設機械に用いる場合、ディーゼル燃料のエネルギー密度に比してアキュムレータのエネルギー密度は低いために、同様の作動範囲を達成するためにはかなり大型で大重量のエネルギー貯蔵装置を使用しなければならない。これは、道路建設機械の大きさを大幅に大きくしない限り、限定的な範囲でしか達成可能ではないため、結果として、電力で駆動される道路建設機械が実行可能である作業時間又は作業量が大きく低減してしまう。エネルギー源としてバッテリーを有する電動化された道路建設機械の作動範囲が短いため、バッテリーは1回以上交換又は再充電する必要がある。或いは、バッテリーが空となった道路建設機械を、バッテリーが充電された他の道路建設機械を代わりに使用可能であるよう、走行させて建築現場から移動させなければならない。従って、建築現場では短時間又は長時間の中断が発生してしまうこととなる。建築現場における中断は道路建設機械のエネルギー効率に悪影響を与えるのみならず(例えば、中断後にスクリード及び材料コンベヤを再度加熱する必要がある)、舗装品質に対しても悪影響を与える。これは、中断が、開始跡、材料分離、混合物温度の低下、締固め問題、さらには道路建設機械内における舗装材料の冷却及び固化を引き起こす可能性があるためである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
公知の先行技術に基づいて、解決すべき目的の技術的問題は、上記の欠点を解消するか、又は、少なくとも軽減する道路建設機械を提供することである。理想的には、道路建設機械の作動範囲又は耐用寿命が増大されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、この課題は、請求項1に記載の道路建設機械、請求項14に記載の道路建設機械における二次貯蔵ユニットを有する材料ホッパーインサートの交換方法、又は、請求項16に記載の道路建設機械を操作する方法により解決される。本発明の有利なさらなる実施形態は、従属請求項により包含されている。
【0007】
本発明の一態様によれば、道路建設機械が提供されている。道路建設機械は、道路建設機械を移動させるシャーシ、シャーシを駆動する主駆動装置、主駆動装置に電気エネルギー又はエネルギー媒体を供給する一次貯蔵ユニット、材料ホッパー、及び、舗装材料を受け入れる材料ホッパーインサートを備える。材料ホッパーインサートは、材料ホッパーに着脱可能に設けられている。材料ホッパーインサートは、シャーシを駆動するため、及び/又は、主駆動装置に電気エネルギー又はエネルギー媒体を供給するための少なくとも1つの二次貯蔵ユニットを有する。これは、特に自走式の道路建設機械の稼働時間及び作動範囲を延長することが可能である。道路建設機械がエネルギー又はエネルギー媒体を使い果たした場合においても、道路建設作業、特に舗装材料からの舗装層の形成が停止することを回避することが可能である。理想的には、これにより、舗装層の舗装品質の向上が可能となり、又は、少なくとも、舗装層の形成中における略一定の舗装品質を確保することが可能となる。中断後にはスクリード及び材料コンベヤなどの道路建設機械の舗装ユニットを再度温める必要があるため、本発明は、任意により、道路建設機械のエネルギー効率を高めることが可能である。
【0008】
シャーシは、車輪又はクローラーシャーシを有するシャーシであることが可能である。車輪を有するシャーシは数々の駆動輪を備えていることが可能であり、これにより、道路建設機械が移動可能となる。クローラーシャーシは少なくとも1つの駆動クローラーを備えていることが可能であり、これにより、道路建設機械が移動可能となる。
【0009】
シャーシを駆動するための主駆動装置は、道路建設機械の任意の箇所、好ましくは、シャーシの近くに、特に脱着可能に設けられることが可能である。主駆動装置は、シャーシが道路建設機械を一の走行方向に移動させるよう、シャーシを駆動するよう設計可能である。シャーシを駆動するために、主駆動装置及びシャーシは相互に機械的に接続可能である。
【0010】
一次貯蔵ユニットは、道路建設機械の任意の箇所において好ましくは着脱可能に、好ましくは主駆動装置の近くにおいて特に着脱可能に設けられることが可能である。一次貯蔵ユニットは、電気エネルギー又はエネルギー媒体を貯蔵するために好適であり得る。一次貯蔵ユニットは、主駆動装置に電気エネルギー又はエネルギー媒体を供給するために、主駆動装置に機械的及び/又は電気的に接続されていることが可能である。一次貯蔵ユニットは、バッテリー、特に充電式バッテリー、例えばアキュムレータ(バッテリー)であることが可能である。任意に、一次貯蔵ユニットは、エネルギー媒体、例えば化石燃料又は非化石燃料を貯蔵するタンクであることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

積水樹脂株式会社
防音壁
21日前
日本精機株式会社
路面投影装置
8日前
積水樹脂株式会社
パネル連結構造
21日前
範多機械株式会社
路面切削機
9日前
平岡織染株式会社
遮熱性透水人工芝
1か月前
GX株式会社
仮設防護体連結構造
12日前
フジイコーポレーション株式会社
除雪機
1か月前
株式会社クライム
路面カッター
1か月前
日鉄建材株式会社
掩体及び掩体の構築方法
1か月前
株式会社NIPPO
建設機械用凹凸ロール
22日前
株式会社トーテック
赤外線融雪装置
22日前
株式会社トーテック
赤外線融雪装置
22日前
株式会社トップ
立て看板用スロープおよび立て看板
13日前
株式会社八木熊
進路標示具
1か月前
日鉄神鋼建材株式会社
防護柵
1か月前
株式会社NIPPO
舗装構造体の製造方法
22日前
株式会社NIPPO
引抜装置
1か月前
株式会社大林組
新設床版の設置工法
15日前
酒井重工業株式会社
振動ローラ
12日前
株式会社栗本鐵工所
検査路及びステップ
1日前
株式会社NIPPO
アスファルトフィニッシャ
22日前
日本環境アメニティ株式会社
吊下げ式減音装置及び高架橋
14日前
株式会社NIPPO
アスファルト温度表示装置
21日前
三井住友建設株式会社
橋梁の床版取替工法
1か月前
株式会社NIPPO
路面切削装置及び路面切削方法
5日前
ベルテクス株式会社
壁高欄部材及び壁高欄
19日前
株式会社NIPPO
半たわみ性舗装及びその施工方法
6日前
株式会社マキタ
除雪機およびアタッチメント
29日前
株式会社マキタ
作業機およびアタッチメント
29日前
株式会社NIPPO
再生アスファルト混合物の製造方法
1日前
オリエンタル白石株式会社
床版設置高さ調整機構及び床版取替工法
2日前
株式会社奥村組
鉄筋コンクリート柱の補強工法
12日前
株式会社奥村組
鉄筋コンクリート柱の補強工法
12日前
オリエンタル白石株式会社
床版切断装置の逸走防止構造及び床版撤去工法
2日前
株式会社豊田中央研究所
発光装置及び路面標示装置
26日前
株式会社humorous
発光ユニットおよび、発光ユニットの設置方法
1か月前
続きを見る