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公開番号
2025127745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024636
出願日
2024-02-21
発明の名称
構内交換機、構内交換機の給電制御方法、及びプログラム
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類
H04Q
3/58 20060101AFI20250826BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】
内部回路への効果的な給電により通信サービスに支障を与えることなく消費電力節減を図ることができる構内交換機を提供する。
【解決手段】
内線制御回路、外線制御回路、及び中継回路の各々について起動情報及び動作停止情報を含む動作タイミング情報を検出し、動作タイミング情報をログとして記録する記録手段と、所定の期間の経過毎に直前の所定の期間内における内線制御回路、外線制御回路、及び中継回路の各々について動作タイミング情報に基づいて稼働頻度が多いほど大きくなる稼働頻度パラメータを算出する算出手段と、内線制御回路、外線制御回路、及び中継回路の各々について稼働頻度パラメータの大きさに基づいて給電スケジュールを決定する決定手段と、給電スケジュールに従って内線制御回路、外線制御回路、及び中継回路の各々に電力供給部の生成電力を給電する給電制御部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内線端末を制御する内線制御回路と、
外線端末を制御する外線制御回路と、
前記内線制御回路と前記外線制御回路とに接続され、前記内線制御回路と前記外線制御回路との間での通信を中継して前記内線端末及び前記外線端末に対して電話を含む通信サービスを提供する中継回路と、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路に給電すべき電力を生成する電力供給部と、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々の給電スケジュールを設定する設定部と、
前記給電スケジュールに従って前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々に前記電力供給部の生成電力を給電する給電制御部と、を備える構内交換機であって、
前記設定部は、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について起動情報及び動作停止情報を含む動作タイミング情報を検出し、前記動作タイミング情報をログとして記録する記録手段と、
所定の期間の経過毎に直前の前記所定の期間内における前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記動作タイミング情報に基づいて稼働頻度が多いほど大きくなる稼働頻度パラメータを算出する算出手段と、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記稼働頻度パラメータの大きさに基づいて前記給電スケジュールを決定する決定手段と、を含むことを特徴とする構内交換機。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記決定手段は、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記稼働頻度パラメータの大きさが閾値以上であるか否かを判定する判定手段と、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路のうち、前記稼働頻度パラメータの大きさが前記閾値以上である回路である第1制御対象回路に対する前記給電スケジュールを常時給電を示す第1スケジュールとして設定し、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路のうち、前記稼働頻度パラメータの大きさが前記閾値より小である回路である第2制御対象回路に対する前記給電スケジュールを、設定された時間帯の給電を示す第2スケジュールとして設定する手段と、を含むことを特徴とする請求項1記載の構内交換機。
【請求項3】
前記給電制御部は、
前記第1スケジュールに従って前記常時給電を行う第1制御回路と、
前記第2スケジュールに従って前記設定された時間帯の給電を行う第2制御回路と、
前記第1制御対象回路に前記常時給電を行うために前記第1制御対象回路と前記第1制御回路とを接続し、前記第2制御対象回路に前記設定された時間帯の給電を行うために前記第2制御対象回路と前記第2制御回路とを接続する切替回路と、を含むことを特徴とする請求項2記載の構内交換機。
【請求項4】
前記稼働頻度パラメータは起動頻度又は応答時間であり、前記応答時間は起動時間と前記通信サービスの処理時間とを含む時間であることを特徴とする請求項1又は2記載の構内交換機。
【請求項5】
前記第2スケジュールは前記ログに記録された前記第2制御対象回路についての前記動作タイミング情報に基づくことを特徴とする請求項2記載の構内交換機。
【請求項6】
内線端末を制御する内線制御回路と、
外線端末を制御する外線制御回路と、
前記内線制御回路と前記外線制御回路とに接続され、前記内線制御回路と前記外線制御回路との間での通信を中継して前記内線端末及び前記外線端末に対して電話を含む通信サービスを提供する中継回路と、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路に給電すべき電力を生成する電力供給部と、を備える構内交換機の給電制御方法であって、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について起動情報及び動作停止情報を含む動作タイミング情報を検出し、前記動作タイミング情報をログとして記録するステップと、
所定の期間の経過毎に直前の前記所定の期間内における前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記動作タイミング情報に基づいて稼働頻度が多いほど大きくなる稼働頻度パラメータを算出するステップと、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記稼働頻度パラメータの大きさに基づいて給電スケジュールを決定するステップと、
前記給電スケジュールに従って前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々に前記電力供給部の生成電力を給電するステップと、を含むことを特徴とする給電制御方法。
【請求項7】
内線端末を制御する内線制御回路と、
外線端末を制御する外線制御回路と、
前記内線制御回路と前記外線制御回路とに接続され、前記内線制御回路と前記外線制御回路との間での通信を中継して前記内線端末及び前記外線端末に対して電話を含む通信サービスを提供する中継回路と、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路に給電すべき電力を生成する電力供給部と、を備える構内交換機の給電制御方法のためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について起動情報及び動作停止情報を含む動作タイミング情報を検出し、前記動作タイミング情報をログとして記録するステップと、
所定の期間の経過毎に直前の前記所定の期間内における前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記動作タイミング情報に基づいて稼働頻度が多いほど大きくなる稼働頻度パラメータを算出するステップと、
前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記稼働頻度パラメータの大きさに基づいて給電スケジュールを決定するステップと、
前記給電スケジュールに従って前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々に前記電力供給部の生成電力を給電するステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費電力節減を行う構内交換機、その構内交換機の給電制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には構内交換機の消費電力を大幅に節減することができる技術が開示されている。特許文献1の構内交換機では、内線端末と、内線端末を制御する端末制御部と、端末制御部を介して各端末同士を接続制御する主制御部との各々に電力を供給する電源部が設けられ、また、内線端末に係わる通信起動を監視すると共に、電源部から主制御部への電力供給を停止又は解除する起動受信回路が設けられている。起動受信回路は、所定時間以上に亘って通信起動が検出されなかった場合には電源部から主制御部への電力供給を停止し、当該電力供給停止後に内線端末に係わる通信起動が検出された場合には当該電力供給停止を解除する。これにより、通常の各内線端末に係わる通信動作に支障を来すことなく消費電力節減を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-214341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、電源部から主制御部への電力供給を停止するので、電力供給停止後に内線端末に係わる通信起動が検出された場合には当該電力供給停止を解除しても主制御部が接続制御を正常に開始するまでの遅延があり、接続サービス等の通信サービスの遅延に繋がるという課題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、このような課題に着目し、内部回路への効果的な給電により通信サービスに支障を与えることなく消費電力節減を図ることができる構内交換機、給電制御方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の構内交換機は、内線端末を制御する内線制御回路と、外線端末を制御する外線制御回路と、前記内線制御回路と前記外線制御回路とに接続され、前記内線制御回路と前記外線制御回路との間での通信を中継して前記内線端末及び前記外線端末に対して電話を含む通信サービスを提供する中継回路と、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路に給電すべき電力を生成する電力供給部と、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々の給電スケジュールを設定する設定部と、前記給電スケジュールに従って前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々に前記電力供給部の生成電力を給電する給電制御部と、を備える構内交換機であって、前記設定部は、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について起動情報及び動作停止情報を含む動作タイミング情報を検出し、前記動作タイミング情報をログとして記録する記録手段と、所定の期間の経過毎に直前の前記所定の期間内における前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記動作タイミング情報に基づいて稼働頻度が多いほど大きくなる稼働頻度パラメータを算出する算出手段と、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記稼働頻度パラメータの大きさに基づいて前記給電スケジュールを決定する決定手段と、を含むことを特徴としている。
【0007】
本発明の給電制御方法は、内線端末を制御する内線制御回路と、外線端末を制御する外線制御回路と、前記内線制御回路と前記外線制御回路とに接続され、前記内線制御回路と前記外線制御回路との間での通信を中継して前記内線端末及び前記外線端末に対して電話を含む通信サービスを提供する中継回路と、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路に給電すべき電力を生成する電力供給部と、を備える構内交換機の給電制御方法であって、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について起動情報及び動作停止情報を含む動作タイミング情報を検出し、前記動作タイミング情報をログとして記録するステップと、所定の期間の経過毎に直前の前記所定の期間内における前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記動作タイミング情報に基づいて稼働頻度が多いほど大きくなる稼働頻度パラメータを算出するステップと、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記稼働頻度パラメータの大きさに基づいて給電スケジュールを決定するステップと、前記給電スケジュールに従って前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々に前記電力供給部の生成電力を給電するステップと、を含むことを特徴としている。
【0008】
本発明のプログラムは、内線端末を制御する内線制御回路と、外線端末を制御する外線制御回路と、前記内線制御回路と前記外線制御回路とに接続され、前記内線制御回路と前記外線制御回路との間での通信を中継して前記内線端末及び前記外線端末に対して電話を含む通信サービスを提供する中継回路と、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路に給電すべき電力を生成する電力供給部と、を備える構内交換機の給電制御方法のためのプログラムであって、コンピュータに、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について起動情報及び動作停止情報を含む動作タイミング情報を検出し、前記動作タイミング情報をログとして記録するステップと、所定の期間の経過毎に直前の前記所定の期間内における前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記動作タイミング情報に基づいて稼働頻度が多いほど大きくなる稼働頻度パラメータを算出するステップと、前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々について前記稼働頻度パラメータの大きさに基づいて給電スケジュールを決定するステップと、前記給電スケジュールに従って前記内線制御回路、前記外線制御回路、及び前記中継回路の各々に前記電力供給部の生成電力を給電するステップと、を実行させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の構内交換機、給電制御方法、及びプログラムによれば、所定の期間の経過毎に内部回路である内線制御回路、外線制御回路、及び中継回路の各々の動作タイミング情報に基づいて稼働頻度を表す稼働頻度パラメータを算出し、内線制御回路、外線制御回路、及び中継回路の各々について稼働頻度パラメータの大きさに基づいて給電スケジュールを決定し、給電スケジュールに従って内線制御回路、外線制御回路、及び中継回路の各々に電力を給電するので、内部回路への効果的な給電により通信サービスに支障を与えることなく消費電力節減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明が適用された構内交換機の構成を例示するブロック図である。
構内交換機内の各回路が実行する具体的動作を手段として示し、また制御動作の際に使用される情報を示すブロック図である。
構内交換機内の第2制御回路により給電制御される制御対象回路に対する起動又は動作停止に関する動作シーケンスを示す図である。
第2制御回路により給電制御される制御対象回路への制御要求がタイムアウトした際の制御対象回路の起動に関する動作シーケンスを示す図である。
2つの制御対象回路を第1制御回路及び第2制御回路のいずれに接続するかを判定する際の動作シーケンスを示す図である。
CPUにより実行される各制御対象回路の制御回路設定動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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