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公開番号
2025128951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024026015
出願日
2024-02-22
発明の名称
媒体処理装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
B65H
9/00 20060101AFI20250827BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】様々なサイズの媒体の幅寄せを好適に行うことができる媒体処理装置を提供するものである。
【解決手段】媒体処理装置1は、媒体が挿入される挿入口である通帳挿入排出口6と、挿入された前記媒体が搬送される搬送路9と、前記媒体を搬送路9に沿って搬送方向に搬送する搬送部である搬送フィードローラ10と、前記媒体を搬送路9の一側面に幅寄せする幅寄せ部である幅寄せローラ21と、搬送路9に設置され、前記媒体の存在を検知する媒体検知センサである第3センサS3と、前記媒体の搬送を制御する制御部20とを備える。制御部20は、前記媒体を前記一側面に幅寄せする場合に、前記幅寄せの前の時点での前記媒体検知センサの検知結果に基づいて前記挿入口の方向に前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体が挿入される挿入口と、
挿入された前記媒体が搬送される搬送路と、
前記媒体を前記搬送路に沿って搬送方向に搬送する搬送部と、
前記媒体を搬送路の一側面に幅寄せする幅寄せ部と、
前記搬送路に設置され、前記媒体の存在を検知する媒体検知センサと、
前記媒体の搬送を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記媒体を前記一側面に幅寄せする場合に、前記幅寄せの前の時点での前記媒体検知センサの検知結果に基づいて前記挿入口の方向に前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記制御部は、挿入後に前記媒体の前端が前記幅寄せ部よりも装置奥側の第1位置まで搬送し、
前記媒体検知センサが前記第1位置での前記媒体を検知した場合に、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記媒体検知センサが前記第1位置での前記媒体を検知しない場合に、前記挿入口の方向に前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記挿入口は、異なる長さを有する前記媒体の挿入が可能であり、
前記媒体検知センサは、前記幅寄せ部よりも前記挿入口側に配置されており、
前記媒体検知センサと前記幅寄せ部との距離は、挿入される媒体のうちで最も短い媒体の媒体長よりも小さくなっており、
前記制御部は、前記媒体検知センサが前記第1位置での前記媒体を検知しない場合に、前記媒体検知センサが前記媒体を検知するまで前記挿入口の方向に前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記媒体が前記一側面に当接されたことを検知する幅寄せ検知センサを備え、
前記制御部は、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させた後で、前記幅寄せ検知センサが前記媒体を検知していない場合に、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に再度当接させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記媒体が前記一側面に当接されたことを検知する幅寄せ検知センサを備え、
前記制御部は、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させた後で、前記幅寄せ検知センサが前記媒体を検知していない場合に前記媒体検知センサが前記媒体を検知しているかを判定し、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知した場合に、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知しない場合に、前記挿入口の方向に前記媒体を再度搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記媒体が前記一側面に当接されたことを検知する幅寄せ検知センサを備え、
前記制御部は、挿入後に前記媒体の前端が前記幅寄せ部よりも装置奥側の第1位置まで搬送し、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記幅寄せ検知センサが前記媒体を検知しない場合に前記媒体検知センサが前記媒体を検知しているかを判定し、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知した場合に、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知しない場合に、前記挿入口の方向に前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、挿入後に前記媒体の前端が前記幅寄せ部よりも装置奥側の第1位置まで搬送し、
前記媒体検知センサが前記第1位置での前記媒体を検知した場合に、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記媒体検知センサが前記第1位置での前記媒体を検知しない場合に、前記媒体検知センサが前記媒体を検知するまで前記挿入口の方向に前記媒体を搬送して前記媒体の後端を検出し、前記前端および前記後端から求めた前記媒体の中心に基づいて前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記媒体が前記一側面に当接されたことを検知する幅寄せ検知センサを備え、
前記制御部は、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させた後で、前記幅寄せ検知センサが前記媒体を検知していない場合に前記媒体検知センサが前記媒体を検知しているかを判定し、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知した場合に、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知しない場合に、前記媒体検知センサが前記媒体を検知するまで前記挿入口の方向に前記媒体を搬送して前記媒体の後端を検出し、前記前端および前記後端から求めた前記媒体の中心に基づいて前記媒体を再度搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
前記媒体が前記一側面に当接されたことを検知する幅寄せ検知センサを備え、
前記制御部は、挿入後に前記媒体の前端が前記幅寄せ部よりも装置奥側の第1位置まで搬送し、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記幅寄せ検知センサが前記媒体を検知しない場合に前記媒体検知センサが前記媒体を検知しているかを判定し、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知した場合に、前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させ、
前記媒体検知センサが前記媒体を検知しない場合に、前記媒体検知センサが前記媒体を検知するまで前記挿入口の方向に前記媒体を搬送して前記媒体の後端を検出し、前記前端および前記後端から求めた前記媒体の中心に基づいて前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
媒体(一例は、伝票、通帳、証書)を処理する媒体処理装置の取り込み制御として、幅寄せ動作をまず行い、幅寄せ動作後に当該媒体を搬送方向に搬送して取り込むものがある(特許文献1参照)。幅寄せ動作は、搬送方向に直交する方向に媒体を搬送させ、突き当て面(一例、搬送路の側面)に媒体の左右何れかの縁部を突き当てる動作である。媒体が搬送方向に対して傾いた状態で取り込まれた場合でも、幅寄せ動作を実施することで媒体の傾きが解消する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-100150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
異なる長さの媒体を取り込む場合、特定のサイズの媒体においては正しい幅寄せ位置とは異なる位置で幅寄せを行ってしまうという問題があった。例えば、長い媒体を基準として幅寄せ制御を行う場合、短い媒体においては正しい幅寄せ位置とは異なる位置で幅寄せを行うことになってしまう。これにより、媒体の姿勢が崩れるなどの影響がでる場合がある。そのため、様々なサイズの媒体の幅寄せを好適に行える装置の開発が望まれている。
【0005】
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、様々なサイズの媒体の幅寄せを好適に行うことができる媒体処理装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明の一態様に係る媒体処理装置は、媒体が挿入される挿入口と、挿入された前記媒体が搬送される搬送路と、前記媒体を前記搬送路に沿って搬送方向に搬送する搬送部と、前記媒体を搬送路の一側面に幅寄せする幅寄せ部と、前記搬送路に設置され、前記媒体の存在を検知する媒体検知センサと、前記媒体の搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記媒体を前記一側面に幅寄せする場合に、前記幅寄せの前の時点での前記媒体検知センサの検知結果に基づいて前記挿入口の方向に前記媒体を搬送し、その後で前記幅寄せ部により前記媒体を前記一側面に当接させることを特徴とする媒体処理装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、様々なサイズの媒体の幅寄せを好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の各実施形態に係る通帳伝票プリンタ(媒体処理装置)の概略構成図である。
下側インサータ部の挿入排出口付近を上方から見た概略構成図である。
本発明の第1実施形態に係る媒体幅寄せ制御を示すフローチャートの例示である。
幅寄せ位置(第1位置)での媒体とセンサとの位置関係を説明するためのイメージ図であり、(a)は第1媒体での位置関係を示しており、(b)は第2媒体での位置関係を示している。
幅寄せ完了状態での媒体とセンサとの位置関係を説明するためのイメージ図であり、(a)は第1媒体での位置関係を示しており、(b)は第2媒体での位置関係を示している。
幅寄せが完了していない状態を説明するためのイメージ図であり、(a)は第1媒体での状態を示しており、(b)は第2媒体での状態を示している。
本発明の第2実施形態に係る媒体幅寄せ制御を示すフローチャートの例示である。
本発明の第3実施形態に係る媒体幅寄せ制御を示すフローチャートの例示である。
幅寄せが完了していない状態を説明するためのイメージ図であり、(a)は第1媒体での状態を示しており、(b)は第2媒体での状態を示している。
第2媒体を第3センサが「暗(媒体を検出しているON状態)」になるまで逆方向ラインフィード(BLF)して装置手前側へ搬送する様子を示しており、(a)はBLF搬送前の状態を示し、(b)はBLF搬送後の状態を示している。
本発明の第4実施形態に係る媒体幅寄せ制御を示すフローチャートの例示である。
幅寄せ前に媒体をBLF搬送する処理を説明するための図であり、(a)は第2媒体をBLF搬送した状態を示し、(b)は、第3媒体をBLF搬送した状態を示している。
幅寄せ前に媒体の中心位置を幅寄せローラに合わせる処理を説明するための図であり、(a)は中心位置を合わせる前の状態であり、(b)は中心位置を合わせた後の状態である。
本発明の第5実施形態に係る媒体幅寄せ制御を示すフローチャートの例示である。
本発明の第6実施形態に係る媒体幅寄せ制御を示すフローチャートの例示である。
幅寄せリトライ動作での幅寄せ前に媒体をBLF搬送する処理を説明するための図であり、(a)は第2媒体をBLF搬送した状態を示し、(b)は、第3媒体をBLF搬送した状態を示している。
幅寄せリトライ動作での幅寄せ前に媒体の中心位置を幅寄せローラに合わせる処理を説明するための図であり、(a)は中心位置を合わせる前の状態であり、(b)は中心位置を合わせた後の状態である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるにすぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張等して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
【0010】
[第1実施形態]
<第1実施形態に係る媒体処理装置の構成について>
図1を参照して、第1実施形態に係る媒体処理装置1の構成について説明する。図1は、媒体処理装置1の概略構成図である。媒体処理装置1の説明における「上下」、「前後」は、図1の矢印に従う。当該方向は、説明の便宜上定めるものであり、本発明を限定するものではない。なお、後述する他の実施形態における媒体処理装置の構成は、図1に示す媒体処理装置1の構成と同じであり制御が異なる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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