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公開番号2025121735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017401
出願日2024-02-07
発明の名称電気機器
出願人沖電気工業株式会社
代理人弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類H05K 7/20 20060101AFI20250813BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】風の流れによる羽板自体の振動を防止することができるルーバーを有した電気機器を提供する。
【解決手段】電気機器は、受動素子及び能動素子を含む複数のデバイスが搭載された基板を備える電気機器であって、電気機器に設けられた吸気口近傍に吸気可能に、又は電気機器に設けられた排気口近傍に排気可能に取り付けられ、送風する冷却ファンと、冷却ファンに取り付けられ、空気が通過する開口を有する枠体と、開口内にて枠体の軸受け部に支持される回動軸を備える羽板と、を有する。羽板は、回動軸から半径方向に延在しかつ羽板と共に回動する強磁性体部を有する。枠体は、軸受け部の回動軸の周りの一部に強磁性体部と対向するように固定された電磁石を有する。電気機器は、冷却ファンと電磁石を同期させて通電する通電手段を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
受動素子及び能動素子を含む複数のデバイスが搭載された基板を備える電気機器であって、
前記電気機器に設けられた吸気口近傍に吸気可能に、又は前記電気機器に設けられた排気口近傍に排気可能に取り付けられ、送風する冷却ファンと、
前記冷却ファンに取り付けられ、空気が通過する開口を有する枠体と、
前記開口内にて前記枠体の軸受け部に支持される回動軸を備える羽板と、を有し、
前記羽板は、前記回動軸から半径方向に延在しかつ前記羽板と共に回動する強磁性体部を有し、
前記枠体は、前記軸受け部の前記回動軸の周りの一部に前記強磁性体部と対向するように固定された電磁石を有し、
前記電気機器は、前記冷却ファンと前記電磁石を同期させて通電する通電手段を有することを特徴とする電気機器。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記羽板は複数あり、前記電磁石は前記強磁性体部毎に設けられ、前記通電手段は複数の配線によって前記電磁石を結線することを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記羽板は複数あり、複数の前記羽板の内の少なくとも一部の前記回動軸により近い端部に前記複数の前記羽板の内の残部にリンクするリンク機構を備え、前記複数の前記羽板の内の少なくとも前記一部を回動させると同時に前記電磁石及び前記強磁性体部が前記複数の前記羽板の内の残部を回動させることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項4】
前記強磁性体部は、前記回動軸から前記羽板に沿って延在する
ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項5】
前記強磁性体部は、前記回動軸から前記羽板に対して立ち上がるように延在する
ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項6】
前記枠体は、前記冷却ファンに吸気される気流が通過するように前記冷却ファンの吸気側に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器に関し、特に、電気機器における吸気側への逆流防止用のルーバーを有したファンの羽板脱落防止構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、従来のルーバー付きファンは図13に示すようにファン1の吸気側に複数の羽板2が設置されている。なお、羽板2とはルーバーの羽板取付板3に設置されている羽根単体を示す。ファン1が停止している時は、羽板2が重力方向に平行な角度で垂れ下がることで、羽板2は吸気側への逆流を防止する蓋として機能し、図14に示すようにファン1が始動すると、ファン1の負圧により発生する風から圧力を受けて羽板2が回動しルーバーが開口する構造であった。
【0003】
また、ルーバー付きファンには、特許文献1に開示されるものがあり、受動素子及び能動素子を含む複数のデバイスが搭載された基板を備える電気機器において、ルーバーの羽の自動開閉を行う為に、回動機構としてモーターを設ける構造であった。特許文献1には、基板上に配置された複数のデバイスのうち高温となるデバイスを効率的に冷却することができる電気機器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-019236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記構成の装置では羽板2の回動角度を保持する機構がない為、図15のようにファン1の吸気時、羽板2の周りに乱流が発生し風の流れが不安定になると羽板2自身が振動してしまい、結果として、図16のように羽板2の回動軸4と羽板取付板3の軸受け部5が摩耗する事で羽板2が脱落し、ファン1に羽板2が巻き込まれファン1を破損させてしまう問題があった。
【0006】
また、特許文献1で開示されるような羽板の回動角度を調整する構造では、各羽板に取り付けるワイヤーやそれを保持するスプリング、回動角度調整用のモーター、制御回路等の部品が必要になり、機構が複雑化する事で装置サイズの増加や大幅なコストアップが懸念されるという課題があった。
【0007】
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、吸気の風の流れによる羽板自体の振動を防止することができるルーバーを有した電気機器を提供することを目的の一例とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の電気機器は、受動素子及び能動素子を含む複数のデバイスが搭載された基板を備える電気機器であって、
前記電気機器に設けられた吸気口近傍に吸気可能に、又は前記電気機器に設けられた排気口近傍に排気可能に取り付けられ、送風する冷却ファンと、
前記冷却ファンに取り付けられ、空気が通過する開口を有する枠体と、
前記開口内にて前記枠体の軸受け部に支持される回動軸を備える羽板と、を有し、
前記羽板は、前記回動軸から半径方向に延在しかつ前記羽板と共に回動する強磁性体部を有し、
前記枠体は、前記軸受け部の前記回動軸の周りの一部に前記強磁性体部と対向するように固定された電磁石を有し、
前記電気機器は、前記冷却ファンと前記電磁石を同期させて通電する通電手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ファン稼働と同時に電磁石は金属部を引き寄せ、回動軸の回動が停止し、羽板を所定の角度で維持することにより、風の流れによる羽板自体の振動を防止して、羽板の脱落を防止する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明による第1の実施例の電気機器のルーバー付きファンの構成の一例を示す概略斜視図である。
図1に示す二点鎖線枠AA内を示す拡大部分斜視図である。
第1の実施例の電気機器のルーバー付きファンの停止している状態を示す正面図である。
図3に示す線AAに沿って切断した部分の1組の軸受け部と回動軸を示す部分拡大断面図である。
第1の実施例の電気機器のルーバー付きファンの始動直後の状態を示す正面図である。
図5に示す線BBに沿って切断した部分の1組の軸受け部と回動軸を示す部分拡大断面図である。
第1の実施例の電気機器のルーバー付きファンの動作中の状態を示す正面図である。
図7に示す線CCに沿って切断した部分の1組の軸受け部と回動軸を示す部分拡大断面図である。
本発明による第2の実施例の電気機器のルーバー付きファンの動作中の状態における1組の軸受け部と回動軸を示す羽板取付板に沿った部分拡大断面図である。
本発明による第1の実施例の変形例の電気機器のルーバー付きファンの動作中の状態における1組の軸受け部と回動軸を示す羽板取付板に沿った部分拡大断面図である。
本発明による第1の実施例の変形例の電気機器のルーバー付きファンの動作中の状態における1組の軸受け部と回動軸を示す羽板取付板に沿った部分拡大断面図である。
本発明による第1の実施例の変形例の電気機器のルーバー付きファンの動作中の状態における1組の軸受け部と回動軸を示す羽板取付板に沿った部分拡大断面図である。
従来のルーバー付きファンの停止中の概略構成断面図である。
従来のルーバー付きファンの動作中の概略構成断面図である。
従来のルーバー付きファンの動作中の1つの羽板の断面を示す概略断面図である。
従来のルーバー付きファンの羽板の回動軸と羽板取付板の軸受け部が摩耗する事を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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