TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025123973
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019793
出願日
2024-02-13
発明の名称
定着装置及び画像形成装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250818BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像の品質を向上させる。
【解決手段】画像形成装置1の定着部40は、定着ベルト72と、定着ベルト72の内側に設けられグリス84を介して定着ベルト72の内周面と対向する対向部材79と、定着ベルト72の外周面に対向し対向部材79との間でニップ部を形成する加圧部43とを設け、定着ベルト72の内周面の硬度と、内周面と摺動する対向部材79の摺動面の硬度とは、以下の関係(0[%]<(内周面の硬度-摺動面の硬度)/(摺動面の硬度)×100≦7.8[%])であり、内周面の最大高さ表面粗さRzは、以下の関係である(2.2[μm]<最大高さ表面粗さRz<4.0[μm])ようにする。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に設けられグリスを介して前記定着ベルトの内周面と対向する対向部材と、
前記定着ベルトの外周面に対向し前記対向部材との間でニップ部を形成する加圧部と
を有し、
前記定着ベルトの前記内周面の硬度と、前記内周面と摺動する前記対向部材の摺動面の硬度とは、以下の関係であり、
0[%]<(前記内周面の硬度-前記摺動面の硬度)/(前記摺動面の硬度)×100≦7.8[%]
前記内周面の最大高さ表面粗さRzは、以下の関係である
2.2[μm]<最大高さ表面粗さRz<4.0[μm]
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記内周面のマルテンス硬さHMは、96.5[MPa]以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記内周面の最大表面粗さRz及び算出平均うねりWaは、前記摺動面の最大表面粗さRz及び算出平均うねりWaに対して以下の関係である
0[μm]≦前記内周面の最大高さ表面粗さRz-前記摺動面の最大高さ表面粗さRz≦2.3[μm]
0[μm]≦前記内周面の算出平均うねりWa-前記摺動面の算出平均うねりWa≦0.26[μm]
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記内周面の最大表面粗さRz及び算出平均うねりWaは、前記摺動面の最大表面粗さRz及び算出平均うねりWaに対して以下の関係である
0[μm]≦前記内周面の最大高さ表面粗さRz-前記摺動面の最大高さ表面粗さRz≦0.6[μm]
0[μm]≦前記内周面の算出平均うねりWa-前記摺動面の算出平均うねりWa≦0.24[μm]
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記内周面と前記摺動面との主成分は同一である
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記対向部材は、
前記定着ベルトと対向するヒータ
を有し、
前記摺動面は、前記ヒータの表面に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記対向部材は、
ヒータと、
前記ヒータと前記定着ベルトとの間に位置する熱拡散部材と
を有し、
前記摺動面は、前記熱拡散部材の表面に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記定着ベルトは、
金属製のベルト基材と、
前記ベルト基材の内周側に位置し前記内周面を形成するベルトコート材と
を含み、
前記対向部材は、
金属製の対向部材基材と、
前記対向部材基材における前記定着ベルトと対向する側に位置し前記摺動面を形成する対向部材コート材と
を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
媒体に画像を形成する画像形成部と、
請求項1乃至請求項8の何れかに記載の定着装置と
を有することを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は定着装置及び画像形成装置に関し、例えば電子写真式のプリンタに適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置として、例えば現像装置によりトナー(現像剤とも呼ぶ)を用いたトナー像(現像剤像とも呼ぶ)を形成して用紙(媒体とも呼ぶ)に転写し、定着装置によってこの用紙に熱や圧力を加えて定着させることにより、画像を印刷するものがある。このうち定着装置は、例えば用紙の搬送経路の上側に、定着ベルトと、該定着ベルトの内周側に設けられ該定着ベルトと摺動する対向部材とを配置し、搬送経路の下側に、定着ベルトを間に挟んで対向部材と対向する加圧部を配置し、定着ベルトと加圧部との間に形成されるニップ部において用紙を挟持し、該用紙に熱及び圧力を加えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-145046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような画像形成装置においては、定着ベルトと対向部材とが摺動することによって傷つけ合い、印字不良が発生する場合があった。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画像の品質を向上させ得る定着装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明の定着装置においては、定着ベルトと、定着ベルトの内側に設けられグリスを介して定着ベルトの内周面と対向する対向部材と、定着ベルトの外周面に対向し対向部材との間でニップ部を形成する加圧部とを設け、定着ベルトの内周面の硬度と、内周面と摺動する対向部材の摺動面の硬度とは、以下の関係であり(0[%]<(内周面の硬度-摺動面の硬度)/(摺動面の硬度)×100≦7.8[%])、内周面の最大高さ表面粗さRzは、以下の関係である(2.2[μm]<最大高さ表面粗さRz<4.0[μm])ようにした。
【0007】
また本発明の画像形成装置においては、媒体に画像を形成する画像形成部と、上述した定着装置とを設けるようにした。
【0008】
本発明は、繰り返し印刷が行われた場合であっても、定着ベルトと対向部材との間にグリスを保持すると共に、定着ベルト及び対向部材が傷つくことを抑止できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、繰り返し印刷が行われた場合であっても、定着ベルトと対向部材との間にグリスを保持すると共に、定着ベルト及び対向部材が傷つくことを抑止でき、かくして画像の品質を向上させる定着装置及び画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の構成を示す左側面図である。
定着部の外部構成を示す斜視図である。
定着部の内部構成を示し、図2におけるA-A矢視断面図である。
定着ベルトの構成を示す横断面図である。
加圧部の構成を示す横断面図である。
比較例の定着ベルトコート材及び対向部材コート材を示す縦断面図である。
各定着ベルトコート材硬度における寿命相当摩耗量の測定結果と判定結果を示す表である。
定着ベルトコート材硬度と寿命相当摩耗量との関係を示すグラフである。
断面曲線の波長成分を示す図である。
各定着ベルトコート材表面粗さにおける画質とグリス保持性との判定結果を示す表である。
定着ベルトコート材表面粗さが小さすぎた場合の状態を示し、(A)は断面図、(B)は(A)の部分拡大図である。
定着ベルトコート材表面粗さが大きすぎた場合の状態を示す断面図である。
定着ベルトコート材うねりが大きすぎた場合の状態を示す断面図である。
各表面粗さ差及び各うねり差における画質とグリス保持性との評価結果と総合判定結果とを示す表である。
表面粗さ差とうねり差との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
沖電気工業株式会社
筐体
7日前
沖電気工業株式会社
アンテナ
17日前
沖電気工業株式会社
電気機器
26日前
沖電気工業株式会社
線材保持具
14日前
沖電気工業株式会社
レーダ装置
7日前
沖電気工業株式会社
現金処理装置
26日前
沖電気工業株式会社
光導波路素子
12日前
沖電気工業株式会社
光導波路素子
12日前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
12日前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
12日前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
10日前
沖電気工業株式会社
媒体搬送装置
7日前
沖電気工業株式会社
紙幣処理装置
17日前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
12日前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
18日前
沖電気工業株式会社
光導波路素子
12日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
20日前
沖電気工業株式会社
棒金収納装置
26日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
21日前
沖電気工業株式会社
電子機器筐体
1か月前
沖電気工業株式会社
貨幣取扱装置
19日前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像撮影システム
19日前
沖電気工業株式会社
携帯通信端末システム
1か月前
沖電気工業株式会社
定着装置及び画像形成装置
21日前
沖電気工業株式会社
定着装置及び画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
定着装置及び画像形成装置
10日前
沖電気工業株式会社
給紙装置及び画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
電源装置及び画像形成装置
6日前
沖電気工業株式会社
処理装置、プログラム及び方法
14日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置及び画像処理方法
12日前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
1か月前
沖電気工業株式会社
媒体識別装置及び媒体処理装置
14日前
沖電気工業株式会社
レーザー振動計及び振動測定方法
12日前
沖電気工業株式会社
装置、設置方法、およびプログラム
7日前
沖電気工業株式会社
通信装置、通信方法およびプログラム
19日前
続きを見る
他の特許を見る