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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025123874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019620
出願日2024-02-13
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250818BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 電力供給の遮断に起因する用紙搬送系エラーへの対策が施された画像形成装置を提供できる。
【解決手段】 本開示の装置は、媒体を加熱するためのヒーターと、ヒーターを制御するヒーター制御部と、媒体を搬送する搬送部と、搬送部を制御する搬送制御部と、外部から入力される交流の入力電圧を受けて、入力電圧を所望の電圧に変換し、電圧をヒーター制御部及び搬送制御部に供給する第1経路と、第1経路から分岐し、電圧をヒーターに供給する第2経路と、第2経路に接続され、ヒーター制御部からの指示に従って、ヒーターのスイッチングを制御する制御素子と、第2経路を切断する切断部とを備え、入力電圧が異常となったときに、ヒーター制御部は制御素子をオフと制御し、搬送制御部は搬送中の媒体が排出するまで媒体を搬送するように搬送部を制御し、切断部は第2経路を切断することを特徴とする。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
現像剤による画像が形成された媒体を加熱するためのヒーターと、
前記ヒーターを制御するヒーター制御部と、
前記媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部を制御する搬送制御部と、
外部電源から入力される交流電圧である入力電圧を受けて、前記入力電圧を所望の電圧に変換し、前記所望の電圧を前記ヒーター制御部及び前記搬送制御部に供給する第1の経路と、
前記第1の経路から分岐し、前記入力電圧を前記ヒーターに供給する第2の経路と、
前記第2の経路に接続され、前記ヒーター制御部からの指示に従って、前記ヒーターのオン又はオフのスイッチングを制御する制御素子と、
前記第2の経路の切断が可能である切断部とを備え、
前記入力電圧が異常となったときに、
前記ヒーター制御部は、前記制御素子をオフと制御し、
前記搬送制御部は、搬送中の媒体が装置外に排出するまで前記媒体を搬送するように前記搬送部を制御し、
前記切断部は、前記第2の経路を切断する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記搬送制御部は、新たな媒体の搬送を停止するように前記搬送部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
表示部に画像形成装置に関する情報を表示する制御を行う表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記入力電圧が異常となったときに搬送中の前記媒体については、前記媒体を排出した後、前記表示部に前記媒体の搬送が完了した旨を示す情報を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の経路の代替経路であって、補助電源から入力される前記所望の電圧を前記ヒーター制御部及び前記搬送制御部に供給する第3の経路と、
前記第1の経路から供給される前記所望の電圧が低下している場合には、前記第3の経路の前記所望の電圧を前記ヒーター制御部及び前記搬送制御部に供給するように経路を制御する補助電源制御部と
をさらに備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記補助電源制御部は、前記入力電圧が異常となったときに搬送中の前記媒体について、搬送が完了した後、前記第3の経路による前記ヒーター制御部及び前記搬送制御部への前記所望の電圧の供給を停止することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式により画像を形成する画像形成装置では、ヒーターにより加熱されるヒートローラーを有する定着装置を備えている。また、ヒートローラーの温度が所望の温度になるようにトライアック等のスイッチングを制御する制御素子に対し、ヒーターへの通電を制御するのが一般的である。
【0003】
画像形成装置が動作するためには、交流を入力するAC(Alternating Current)入力電源が必要である。商用電源が停電となっても画像形成装置を動作させることができるように、無停電装置を画像形成装置外に配置することがある。
【0004】
無停電装置は、商用電源から安定した電力が供給されている状態では、商用電源からの電力を画像形成装置に供給するが、停電により電力供給の断を検出すると、蓄えていたDC(Direct Current)電力をAC電力に変換して、画像形成装置に供給する。この時、無停電電源からの出力が正常な交流であれば問題ないが、矩形波等異常な出力の場合、ACのゼロクロス点が正常に検知できずに、ヒーターの制御が不能になることがある。
【0005】
特許文献1に記載された画像形成装置は、入力された交流の波形が異常になったときに安全にヒーターへの電力供給を遮断することにより、制御不能になってしまうことを予防している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-197560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載の装置ではヒーターへの電力供給を遮断したときに装置としての処理は、エラーメッセージを表示部に表示するに留まっている。
【0008】
即ち、特許文献1に記載の装置では、電力供給を遮断したことにより発生する用紙搬送系エラーへの対策がなれておらず、例えば、搬送中の媒体が装置内に滞留することにより、紙詰まりエラーが発生するおそれがある。この場合、ユーザは用紙搬送系エラーへの対応が必要となり、装置復旧まで余計な時間が掛ることになる。
【0009】
そのため、入力される交流の波形が異常になっても、安全にヒーターへの電力供給を遮断できると共に、電力供給の遮断に起因する用紙搬送系エラーへの対策が施された画像形成装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の画像形成装置は、現像剤による画像が形成された媒体を加熱するためのヒーターと、前記ヒーターを制御するヒーター制御部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を制御する搬送制御部と、外部電源から入力される交流電圧である入力電圧を受けて、前記入力電圧を所望の電圧に変換し、前記所望の電圧を前記ヒーター制御部及び前記搬送制御部に供給する第1の経路と、前記第1の経路から分岐し、前記入力電圧を前記ヒーターに供給する第2の経路と、前記第2の経路に接続され、前記ヒーター制御部からの指示に従って、前記ヒーターのオン又はオフのスイッチングを制御する制御素子と、前記第2の経路の切断が可能である切断部とを備え、前記入力電圧が異常となったときに、前記ヒーター制御部は、前記制御素子をオフと制御し、前記搬送制御部は、搬送中の媒体が装置外に排出するまで前記媒体を搬送するように前記搬送部を制御し、前記切断部は、前記第2の経路を切断することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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