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公開番号2025124978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024020759
出願日2024-02-15
発明の名称ワークポジショナ及びワークポジショナの設置方法
出願人ナブテスコ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B23Q 3/02 20060101AFI20250820BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】組立精度を悪化させることなく、容易に運搬、設置が可能なワークポジショナ及びワークポジショナの設置方法を提供する。
【解決手段】実施形態のワークポジショナ1は、ベース部2と、ベース部2に設けられた第1支柱5及び第2支柱6と、第1支柱5に設けられ、ワークを回転駆動する減速機付きモータ7と、第2支柱6に設けられるとともに減速機付きモータ7の出力回転軸線A1と同軸上に設けられ、ワークに対して従動回転するピロー形軸受ユニット8と、ベース部2の第1支柱5と第2支柱6との間に設けられるとともにフォーク100によって持ち上げられる箇所に設けられ、ベース部2の剛性を確保する補強部3と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運搬具によって持ち上げられて運搬されるワークポジショナにおいて、
ベース部と、
前記ベース部に設けられた第1支柱及び第2支柱と、
前記第1支柱に設けられ、ワークを回転駆動する駆動部と、
前記第2支柱に設けられるとともに前記駆動部の回転軸線と同軸上に設けられ、前記ワークに対して従動回転する従動部と、
前記ベース部の前記第1支柱と前記第2支柱との間に設けられるとともに前記運搬具によって持ち上げられる箇所に設けられ、前記ベース部の剛性を確保する補強部と、
を備える、
ワークポジショナ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ベース部は一方向に長く形成されており、
前記ベース部の長手方向の両端に、それぞれ前記第1支柱と前記第2支柱とが設けられている、
請求項1に記載のワークポジショナ。
【請求項3】
前記補強部は、前記ベース部に対して着脱自在に設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のワークポジショナ。
【請求項4】
前記補強部に設けられ、前記ベース部の短手方向に前記運搬具が挿入される運搬具挿入孔を有する保持具を備える、
請求項2に記載のワークポジショナ。
【請求項5】
前記保持具は、前記補強部を挟んで前記ベース部とは反対側に設けられている、
請求項4に記載のワークポジショナ。
【請求項6】
前記保持具は、前記ベース部の前記第1支柱及び前記第2支柱が設けられている面と同一面上に設けられている、
請求項5に記載のワークポジショナ。
【請求項7】
前記ベース部は一方向に長く形成されており、
前記ベース部の一部は、長手方向で分割可能に設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のワークポジショナ。
【請求項8】
前記補強部は、前記ベース部の分割部を跨るように設けられている、
請求項7に記載のワークポジショナ。
【請求項9】
前記ベース部と前記第1支柱、前記ベース部と前記第2支柱、前記第1支柱と前記駆動部、前記第2支柱と前記従動部、及び分割されたそれぞれの前記ベース部は、各々互いに位置決め部によって位置決めされている、
請求項7に記載のワークポジショナ。
【請求項10】
一方向に長く、長手方向で分割可能に設けられたベース部と、
前記ベース部の長手方向の両端に設けられた第1支柱及び第2支柱と、
前記第1支柱に設けられ、ワークを回転駆動する駆動部と、
前記第2支柱に設けられるとともに前記駆動部の回転軸線と同軸上に設けられ、前記ワークに対して従動回転する従動部と、
前記ベース部の前記第1支柱と前記第2支柱との間に設けられるとともに前記第1支柱及び前記第2支柱が設けられている面と同一面上に設けられ、前記ベース部の剛性を確保する補強部と、
を備えたワークポジショナの設置方法であって、
分割された前記ベース部を一体化するとともに、前記第1支柱、前記第2支柱、前記駆動部、前記従動部、及び前記補強部を組み付ける組立工程と、
前記組立工程の後、前記ベース部の前記補強部が設けられた箇所を運搬具によって持ち上げ、持ち上げた状態のまま前記ベース部を運搬する運搬工程と、
前記運搬工程の後、所望の設置場所に前記ベース部を設置する設置工程と、
前記設置工程の後、前記ベース部を分割して前記ベース部の一部を取り外す取り外し工程と、
を有する、
ワークポジショナの設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークポジショナ及びワークポジショナの設置方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、加工対象のワークを適切な位置や姿勢に向けるワークポジショナが知られている。ワークポジショナは、一方向に長いベース部と、ベース部の長手方向両端に設けられた第1支柱及び第2支柱と、第1支柱の上端に設けられた駆動部と、第2支柱の上端に設けられた軸受と、を備える。駆動部は回転駆動され、軸受と同軸上に設けられる。ワークは、駆動部と軸受とに両持ち支持される。このような構成のもと、駆動部を駆動すると、駆動部の回転軸線回りにワークが回転される。
【0003】
ところで、ワークポジショナを運搬して所定の箇所に設置する場合、例えばフォークリフト等が用いられる。そして、フォークリフトの運搬具(フォーク)をベース部の下方に差し込み、ベース部を押し上げるようにしてワークポジショナを持ち上げる。この持ち上げた状態で所定の箇所まで運搬した後、ワークポジショナを設置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-65224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の従来技術のように、運搬具でベース部を持ち上げようとすると、ベース部が撓んでしまう可能性があった。とりわけ一方向に長いベース部では、ベース部の長さが長くなるほどベース部の撓みが大きくなる可能性がある。このような場合、ベース部上に設けられている駆動部と軸受との相対位置がずれてしまい、ワークポジショナを設置後に再度駆動部と軸受との位置調整が必要になる。このため、ワークポジショナの運搬から設置までの作業が煩わしいものとなるという課題があった。
【0006】
本発明は、組立精度を悪化させることなく、容易に運搬、設置が可能なワークポジショナ及びワークポジショナの設置方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るワークポジショナは、運搬具によって持ち上げられて運搬されるワークポジショナにおいて、ベース部と、前記ベース部に設けられた第1支柱及び第2支柱と、前記第1支柱に設けられ、ワークを回転駆動する駆動部と、前記第2支柱に設けられるとともに前記駆動部の回転軸線と同軸上に設けられ、前記ワークに対して従動回転する従動部と、前記ベース部の前記第1支柱と前記第2支柱との間に設けられるとともに前記運搬具によって持ち上げられる箇所に設けられ、前記ベース部の剛性を確保する補強部と、を備える。
【0008】
このように構成することで、例えば運搬具でベース部を持ち上げる際、補強部によってベース部が撓んでしまうことを抑制できる。このため、組立精度を悪化させることなく、容易にワークポジショナの運搬、設置を行うことができる。
【0009】
上記構成において、前記ベース部は一方向に長く形成されており、前記ベース部の長手方向の両端に、それぞれ前記第1支柱と前記第2支柱とが設けられていてもよい。
【0010】
上記構成において、前記補強部は、前記ベース部に対して着脱自在に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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