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公開番号2025122772
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018402
出願日2024-02-09
発明の名称振動デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 9/02 20060101AFI20250815BHJP(基本電子回路)
要約【課題】振動素子の振動特性の劣化を抑制することができる振動デバイスを提供すること。
【解決手段】振動デバイスは、実装端子が配置されている実装面と、前記実装面と表裏関係にある搭載面と、を有するベース基板と、前記ベース基板の前記搭載面に搭載されているパッケージと、前記パッケージに収容され、一方の端部が前記パッケージに配置されているマウント電極に接合されている振動素子と、を有し、前記振動素子の前記一方の端部と他方の端部とが並ぶ方向を第1方向としたとき、前記第1方向において、前記ベース基板の中心は、前記マウント電極内に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
実装端子が配置されている実装面と、前記実装面と表裏関係にある搭載面と、を有するベース基板と、
前記ベース基板の前記搭載面に搭載されているパッケージと、
前記パッケージに収容され、前記パッケージに配置されているマウント電極に一方の端部が接合されている振動素子と、を有し、
前記振動素子の前記一方の端部と他方の端部とが並ぶ方向を第1方向としたとき、
前記第1方向において、前記ベース基板の中心は、前記マウント電極内に位置することを特徴とする振動デバイス。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記パッケージは、前記第1方向に直交する第2方向に沿って配置されている一対の前記マウント電極を有し、
各前記マウント電極からの距離が等しい点が、前記第2方向において、前記ベース基板の中心に位置している請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記ベース基板に接合され、前記ベース基板との間に前記振動素子を収容する収容空間を形成しているリッドを有する請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記パッケージに収容され、前記振動素子を発振してクロック信号を出力する発振回路を備える回路素子を有する請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記ベース基板の前記実装面は、前記第1方向に離間して配置されている第1辺および第2辺を有し、
前記パッケージは、前記第1辺側に偏って配置され、前記搭載面と対向する対向面に配置されている外部端子を有し、
前記対向面は、前記第1方向に離間し、前記第1辺側に位置する第3辺および前記第2辺側に位置する第4辺を有し、
前記外部端子は、前記対向面の前記第3辺に配置され、前記クロック信号を出力するOUT外部端子を有し、
前記実装端子は、前記実装面の前記第1辺に配置され、前記OUT外部端子と電気的に接続されているOUT実装端子を有する請求項4に記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記外部端子は、前記対向面に前記OUT外部端子と隣り合って配置され、グランドに接続されるGND外部端子を有し、
前記実装端子は、前記実装面に前記OUT実装端子と隣り合って配置され、前記GND外部端子と電気的に接続されているGND実装端子を有する請求項5に記載の振動デバイス。
【請求項7】
前記ベース基板の平面視で、前記外部端子と前記実装端子とが重ならない請求項5に記載の振動デバイス。
【請求項8】
前記ベース基板の平面視で、前記パッケージの面積は、前記ベース基板の面積の20%以下である請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項9】
前記ベース基板の平面視で、前記パッケージの面積は、前記ベース基板の面積の10%以下である請求項1に記載の振動デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された発振器は、セラミックベースの上面に配置されたパッケージ化された水晶振動子と、水晶振動子の上面に配置された温度補償用回路と、セラミックベース上面に配置されたバイパスコンデンサーと、セラミックベース上面に配置された周波数制御回路と、を有する。このような発振器では、水晶振動子と周波数制御回路とがバイパスコンデンサーを挟んで配置されており、水晶振動子および温度補償用回路が周波数制御回路の熱の影響を受け難く、さらに、水晶振動子と温度補償用回路とが密着していることにより、温度補償用回路が水晶振動子の温度を反映して動作する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-142899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、上述したような発振器を回路基板に搭載した場合、セラミックベースと回路基板との線膨張係数差に起因した熱応力が水晶振動子に加わり、水晶振動子の振動特性が劣化するおそれがある。また、セラミックベースに対する水晶振動子の搭載位置によって水晶振動子に加わる熱応力が変化するが、特許文献1の発振器における水晶振動子の搭載位置では、熱応力を十分に緩和することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の振動デバイスは、実装端子が配置されている実装面と、前記実装面と表裏関係にある搭載面と、を有するベース基板と、
前記ベース基板の前記搭載面に搭載されているパッケージと、
前記パッケージに収容され、一方の端部が前記パッケージに配置されているマウント電極に接合されている振動素子と、を有し、
前記振動素子の前記一方の端部と他方の端部とが並ぶ方向を第1方向としたとき、
前記第1方向において、前記マウント電極は、前記ベース基板の中心に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の振動デバイスを示す断面図である。
図1の振動デバイスが有する温度補償型水晶発振器の断面図である。
温度補償型水晶発振器が備えるベース基板の凹部の底面を示す平面図である。
温度補償型水晶発振器が備える振動素子を示す平面図である。
外側パッケージが備えるベース基板の凹部の底面を示す平面図である。
振動デバイスを実装基板に実装した状態を示す断面図である。
ベース基板に対するマウント電極の配置を示す平面図である。
ベース基板に対するマウント電極の配置を示す平面図である。
第2実施形態の振動デバイスが有する振動素子を示す平面図である。
ベース基板に対するマウント電極の配置を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の振動デバイスの好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の振動デバイスを示す断面図である。図2は、図1の振動デバイスが有する温度補償型水晶発振器の断面図である。図3は、温度補償型水晶発振器が備えるベース基板の凹部の底面を示す平面図である。図4は、温度補償型水晶発振器が備える振動素子を示す平面図である。図5は、外側パッケージが備えるベース基板の凹部の底面を示す平面図である。図6は、振動デバイスを実装基板に実装した状態を示す断面図である。図7および図8は、それぞれ、ベース基板に対するマウント電極の配置を示す平面図である。なお、説明の便宜上、各図2には、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、X軸に沿う方向をX軸方向、Y軸に沿う方向をY軸方向、Z軸に沿う方向をZ軸方向とも言う。また、振動デバイス1の厚さ方向であるZ軸方向の矢印側を「上」とも言い、反対側を「下」とも言う。また、Z軸方向からの平面視を単に「平面視」とも言う。
【0009】
図1に示す振動デバイス1は、外側パッケージ2と、外側パッケージ2に収容された温度補償型水晶発振器3(TCXO)と、を有する。このような振動デバイス1は、発振器として利用される。
【0010】
まず、温度補償型水晶発振器3について説明する。図2に示すように、温度補償型水晶発振器3は、パッケージとしての内側パッケージ5と、内側パッケージ5に収容された振動素子6および回路素子7と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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