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公開番号
2025115505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024009984
出願日
2024-01-26
発明の名称
振動素子
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03H
9/19 20060101AFI20250731BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】振動強度の低下を招くことを抑制して高いQ値の振動素子を実現する。
【解決手段】閃亜鉛鉱型の単結晶から成る圧電体を用いた振動素子100であって、リング状であって、少なくとも一部に複数の第1振動部161及び162と複数の第2振動部163及び164とが交互に配置される振動部1を備え、振動部1は、複数の第1振動部161及び162の各々に設けられる第1電極111及び112と、複数の第2振動部163及び164の各々に設けられる第2電極113及び114と、第1電極同士を電気的に接続する第1接続部11bと、第2電極同士を電気的に接続する第2接続部11cと、を有し、複数の第1電極111及び112と複数の第2電極113及び114は、単結晶の[001]軸と垂直な面に交互に配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
閃亜鉛鉱型の単結晶から成る圧電体を用いた振動素子であって、
リング状であって、少なくとも一部に複数の第1振動部と複数の第2振動部とが交互に配置される振動部を備え、
前記振動部は、複数の前記第1振動部の各々に設けられる第1電極と、複数の前記第2振動部の各々に設けられる第2電極と、前記第1電極同士を電気的に接続する第1接続部と、前記第2電極同士を電気的に接続する第2接続部と、を有し、
複数の前記第1電極と複数の前記第2電極は、前記単結晶の[001]軸と垂直な面に交互に配置されることを特徴とする振動素子。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の振動素子において、
前記振動部で生成された振動を反射する反射部を備えることを特徴とする振動素子。
【請求項3】
請求項2に記載の振動素子において、
前記反射部として、入射した縦波を横波として反射する第1反射部と、前記第1反射部を介して入射した横波を縦波として反射する第2反射部と、を有することを特徴とする振動素子。
【請求項4】
請求項3に記載の振動素子において、
前記反射部として、前記第1反射部と前記第2反射部との間に、入射した横波を横波として反射する第3反射部を有することを特徴とする振動素子。
【請求項5】
請求項2に記載の振動素子において、
前記反射部として、入射した縦波を縦波として反射する第4反射部を有することを特徴とする振動素子。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の振動素子において、
前記単結晶の[001]軸と平行な方向から見て前記第1接続部と前記第2接続部とが重なる位置において、前記第1接続部と前記第2接続部との間に前記第1接続部と前記第2接続部とを絶縁するスペーサーを備えることを特徴とする振動素子。
【請求項7】
請求項1から5のいずれか1項に記載の振動素子において、
複数の前記第1振動部及び複数の前記第2振動部は、前記単結晶の[110]軸または前記単結晶の[-110]軸に平行に並んで前記圧電体に配置されることを特徴とする振動素子。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか1項に記載の振動素子において、
前記単結晶の[001]軸に平行な方向から見て前記振動部の周囲の少なくとも一部に設けられ複数の前記第1振動部及び複数の前記第2振動部が配置されないベース部と、前記振動部と前記ベース部とを架橋する支持部と、を備えることを特徴とする振動素子。
【請求項9】
請求項8に記載の振動素子において、
前記支持部は、前記振動部の節点と前記ベース部とを架橋することを特徴とする振動素子。
【請求項10】
請求項8に記載の振動素子において、
前記支持部は、前記単結晶の[110]軸または前記単結晶の[-110]軸に平行に延設されることを特徴とする振動素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動素子に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の振動子単位を用いて振動部を振動させる様々な振動素子が知られている。例えば、特許文献1には、複数の小振動部を二次元配列したラーメ振動水晶振動子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-111434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のラーメ振動水晶振動子では、二次元配列のうちの一方の並び方向である行方向と、それに直交する方向である列方向と、の二つの方向において同等の強度で振動する。ここで、それら二つの方向に対応する共振周波数は振動部の幅寸法に依存する。このため、それら二つの方向において協調させて振動させるためには、振動部における行方向と列方向の寸法を一致させる必要がある。しかしながら、共振周波数を高くすると共振に寄与する波長が短くなることから、共振周波数が高い場合においては加工精度などの誤差により振動強度が低下する虞がある。振動強度が低下すると品質係数Qの値であるQ値が低減する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の振動素子は、閃亜鉛鉱型の単結晶から成る圧電体を用いた振動素子であって、リング状であって、少なくとも一部に複数の第1振動部と複数の第2振動部とが交互に配置される振動部を備え、前記振動部は、複数の前記第1振動部の各々に設けられる第1電極と、複数の前記第2振動部の各々に設けられる第2電極と、前記第1電極同士を電気的に接続する第1接続部と、前記第2電極同士を電気的に接続する第2接続部と、を有し、複数の前記第1電極と複数の前記第2電極は、前記単結晶の[001]軸と垂直な面に交互に配置されることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施例1の振動素子を表す立方晶の(001)面側からの斜視図。
縦波が第1反射部で横波として反射され、横波が第2反射部で横波として反射され、横波が第3反射部で縦波として反射される様子を表す概略図。
縦波を入射した際における入射角と反射角、入射角と反射振幅、入射角と位相変化、の関係を表すグラフ。
横波を入射した際における入射角と反射角、入射角と反射振幅、入射角と位相変化、の関係を表すグラフ。
本発明の実施例1の振動素子の第1接続部と第2接続部とが重なる位置の周辺を表す斜視図。
本発明の実施例1の振動素子の第1電極、第2電極及び共通電極における電圧の時間変化を表すグラフ。
本発明の実施例1の振動素子の振動部の一部の概略平面図であって、電圧を印加させたときの状態を表す図。
本発明の実施例1の振動素子の圧電体の単結晶の結晶構造を表す結晶構造を表す図。
本発明の実施例1の振動素子を表す立方晶の(001)面側から見た概略図であって、振動子単位の変形状態を説明するための図。
本発明の実施例2の振動素子の振動部の概略平面図であって、電圧を印加させたときの状態を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の振動素子は、閃亜鉛鉱型の単結晶から成る圧電体を用いた振動素子であって、リング状であって、少なくとも一部に複数の第1振動部と複数の第2振動部とが交互に配置される振動部を備え、前記振動部は、複数の前記第1振動部の各々に設けられる第1電極と、複数の前記第2振動部の各々に設けられる第2電極と、前記第1電極同士を電気的に接続する第1接続部と、前記第2電極同士を電気的に接続する第2接続部と、を有し、複数の前記第1電極と複数の前記第2電極は、前記単結晶の[001]軸と垂直な面に交互に配置されることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、少なくとも一部に複数の第1振動部と複数の第2振動部とが交互に配置されるリング状の振動部に、第1振動部に対応する第1電極と第2振動部に対応する第2電極とが単結晶の[001]軸と垂直な面に交互に配置される。このように、リング状の振動部の少なくとも一部に複数の振動子単位を並べる構成とすることで、各振動子単位が生成する振動波の位相を合わせてリング状の振動部において周回させることができる。したがって、周回などさせることで振動強度を強めることができ、高いQ値を得る事ができる。
【0009】
本発明の第2の態様の振動素子は、前記第1の態様に従属する態様であって、前記振動部で生成された振動を反射する反射部を備えることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、振動部で生成された振動を反射する反射部を備える。このため、リング状の振動部において、容易に各振動子単位が生成する振動波の位相を合わせて周回などさせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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