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公開番号2025128552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025273
出願日2024-02-22
発明の名称ドライバー及び電気光学装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250827BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】スタティック駆動とデューティー駆動を端子ごとに設定できるドライバー等の提供。
【解決手段】液晶パネル100を駆動するドライバー10は、液晶パネル100のセグメント電極に各端子が電気的に接続される第1端子TS1～第n端子TSnと、第1端子TS1～第n端子TSnに対してスタティック駆動又はデューティー駆動の駆動信号を出力する第1セグメント駆動回路20-1～第nセグメント駆動回路20-nを含む。第1セグメント駆動回路20-1～第nセグメント駆動回路20-nの各セグメント駆動回路は、スタティック駆動が設定されたとき、スタティック駆動の駆動信号を出力し、デューティー駆動が設定されたとき、デューティー駆動の駆動信号を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
液晶パネルを駆動するドライバーであって、
前記液晶パネルのセグメント電極に各端子が電気的に接続される第１端子～第ｎ端子と、
前記第１端子～前記第ｎ端子に対してスタティック駆動又はデューティー駆動の駆動信号を出力する第１セグメント駆動回路～第ｎセグメント駆動回路と、
を含み、
前記第１セグメント駆動回路～前記第ｎセグメント駆動回路の各セグメント駆動回路は、前記スタティック駆動が設定されたとき、前記スタティック駆動の駆動信号を出力し、前記デューティー駆動が設定されたとき、前記デューティー駆動の駆動信号を出力することを特徴とするドライバー。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
表示データと、前記スタティック駆動と前記デューティー駆動の選択データとを、前記各セグメント駆動回路に供給するデータ供給回路を含むことを特徴とするドライバー。
【請求項３】
請求項２に記載されたドライバーにおいて、
前記各セグメント駆動回路は、
前記選択データにより前記スタティック駆動が選択されたとき、前記スタティック駆動の駆動信号を出力し、前記選択データにより前記デューティー駆動が選択されたとき、前記デューティー駆動の駆動信号を出力することを特徴とするドライバー。
【請求項４】
請求項２に記載されたドライバーにおいて、
前記データ供給回路は、
第ｓビットに前記選択データが設定され、第ｔビット～第ｕビットにデューティー駆動用の前記表示データ又はスタティック駆動用の前記表示データが設定されたデータを、前記各セグメント駆動回路に供給することを特徴とするドライバー。
【請求項５】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記各セグメント駆動回路は、
前記スタティック駆動が選択されたとき、スタティック駆動用のフレーム信号に同期して前記スタティック駆動の駆動信号を出力し、
前記デューティー駆動がされたとき、デューティー駆動用のフレーム信号に同期して前記デューティー駆動の駆動信号を出力することを特徴とするドライバー。
【請求項６】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記各セグメント駆動回路は、
前記スタティック駆動の駆動信号を出力するスタティック駆動回路と、
前記デューティー駆動の駆動信号を出力するデューティー駆動回路と、
前記スタティック駆動が選択されたとき、前記スタティック駆動の駆動信号を出力し、前記デューティー駆動が選択されたとき、前記デューティー駆動の駆動信号を出力する出力回路と、
を含むことを特徴とするドライバー。
【請求項７】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記スタティック駆動のコモン信号を出力するスタティック駆動用のコモン駆動回路と、
前記デューティー駆動のコモン信号群を出力するデューティー駆動用のコモン駆動回路と、
を含むことを特徴とするドライバー。
【請求項８】
請求項７に記載されたドライバーにおいて、
前記スタティック駆動のコモン信号が出力されるスタティック駆動用のコモン端子と、
前記デューティー駆動のコモン信号群が出力されるデューティー駆動用のコモン端子群と、
を含むことを特徴とするドライバー。
【請求項９】
請求項８に記載されたドライバーにおいて、
前記第１端子～前記第ｎ端子は、第ｐ端子～第ｑ端子と、第ｑ＋１端子～第ｒ端子とを含み、
前記スタティック駆動用のコモン端子と前記デューティー駆動用のコモン端子群は、前記第ｑ端子と前記第ｑ＋１端子との間に配置されることを特徴とするドライバー。
【請求項１０】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記第１端子～前記第ｎ端子は、ドライバーの辺に沿って配置されることを特徴とするドライバー。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ドライバー及び電気光学装置等に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、デューティー駆動用の出力電位と、スタティック駆動用の出力電位を有し、これらの電位から選択して液晶駆動用出力端子から出力させる液晶駆動回路が開示されている。この従来技術では、例えば第１フレーム、第２フレームではデューティー駆動用の信号を液晶駆動用出力端子から出力し、第３フレームではスタティック駆動用の信号を当該液晶駆動用出力端子から出力するというように、液晶駆動用出力端子から出力される駆動信号を、フレームごとに切り替えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平９－２６９７５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１等の従来技術では、液晶パネルを駆動するドライバーの端子ごとの駆動の切り替え手法については提案されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様は、液晶パネルを駆動するドライバーであって、前記液晶パネルのセグメント電極に各端子が電気的に接続される第１端子～第ｎ端子と、前記第１端子～前記第ｎ端子に対してスタティック駆動又はデューティー駆動の駆動信号を出力する第１セグメント駆動回路～第ｎセグメント駆動回路と、を含み、前記第１セグメント駆動回路～前記第ｎセグメント駆動回路の各セグメント駆動回路は、前記スタティック駆動が設定されたとき、前記スタティック駆動の駆動信号を出力し、前記デューティー駆動が設定されたとき、前記デューティー駆動の駆動信号を出力するドライバーに関係する。
【０００６】
また本開示の他の態様は、上記に記載されたドライバーと、前記液晶パネルと、を含む電気光学装置に関係する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態のドライバー、電気光学装置の構成例。
液晶パネルのセグメント電極の例。
本実施形態のドライバー、電気光学装置の詳細な構成例。
セグメント駆動回路、データ供給回路の構成例。
セグメント駆動回路、データ供給回路の詳細な構成例。
セグメント駆動回路、データ供給回路の他の構成例。
スタティック駆動の信号波形例。
デューティー駆動の信号波形例。
デューティー駆動の信号波形例。
デューティー駆動の信号波形例。
デューティー駆動の信号波形例。
表示データと選択データを含むデータのフォーマット例。
表示データと選択データを含むデータのフォーマット例。
ドライバーの端子のレイアウト配置例。
電気光学装置の構成例。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【０００９】
１．ドライバーの構成例
図１に本実施形態のドライバー１０の構成例を示す。ドライバー１０は、液晶パネル１００を駆動する回路装置である。液晶パネル１００には複数のセグメント電極が設けられている。ドライバー１０は、第１端子ＴＳ１～第ｎ端子ＴＳｎと、第１セグメント駆動回路２０－１～第ｎセグメント駆動回路２０－ｎを含む。例えばｎは２以上の整数である。即ちドライバー１０は、複数の端子と、複数のセグメント駆動回路を含み、液晶パネル１００は複数のセグメント電極を含む。
【００１０】
電気光学装置２００は、例えば画像データに基づいて画像の表示を行う表示装置である。電気光学装置２００は、例えばメーターパネルのディスプレイであるクラスターディスプレイ、センターインフォメーションディスプレイ、ユーザーの視界に虚像を表示するヘッドアップディスプレイ、又は電子ミラーなどの車載表示機器である。車載表示機器は、４輪や２輪などの自動車に搭載される表示装置である。或いは電気光学装置２００は、船舶等の車以外の移動体に搭載される表示装置、ＨＭＤと呼ばれる頭部装着型表示装置、テレビジョン装置、又は情報処理装置のディスプレイなどであってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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