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公開番号2025122294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017633
出願日2024-02-08
発明の名称投光器、および、測定装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類H01S 3/108 20060101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】励起レーザからの励起光が投光器の外部に出力されることを抑制する。
【解決手段】投光器は、励起光を発する励起レーザと、励起レーザの出力側に配置され、希土類元素がドープされた固体結晶と、固体結晶の出力側に配置される過飽和吸収体と、を備える。投光器は、さらに、バンドパスフィルタを備える。バンドパスフィルタは、過飽和吸収体の出力側に配置され、過飽和吸収体から出力された出射光を透過させ、かつ、励起光を透過させない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
励起光を発する励起レーザと、
前記励起レーザの出力側に配置され、希土類元素がドープされた固体結晶と、
前記固体結晶の出力側に配置される過飽和吸収体と、を備える投光器であって、
さらに、前記過飽和吸収体の出力側に配置され、前記過飽和吸収体から出力された出射光を透過させ、かつ、前記励起光を透過させないバンドパスフィルタを備える、投光器。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の投光器であって、
さらに、前記励起レーザと前記固体結晶と前記過飽和吸収体とを収容する筐体であって、前記過飽和吸収体の出力側に開口部が形成された筐体を備え、
前記バンドパスフィルタは、前記筐体の前記開口部を封止するように配置されている、投光器。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の投光器であって、
さらに、前記過飽和吸収体と前記バンドパスフィルタとの間に配置され、前記バンドパスフィルタに向かう光の一部を反射させる反射ミラーと、
前記反射ミラーで反射したレーザ光の一部を検知するセンサと、を備える、投光器。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の投光器と、
前記投光器が出射する出力レーザ光が測定対象に反射して戻ってくる反射レーザ光を受光する受光器と、を備える測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、投光器、および、測定装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
AD(Autonomous Driving:自動運転)やADAS(Advanced Driver-Assistance Systems:先進運転支援システム)の進展に伴い、車両の走行時における周囲環境の把握や自己位置推定に用いる測定装置の一つとして、LiDAR(Light Detection And Ranging)の開発研究が進められている。LiDARは、測定対象にレーザ光を投光(照射)する投光器と、レーザ光が測定対象に反射して戻ってくる反射光を受光する受光器とを備える。LiDARは、投光器がレーザ光を出射した投光タイミングと受光器が反射光を受光した受光タイミングとの時間差に基づき測定対象までの距離を測定することにより測定対象に関する情報を出力する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-183141号公報
特開2019-029477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、測定装置の投光器の光源として、励起固体レーザを用いることを検討している。励起固体レーザは、励起光を発する励起レーザと、励起レーザの出力側に配置され、希土類元素がドープされた固体結晶と、固体結晶の出力側に配置される過飽和吸収体と、を備える。しかし、この場合、励起光が投光器の外部に漏洩するおそれがあり、改良の余地がある。
【0005】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本明細書に開示される投光器は、励起光を発する励起レーザと、前記励起レーザの出力側に配置され、希土類元素がドープされた固体結晶と、前記固体結晶の出力側に配置される過飽和吸収体と、を備える。投光器は、さらに、前記過飽和吸収体の出力側に配置され、前記過飽和吸収体から出力された出射光を透過させ、かつ、前記励起光を透過させないバンドパスフィルタを備える。本投光器によれば、励起光が投光器の外部に出力されることを抑制することができる。
【0008】
(2)上記投光器において、さらに、前記励起レーザと前記固体結晶と前記過飽和吸収体とを収容する筐体であって、前記過飽和吸収体の出力側に開口部が形成された筐体を備え、前記バンドパスフィルタは、前記筐体の前記開口部を封止するように配置されている構成としてもよい。本投光器によれば、筐体の存在により、励起光が投光器の外部に出力されることを、より効果的に抑制することができる。
【0009】
(3)上記投光器において、さらに、前記過飽和吸収体と前記バンドパスフィルタとの間に配置され、前記バンドパスフィルタに向かう光の一部を反射させる反射ミラーと、前記反射ミラーで反射したレーザ光の一部を検知するセンサと、を備える構成としてもよい。本投光器によれば、励起光が投光器の外部に出力されることを抑制しつつ、励起光がバンドパスフィルタに入射し得る異常の発生を検知することができる。
【0010】
(4)上記測定装置において、上記(1)または(2)の投光器と、前記投光器が出射する出力レーザ光が測定対象に反射して戻ってくる反射レーザ光を受光する受光器と、を備える構成としてもよい。本測定装置によれば、励起光が投光器の外部に出力されることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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