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公開番号
2025119912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015033
出願日
2024-02-02
発明の名称
減速機及び産業機械
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
57/029 20120101AFI20250807BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】シール部材を含む減速機における潤滑領域の拡大を抑制する。
【解決手段】減速機10は、ケース20と、キャリア30と、主軸受15と、シール部材60と、を含む。キャリア30は、ケース20内に少なくとも部分的に配置される。主軸受15は、ケース20とキャリア30との間に配置される。シール部材60は、第1リング61と、第2リング62と、第1弾性リング63と、を含む。第1リング61は、環状であり、ケース20及びキャリア30の一方に取り付けられる。第2リング62は、第1リング61に環状の領域において接触する。第1弾性リング63は、ケース20及びキャリア30の他方と第2リング62との間で圧縮される。シール部材60は、ケース20に対するキャリア30の回転軸線RAに直交する径方向DRにおいて、主軸受15と少なくとも部分的に同一領域に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ケースと、
前記ケース内に少なくとも部分的に配置されたキャリアと、
前記ケースと前記キャリアとの間に配置された主軸受と、
前記ケース及び前記キャリアの一方に取り付けられた環状の第1リングと、前記第1リングの環状の領域に接触する第2リングと、前記ケース及び前記キャリアの他方と前記第2リングとの間で圧縮される弾性リングと、を有し、前記ケースに対する前記キャリアの回転軸線に直交する径方向において、前記主軸受と少なくとも部分的に同一領域に位置するシール部材と、を備える、減速機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1リングは、前記環状の領域において前記第2リングを前記弾性リングに向けて押し付ける厚みを有する、請求項1に記載の減速機。
【請求項3】
前記環状の領域は、前記ケース内に位置する、請求項1に記載の減速機。
【請求項4】
前記第1リングは、前記回転軸線と平行な軸方向において、前記第2リング及び前記主軸受の間に配置され、
前記第1リングは、前記軸方向において、前記主軸受と少なくとも部分的に同一領域に位置する部分を含む、請求項1に記載の減速機。
【請求項5】
前記第1リングは、第1部分と、前記第1部分と前記回転軸線に平行な軸方向に接続する第2部分と、を含み、
前記第1部分は、前記軸方向において前記主軸受と同一領域に位置し、
前記第2部分は、前記第1部分よりも前記径方向における内側に位置する部分を含み、
前記第1リングは、前記第2部分において前記第2リングに接触する、請求項1に記載の減速機。
【請求項6】
前記第1部分の前記径方向における長さは、前記第2部分との接続部分において減少している、請求項5に記載の減速機。
【請求項7】
前記第1リングは、前記第1部分と前記第2部分との間に配置され、前記第1部分の材料及び前記第2部分の材料よりも小さなヤング率を有する材料によって構成された中間部分を含む、請求項6に記載の減速機。
【請求項8】
前記キャリアは、前記環状の領域よりも前記径方向における外側において、前記ケースとの間に隙間を空けた状態で前記ケース内に少なくとも部分的に配置され、
前記隙間は、前記径方向に延びる部分と、前記回転軸線に平行な軸方向に延びる部分と、を含む、請求項1に記載の減速機。
【請求項9】
減速機を含む駆動装置を備え、
前記減速機は、ケースと、前記ケース内に少なくとも部分的に配置されたキャリアと、前記ケースと前記キャリアとの間に配置された主軸受と、前記ケースと前記キャリアとの間をシールするシール部材と、を含み、
前記シール部材は、前記ケース及び前記キャリアの一方に取り付けられた環状の第1リングと、前記第1リングの環状の領域に接触する第2リングと、前記ケース及び前記キャリアの他方と前記第2リングとの間で圧縮される弾性リングと、を含み、
前記シール部材は、前記ケースに対する前記キャリアの回転軸線に直交する径方向において、前記主軸受と少なくとも部分的に同一領域に位置する、産業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、減速機及び産業機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されているように、減速機を含む産業機械が知られている。産業機械は、屋外で使用される。減速機は、ケースと、ケース内に配置された軸受と、軸受を介してケースに対して回転可能となるよう配置されたキャリアと、を含む。減速機において、軸受及びキャリアを潤滑するための油を貯蔵する潤滑領域が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6453880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された減速機は、潤滑領域をシールするためのシール部材を含む。シール部材は、フローティングシールを含む。キャリアや軸受から離れた位置にシール部材を配置することによって、減速機において潤滑領域が拡大し、油の貯蔵量が増加する。油の貯蔵量が増加することによって、減速機における油の使用量や減速機の重量が増加する。本発明は、シール部材を含む減速機における潤滑領域の拡大を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施の形態による減速機は、
ケースと、
前記ケース内に少なくとも部分的に配置されたキャリアと、
前記ケースと前記ケースとの間に配置された主軸受と、
前記ケース及び前記キャリアの一方に取り付けられた環状の第1リングと、前記第1リングに環状の領域において接触する第2リングと、前記ケース及び前記キャリアの他方と前記第2リングとの間で圧縮される弾性リングと、を有し、前記ケース及び前記キャリアの回転軸線に直交する径方向において、前記主軸受と少なくとも部分的に同一領域に位置するシール部材と、を備える。
【0006】
本発明の一実施の形態による産業機械は、
減速機を含む駆動装置を備え、
前記減速機は、ケースと、前記ケース内に少なくとも部分的に配置されたキャリアと、前記ケースと前記キャリアとの間に配置された主軸受と、前記ケースと前記キャリアとの間をシールするシール部材と、を含み、
前記シール部材は、前記ケース及び前記キャリアの一方に取り付けられた環状の第1リングと、前記第1リングに環状の領域にて接触する第2リングと、前記ケース及び前記キャリアの他方と第2リングとの間で圧縮される弾性リングと、を含み、
前記シール部材は、前記ケース及び前記キャリアの回転軸線に直交する径方向において、前記主軸受と少なくとも部分的に同一領域に位置する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シール部材を含む減速機における潤滑領域の拡大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施の形態を説明するための図であって、産業機械の側面図である。
図2は、図1の産業機械に含まれる減速機の断面図である。
図3は、図2のIII-III線による断面図である。
図4は、図2のA部拡大図であって、シール部材の断面図である。
図5は、シール部材の一変形例を示す断面図である。
図6は、シール部材の他の変形例を示す断面図である。
図7は、シール部材のさらに他の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態は、以下の[1]~[9]に関する。
【0010】
[1] ケースと、
前記ケース内に少なくとも部分的に配置されたキャリアと、
前記ケースと前記キャリアとの間に配置された主軸受と、
前記ケース及び前記キャリアの一方に取り付けられた環状の第1リングと、前記第1リングの環状の領域に接触する第2リングと、前記ケース及び前記キャリアの他方と第2リングとの間で圧縮される弾性リングと、を有し、前記ケース及び前記キャリアの回転軸線に直交する径方向において、前記主軸受と少なくとも部分的に同一領域に位置するシール部材と、を備える、減速機。
(【0011】以降は省略されています)
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