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公開番号
2025117463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012321
出願日
2024-01-30
発明の名称
冷感シート及びその使用方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
A61F
7/02 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】含浸液の滲み出しや皮膚への刺激を抑制しながら冷却効果や冷感効果を向上させた冷感シートを提供すること。
【解決手段】冷感シートは、第1面と、該第1面と反対側に位置する第2面とを有し、第1面を対象面に接触させて用いられ、含浸液が含浸されている、冷感シートであって、第1面を含む第1繊維層の含浸率が、第2面を含む第2繊維層の含浸率よりも20質量%以上高く、前記含浸液が、水、冷感剤、及び界面活性剤を含み、前記含浸液における前記水の含有量が60質量%以上99質量%以下であり、前記冷感剤の含有量が0.005質量%以上2.0質量%以下であり、前記界面活性剤の含有量が0.05質量%以上3.0質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面と、該第1面と反対側に位置する第2面とを有し、
第1面を対象面に接触させて用いられ、
含浸液が含浸されている、冷感シートであって、
第1面を含む第1繊維層の含浸率が、第2面を含む第2繊維層の含浸率よりも20質量%以上高く、
前記含浸液が、水、冷感剤及び界面活性剤を含み、
前記含浸液における前記水の含有量が60質量%以上99質量%以下であり、
前記冷感剤の含有量が0.005質量%以上2.0質量%以下であり、
前記界面活性剤の含有量が0.05質量%以上3.0質量%以下である、冷感シート。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記第1繊維層の含浸率P1から、前記第1繊維層及び前記第2繊維層を含む冷感シートの含浸率P(質量%)を引いた値(P1-P)が10質量%以上である、請求項1に記載の冷感シート。
【請求項3】
前記第1繊維層の含浸率P1が、前記第2繊維層の含浸率P2よりも50質量%以上高い、請求項1又は2に記載の冷感シート。
【請求項4】
前記第1繊維層の含浸率P1が、200質量%以上である、請求項1又は2に記載の冷感シート。
【請求項5】
前記含浸液の粘度が25℃において1500mPa・s以下である、請求項1又は2に記載の冷感シート。
【請求項6】
第1繊維層を構成する繊維の第1面における平均繊維径d1が、第2繊維層を構成する繊維の第2面における平均繊維径d2よりも小さい、請求項1又は2に記載の冷感シート。
【請求項7】
第1繊維層の坪量B
1
に対する第2繊維層の坪量B
2
の比であるB
2
/B
1
の値が0.2以上2.0以下である、請求項1又は2に記載の冷感シート。
【請求項8】
第1繊維層を構成する繊維の平均繊維径d1が第1面において11.9μm以下である、請求項1又は2に記載の冷感シート。
【請求項9】
第1面と、該第1面と反対側に位置する第2面とを有し、含浸液が含浸されている、冷感シートの第1面によって対象面を接触させて、該対象面を冷却する冷感シートの使用方法であって、
第1面を含む第1繊維層の含浸率P1が、第2面を含む第2繊維層の含浸率P2よりも20質量%以上高く、
前記含浸液が、水、冷感剤及び界面活性剤を含み、
前記含浸液における前記水の含有量が60質量%以上99質量%以下であり、
前記冷感剤の含有量が0.005質量%以上2.0質量%以下であり、
前記界面活性剤の含有量が0.05質量%以上3.0質量%以下である、冷感シートの使用方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷感シート及びその使用方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
薬液を含浸させたシートを皮膚などの対象面に当接させて、冷感を付与する技術が知られている。例えば特許文献1には、三層の不織布の層を絡ませることにより結合した冷却シート剤が記載されている。この冷却シート剤は、超吸水加工したアクリル繊維からなる超吸収性繊維の不織布を中間層とし、該中間層の肌に密着する側をレーヨン繊維からなる不織布シートとし、該中間層の外側をポリエステル繊維等からなる不織布としている。そして、中間層に冷却効果のある液体を含浸させている。
【0003】
一方、特許文献2には、冷感剤及び界面活性剤を含む皮膚化粧料組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-051260号公報
特開2022-78810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
不織布に含浸液を含ませてなる冷感シートにおいて冷却効果を高めるためには、含浸液中の冷感剤の含有量を多くしたり、不織布に含浸させる含浸液の量を多くしたりする必要がある。しかし、冷感シートにおいて冷感剤の含有量を多くすると、皮膚への刺激が懸念され、多量の含浸液を含ませたシートはコストがかかる上、多量の含浸液を含ませたシートを身体に接触させたり、身体を被覆したりすると、含浸液がシートの外表面に滲み出してシートを持つ手指が濡れてしまったり、シートに接触する衣服を濡らしてしまうおそれがある。
【0006】
したがって本発明の課題は、含浸液の滲み出しや皮膚への刺激を防止しながら冷却効果や冷感効果を向上させた冷感シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、冷感剤を含む含浸液を不織布の一方の面側に偏在させることで、含浸液量や冷感剤量を増加させずに冷却効果や冷感効果を高める方法を見出した。
本発明は、第1面と、該第1面と反対側に位置する第2面とを有し、
第1面を対象面に接触させて用いられ、
含浸液が含浸されている、冷感シートを提供するものである。
一実施形態において、冷感シートは、第1面を含む第1繊維層の含浸率P1が、第2面を含む第2繊維層の含浸率P2よりも20質量%以上高い。
一実施形態において、前記含浸液は、水、冷感剤、及び界面活性剤を含む。
一実施形態において、前記含浸液における前記水の含有量が60質量%以上99質量%以下であり、前記冷感剤の含有量が0.005質量%以上2.0質量%以下であり、前記界面活性剤の含有量が0.05質量%以上3.0質量%以下である。
【0008】
また本発明は、第1面と、該第1面と反対側に位置する第2面とを有し、含浸液が含浸されている、冷感シートの第1面を対象面に接触させて、該対象面を冷却する冷感シートの使用方法を提供するものである。
一実施形態において、前記冷感シートは、第1面を含む第1繊維層の含浸率P1が、第2面を含む第2繊維層の含浸率P2よりも20質量%以上高い。
一実施形態において、前記含浸液は、水、冷感剤、及び界面活性剤を含む。
一実施形態において、前記含浸液における前記水の含有量が60質量%以上99質量%以下であり、前記冷感剤の含有量が0.005質量%以上2.0質量%以下であり、前記界面活性剤の含有量が0.05質量%以上3.0質量%以下である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、含浸液の滲み出しや皮膚への刺激を抑制しながら冷却効果や冷感効果に優れる冷感シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1(a)は、本発明の冷感シートの一実施形態を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)に示す冷感シートの使用形態を示す斜視図である。
図2(a)は、本発明の冷感シートの別の実施形態を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)に示す冷感シートの使用形態を示す斜視図である。
図3(a)は、本発明の冷感シートの更に別の実施形態を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示す冷感シートの使用形態を示す斜視図である。
は、本発明の冷感シートの更に別の実施形態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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