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公開番号
2025117185
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011911
出願日
2024-01-30
発明の名称
ヒートシンクとバスバーとの接続構造体
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
主分類
H05K
7/20 20060101AFI20250804BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】バスバーにヒートシンクを接続するための部品点数の増大を防止しつつ、接続信頼性と放熱特性に優れたヒートシンクとバスバーとの接続構造体を提供する。
【解決手段】第1の面と前記第1の面に対向した第2の面とを有するベースプレートと、前記ベースプレートの前記第1の面に立設された複数の放熱フィンと、を有するヒートシンクと、前記ベースプレートの前記第2の面と接続された、長手方向と短手方向を有するバスバーと、を備えた、ヒートシンクとバスバーとの接続構造体であり、前記放熱フィン間の前記第1の面上に、交差しない線状に前記第1の面側から形成されたレーザ溶接部にて、前記ベースプレートの前記第2の面と前記バスバーが接続された、接続構造体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の面と前記第1の面に対向した第2の面とを有するベースプレートと、前記ベースプレートの前記第1の面に立設された複数の放熱フィンと、を有するヒートシンクと、
前記ベースプレートの前記第2の面と接続された、長手方向と短手方向を有するバスバーと、
を備えた、ヒートシンクとバスバーとの接続構造体であり、
前記放熱フィン間の前記第1の面上に、交差しない線状に前記第1の面側から形成されたレーザ溶接部にて、前記ベースプレートの前記第2の面と前記バスバーが接続された、接続構造体。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記レーザ溶接部が、前記バスバーの短手方向に対して0°超の角度で形成されている請求項1に記載の接続構造体。
【請求項3】
複数の前記レーザ溶接部が、前記第1の面上に並列に形成されている請求項1または2に記載の接続構造体。
【請求項4】
前記レーザ溶接部が、前記バスバーの長手方向に沿って形成されている請求項1または2に記載の接続構造体。
【請求項5】
複数の前記レーザ溶接部が、前記第1の面上に、相互に平行に形成されている請求項3に記載の接続構造体。
【請求項6】
波長が900nm以上1100nm以下のレーザ光に対する、前記ベースプレートの材料の反射率が、波長が900nm以上1100nm以下のレーザ光に対する、前記バスバーの材料の反射率よりも低い請求項1または2に記載の接続構造体。
【請求項7】
前記ベースプレートの材料が、アルミニウムまたはアルミニウム合金を含み、前記バスバーの材料が、銅または銅合金を含む請求項1または2に記載の接続構造体。
【請求項8】
前記放熱フィンが、板状部材または柱状部材である請求項1または2に記載の接続構造体。
【請求項9】
前記放熱フィンが、板状部材である請求項1または2に記載の接続構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両において回路部材として使用されるバスバーに、ヒートシンクがレーザ溶接された、ヒートシンクとバスバーとの接続構造体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車には、電気で駆動する電気機器や、各種の制御等を行うセンサなど、多くの電気部品が用いられている。このような電気部品は、電力線や信号線として種々の電線を介して電力供給源であるバッテリーと接続される。
【0003】
しかし、近年、自動車に使用される電気部品が増加しており、電線に許容される電流値の増大化が要求されている。そこで、例えば、平角断面の板状の導体であるバスバーが、回路部材として使用されることがある。
【0004】
一方で、電気部品の高機能化に伴って、バスバーへの電流の集中や電気部品の発熱量の増大等によってバスバーに熱が集中する部位が生じる場合がある。そこで、バスバーの熱集中部にヒートシンクを熱的に接続してバスバーの熱集中部から熱を外部へ放出することがある。バスバーにヒートシンクを接続するには、従来、熱伝導接着剤によりバスバーにヒートシンクを接着する、バスバーとヒートシンクの間に熱伝導シートや熱伝導グリースを挿入してねじや係止部材等の保持機構を用いてバスバーにヒートシンクを保持させる等の手段により、バスバーにヒートシンクを接続していた。
【0005】
しかし、熱伝導接着剤、熱伝導シート、熱伝導グリース等を用いると、バスバーにヒートシンクを接続するための部品点数が多くなり、接続信頼性が十分ではなく、また、熱伝導接着剤、熱伝導シート、熱伝導グリース等を用いると、製造コストが上昇してしまうといった問題があった。
【0006】
また、バスバーの熱集中部から熱を外部へ放出する手段として、タブ端子部材をバスバーのパターン部分に溶接してなるバスバーにおいて、バスバーのパターン部分の所定位置に、少なくともパターン部分に対して直交する方向の第1の部分及びパターン部分と平行な第2の部分を有する被溶接部材を溶接し、被溶接部材を放熱部材として使用することが提案されている(特許文献1)。
【0007】
しかし、電流の大部分が放熱部分に分流する特許文献1では、放熱部材の放熱面積が小さく、放熱特性が十分ではないので、バスバーの熱集中部から熱を外部へ放出する点で改善の必要性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-151149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記事情に鑑み、本発明は、バスバーにヒートシンクを接続するための部品点数の増大を防止しつつ、接続信頼性と放熱特性に優れたヒートシンクとバスバーとの接続構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の構成の要旨は、以下の通りである。
[1]第1の面と前記第1の面に対向した第2の面とを有するベースプレートと、前記ベースプレートの前記第1の面に立設された複数の放熱フィンと、を有するヒートシンクと、
前記ベースプレートの前記第2の面と接続された、長手方向と短手方向を有するバスバーと、
を備えた、ヒートシンクとバスバーとの接続構造体であり、
前記放熱フィン間の前記第1の面上に、交差しない線状に前記第1の面側から形成されたレーザ溶接部にて、前記ベースプレートの前記第2の面と前記バスバーが接続された、接続構造体。
[2]前記レーザ溶接部が、前記バスバーの短手方向に対して0°超の角度で形成されている[1]に記載の接続構造体。
[3]複数の前記レーザ溶接部が、前記第1の面上に並列に形成されている[1]または[2]に記載の接続構造体。
[4]前記レーザ溶接部が、前記バスバーの長手方向に沿って形成されている[1]または[2]に記載の接続構造体。
[5]複数の前記レーザ溶接部が、前記第1の面上に、相互に平行に形成されている[3]に記載の接続構造体。
[6]波長が900nm以上1100nm以下のレーザ光に対する、前記ベースプレートの材料の反射率が、波長が900nm以上1100nm以下のレーザ光に対する、前記バスバーの材料の反射率よりも低い[1]または[2]に記載の接続構造体。
[7]前記ベースプレートの材料が、アルミニウムまたはアルミニウム合金を含み、前記バスバーの材料が、銅または銅合金を含む[1]または[2]に記載の接続構造体。
[8]前記放熱フィンが、板状部材または柱状部材である[1]または[2]に記載の接続構造体。
[9]前記放熱フィンが、板状部材である[1]または[2]に記載の接続構造体。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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