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公開番号
2025117183
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011907
出願日
2024-01-30
発明の名称
回路分岐構造
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
4/58 20060101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】事前に所定の設計が不要であり、バスバーの配線経路の融通性に優れ、また、バスバーの分岐構造の寸法が大きくなることを抑制できる回路分岐構造を提供する。
【解決手段】第1の一方の端末部と第1の他方の端末部を有する第1両端部と、前記第1両端部以外の部位であり、第1導体に絶縁部が形成されている第1導電部と前記第1導体に前記絶縁部が形成されていない第1溶接部とを有する第1本体部と、を有する第1バスバーと、第2導体の第2の一方の端末部と、前記第2の一方の端末部に連続した、前記第2導体に絶縁部が形成されている第2導電部を有する第2本体部と、を有する第2バスバーと、を備え、前記第2の一方の端末部が、絶縁部が形成されていない第2溶接部を有し、前記第2溶接部が前記第1溶接部と導電可能に接続され、前記第1バスバーと前記第2バスバーが接する接続部を有する、回路分岐構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の一方の端末部と第1の他方の端末部を有する第1両端部と、前記第1両端部以外の部位であり、第1導体に絶縁部が形成されている第1導電部と前記第1導体に前記絶縁部が形成されていない第1溶接部とを有する第1本体部と、を有する第1バスバーと、
第2導体の第2の一方の端末部と、前記第2の一方の端末部に連続した、前記第2導体に絶縁部が形成されている第2導電部を有する第2本体部と、を有する第2バスバーと、を備え、
前記第2の一方の端末部が、絶縁部が形成されていない第2溶接部を有し、
前記第2溶接部が前記第1溶接部と導電可能に接続され、前記第1バスバーと前記第2バスバーが接する接続部を有する、回路分岐構造。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1本体部が、長手方向と短手方向を有し、短手方向の一部領域に前記第1溶接部が設けられている請求項1に記載の回路分岐構造。
【請求項3】
前記第2溶接部が前記第2導体の短手方向の断面積以上の面積を有する請求項1または2に記載の回路分岐構造。
【請求項4】
前記第2の一方の端末部が、前記第2溶接部からなり、前記第1溶接部が、前記第2の一方の端末部に対応した形状と面積を有する請求項1または2に記載の回路分岐構造。
【請求項5】
前記第2の一方の端末部が、絶縁部が形成されている端末絶縁部と前記第2溶接部とを有し、
前記接続部が、前記第2溶接部が前記第1溶接部と導電可能に接続された部位と、前記第1導体の絶縁部と前記端末絶縁部が前記第1導体の絶縁部と前記端末絶縁部の厚さ方向にて接した部位と、を有する請求項1または2に記載の回路分岐構造。
【請求項6】
前記第1溶接部と前記第2溶接部の間に、さらに、導体部材を有する請求項5に記載の回路分岐構造。
【請求項7】
前記第1本体部が、前記第2バスバー側の表面部と前記表面部に対向した裏面部を有し、前記第1溶接部が、前記第2溶接部方向へ突出した前記表面部の凸部と、前記第2溶接部方向へ窪んだ前記裏面部の凹部と、を有する請求項5に記載の回路分岐構造。
【請求項8】
前記第2の一方の端末部が、前記第1バスバー側の裏面部と前記裏面部に対向した表面部を有し、前記第2溶接部が、前記第1溶接部方向へ突出した前記裏面部の凸部と、前記第1溶接部方向へ窪んだ前記表面部の凹部と、を有する請求項5に記載の回路分岐構造。
【請求項9】
前記第1の一方の端末部が電気接続箱に接続され、前記第1の他方の端末部が外部出力端子に接続されている請求項1または2に記載の回路分岐構造。
【請求項10】
第1の一方の端末部と第1の他方の端末部を有する第1両端部と、前記第1両端部以外の部位であり、第1導体に絶縁部が形成されている第1導電部と前記第1導体に前記絶縁部が形成されていない第1溶接部とを有する第1本体部と、を有する第1バスバーと、
第2導体の第2の一方の端末部と、前記第2の一方の端末部に連続した、前記第2導体に絶縁部が形成されている第2導電部を有する第2本体部と、を有する第2バスバーと、を備え、
前記第2の一方の端末部が、絶縁部が形成されていない第2溶接部を有し、
前記第2溶接部が前記第1溶接部と導電可能に接続され、前記第1バスバーと前記第2バスバーが接する接続部を有する、回路分岐構造を備えた電池パックであり、
前記第1バスバーの前記第1の一方の端末部が、電気接続箱に接続され、前記第1バスバーの前記第1の他方の端末部が外部出力端子に接続され、
前記第2バスバーの前記第2の一方の端末部が、前記接続部に接続され、前記第2バスバーの他方の端末部が、他の外部出力端子に接続されている、電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両において回路部材として使用されるバスバーが分岐した回路分岐構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車には、電気で駆動する電気機器や、各種の制御等を行うセンサなど、多くの電気部品が用いられている。このような電気部品は、電力線や信号線として種々の電線を介して電力供給源であるバッテリーと接続される。
【0003】
バッテリーが搭載されている電池パックには、大電流を供給するために上流で回路を保護する素子、及び回路制御や回路分岐構造を有する電気接続箱が内包されている。電池パックのような大電流回路における配線体としては、例えば、平角断面の板状の導体であるバスバーが使用されることがある。
【0004】
一方で、電気接続箱の外部には、周囲に金属部品が多く搭載されていることから、短絡等の防止のために、バスバーの表面は、エポキシ絶縁粉体塗装、プロテクタ等により絶縁処理されており、バスバーの表面は、絶縁部で覆われている。
【0005】
バスバーは、一般的には、プレス金型を用いたプレス加工や複数回の曲げ加工を一工程で行うフォーミング加工にて、所望の配線経路に従った形状に製造される。しかし、車種の違いや装備の違いによって電池パック内の部品の搭載位置や回路仕様が異なる、すなわち、バスバーの配線経路が異なることが多いので、所望の形状に形成されたバスバーを、異なる車種や異なる装備に転用することが困難な場合があった。
【0006】
異なる車種や異なる装備に対応したバスバーをプレス加工にて製造する場合には、新たな金型を起工する必要があり、製造コストが高くなってしまう。また、バスバーをフォーミング加工にて製造する場合には、フォーミング加工は材料を押し出しながら、都度曲げ加工を行う加工であるため、バスバーの分岐点を作製することが難しい。そのため、異なる車種や異なる装備に対応できない場合があり、バスバーの配線経路の融通性に問題があった。
【0007】
そこで、絶縁板の片面に所定のピッチで縦方向にストレートで延在する縦方向バスバーが配置されると共に、絶縁板の他面に所定のピッチで横方向にストレートで延在する横方向バスバーが配置される一方、両面のバスバーの交差部分の絶縁板に貫通穴があけられて、この交差部分の適所における両面のバスバーの少なくとも一方のバスバーに、貫通穴に嵌め込まれる窪み部が形成され、この窪み部が対向する面のバスバーに接触されて溶接されることにより、両面のバスバーが電気的に接続されているバスバーの接続構造が提案されている(特許文献1)。特許文献1では、バスバーは、共通となるストレートな縦方向バスバーと横方向バスバーとを組み合わせて配置して、上層と下層のバスバーを接続する交差部分の窪み部を溶接するだけであるので、バスバーを異なる配線経路形状に専用のプレス金型で打ち抜く必要がなく製造コストが安くなるとしている。
【0008】
しかし、特許文献1では、所望の接続構造とするためには、絶縁板、縦方向バスバー、横方向バスバーについて、事前に所定の設計が必要であり、バスバーの配線経路の融通性に改善の必要性があった。また、特許文献1では、縦方向バスバーと横方向バスバーを絶縁板に組み合わせて配置するので、接続構造の寸法が大きくなってしまうという問題があった。
【0009】
また、短冊状のバスバーをX方向に間隔をあけて並列したX方向バスバー層とY方向に間隔をあけて並列したY方向バスバー層を設け、X方向バスバー層とY方向バスバー層とを積層したブロックを形成し、該ブロックを複数組設けて絶縁板を介在させて積層し、これら各ブロック毎にX方向のバスバーとY方向のバスバーの交点を所要位置で電気的に接続して分岐回路を形成することが提案されている(特許文献2)。特許文献2では、全て短冊状のバスバーにより構成することで、材料の共通化を図ると共に、バスバーの形成に用いられていた金型による打抜加工が不要になるとしている。
【0010】
しかし、特許文献2では、X方向バスバー層とY方向バスバー層とを積層したブロックを複数組設けて絶縁板を介在させて積層するので、バスバーの分岐構造の寸法が大きくなってしまうという問題があった。また、特許文献2では、全て短冊状のバスバーであるので、バスバーの配線経路の融通性に改善の必要性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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