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公開番号
2025116151
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025090639,2021164263
出願日
2025-05-30,2021-10-05
発明の名称
ワイヤハーネス及びプロテクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
3/04 20060101AFI20250731BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電線部材同士を連結した後のカバーの組付作業性を向上させることを可能にしたワイヤハーネス及びプロテクタを提供する。
【解決手段】プロテクタ40は、第1配置部51及び第2配置部52を有するプロテクタ本体50と、第1配置部51を覆う第1カバー60と、第2配置部52を覆う第2カバー70と、を備える。第1配置部51には、第1電線22が配置される。第2配置部52には、第1端子と第2端子との連結部Cが配置される。第2カバー70は、プロテクタ本体50及び第1カバー60の各々とは別体をなす。第1カバー60は、第1係止部65を有する。第2カバー70は、第1係止部65に係止する第2係止部74を有する。そして、第2カバー70は、第1係止部65と第2係止部74との接触部分を回転軸として、開位置から第2配置部52を覆う閉位置まで回動可能に構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1端子、及び前記第1端子に接続された第1電線を有する第1電線部材と、
前記第1電線部材を収容するプロテクタと、
を備え、
前記プロテクタの内部において、前記第1端子が、第2電線部材が有する第2端子と接続されるワイヤハーネスであって、
前記プロテクタは、
前記第1電線が配置される第1配置部、及び前記第1端子と前記第2端子との連結部が配置される第2配置部を有するプロテクタ本体と、
前記第1配置部を覆う第1カバーと、
前記プロテクタ本体及び前記第1カバーの各々とは別体をなし、前記第2配置部を覆う第2カバーと、を備え、
前記第1カバーは、第1係止部を有し、
前記第2カバーは、前記第1係止部に係止する第2係止部を有し、
前記第2カバーは、前記第1係止部と前記第2係止部との接触部分を回転軸として、開位置から前記第2配置部を覆う閉位置まで回動可能に構成されている、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1係止部は、前記第1カバーに設けられたスリットを有し、
前記第2係止部は、前記スリットに挿入可能に構成されている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記回転軸が水平面に対して交差する状態で、前記第1係止部は前記第2カバーを前記開位置で保持可能である、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記スリットは、互いに対向する第1壁部と第2壁部との間に構成され、
前記第2壁部は、前記第1カバーにおける前記第2カバーに対向する端部と、前記第1壁部との間に設けられ、
前記第1壁部の先端部は、前記第2壁部側に傾斜する傾斜部を有し、
前記第2係止部は、前記第2カバーが前記閉位置にある状態において前記傾斜部に接する、
請求項2または請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記プロテクタ本体には、ボルトが固定されており、
前記第1端子は、前記ボルトが挿入される貫通孔を有し、
前記第1端子及び前記第2端子は、前記ボルトと前記ボルトに螺着されるナットとによって連結される、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記第2配置部は、前記ボルトを中心とする前記第2端子の回動を規制する回動規制部を有し、
前記回動規制部は、前記プロテクタにおいて前記第2電線部材が導出される端部よりも前記プロテクタの内部に位置している、
請求項5に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記第1配置部及び前記第1カバーは、前記第1電線部材を挟持している、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記第1配置部は、前記第1電線部材の長さ方向の移動を規制する移動規制部を有している、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記第1配置部は、第1底壁と、前記第1底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの第1側壁と、を有し、
前記第2配置部は、第2底壁と、前記第2底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの第2側壁と、を有し、
前記移動規制部は、前記第1配置部の少なくとも前記第1側壁に設けられ、
前記第1側壁の高さは、前記第2側壁の高さよりも高く設定されている、
請求項8に記載のワイヤハーネス。
【請求項10】
前記第1電線部材は、前記第1電線の外周を覆うコルゲートチューブを有し、
前記コルゲートチューブは、環状の凸部と、前記凸部よりも外径の小さい環状の凹部とが長さ方向において交互に設けられた蛇腹構造を有しており、
前記移動規制部は、前記凹部に係合する係合凸部である、
請求項8または請求項9に記載のワイヤハーネス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネス及びプロテクタに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、互いに電気的に接続される複数の電線部材と、これら電線部材を収容するプロテクタとを備えるワイヤハーネスが記載されている。同ワイヤハーネスにおいて、プロテクタは、プロテクタ本体と、プロテクタ本体に組み付けられるカバーとからなる。同ワイヤハーネスでは、プロテクタの内部で電線部材の端子同士が接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-19434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなワイヤハーネスにおいて、例えば車両等への組付態様としては、プロテクタを車両に固定し、プロテクタ本体内で電線部材同士を連結させた後に、カバーをプロテクタ本体に組み付ける場合がある。上記特許文献1のプロテクタでは、カバーをプロテクタ本体に組み付ける際には、プロテクタ本体の側壁に設けられた複数の係止部に、カバー側の係止部をそれぞれ係止させる必要がある。このため、片手でのカバーの組み付けが難しく、特に、カバーの組付作業が高い位置である場合等において困難な作業となる。
【0005】
本開示の目的は、電線部材同士を連結した後のカバーの組付作業性を向上させることを可能にしたワイヤハーネス及びプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、第1端子、及び前記第1端子に接続された第1電線を有する第1電線部材と、前記第1電線部材を収容するプロテクタと、を備え、前記プロテクタの内部において、前記第1端子が、第2電線部材が有する第2端子と接続されるワイヤハーネスであって、前記プロテクタは、前記第1電線が配置される第1配置部、及び前記第1端子と前記第2端子との連結部が配置される第2配置部を有するプロテクタ本体と、前記第1配置部を覆う第1カバーと、前記プロテクタ本体及び前記第1カバーの各々とは別体をなし、前記第2配置部を覆う第2カバーと、を備え、前記第1カバーは、第1係止部を有し、前記第2カバーは、前記第1係止部に係止する第2係止部を有し、前記第2カバーは、前記第1係止部と前記第2係止部との接触部分を回転軸として、開位置から前記第2配置部を覆う閉位置まで回動可能に構成されている。
【0007】
また、本開示のプロテクタは、第1端子、及び前記第1端子に接続された第1電線を有する第1電線部材を収容し、内部において、前記第1端子が、第2電線部材が有する第2端子と接続されるプロテクタであって、前記第1電線が配置される第1配置部、及び前記第1端子と前記第2端子との連結部が配置される第2配置部を有するプロテクタ本体と、前記第1配置部を覆う第1カバーと、前記プロテクタ本体及び前記第1カバーの各々とは別体をなし、前記第2配置部を覆う第2カバーと、を備え、前記第1カバーは、第1係止部を有し、前記第2カバーは、前記第1係止部に係止する第2係止部を有し、前記第2カバーは、前記第1係止部と前記第2係止部との接触部分を回転軸として、開位置から前記第2配置部を覆う閉位置まで回動可能に構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示のワイヤハーネス及びプロテクタによれば、電線部材同士を連結した後のカバーの組付作業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図2は、同形態のワイヤハーネスを示す断面図である。
図3は、同形態におけるプロテクタ本体を示す斜視図である。
図4は、同形態における第1カバーと第2カバーとの係合関係を示す拡大断面図である。
図5は、同形態における第1カバーと第2カバーとの係合関係を示す拡大断面図である。
図6は、同形態におけるプロテクタ本体を示す側面図である。
図7は、同形態のワイヤハーネスにおいて、第2カバーが開位置にある状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]第1端子、及び前記第1端子に接続された第1電線を有する第1電線部材と、前記第1電線部材を収容するプロテクタと、を備え、前記プロテクタの内部において、前記第1端子が、第2電線部材が有する第2端子と接続されるワイヤハーネスであって、前記プロテクタは、前記第1電線が配置される第1配置部、及び前記第1端子と前記第2端子との連結部が配置される第2配置部を有するプロテクタ本体と、前記第1配置部を覆う第1カバーと、前記プロテクタ本体及び前記第1カバーの各々とは別体をなし、前記第2配置部を覆う第2カバーと、を備え、前記第1カバーは、第1係止部を有し、前記第2カバーは、前記第1係止部に係止する第2係止部を有し、前記第2カバーは、前記第1係止部と前記第2係止部との接触部分を回転軸として、開位置から前記第2配置部を覆う閉位置まで回動可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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