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公開番号
2025115134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009499
出願日
2024-01-25
発明の名称
遅延時間測定装置
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
23/00 20230101AFI20250730BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】遅延時間をより正確に測定することができる遅延時間測定装置を提供する。
【解決手段】位相差計算部13は、ビデオカメラが発光部10を撮像した映像信号のフレームと先頭と発光周期のオンの先頭とのタイミングが一致している状態から、再びフレームと先頭と発光周期のオンの先頭とのタイミングが一致するのに必要な発光周期の倍数Nを求める。発光スケジュール決定部15は、発光周期のN倍であるN発光周期ごとに、単位時間の0倍からn倍まで発光周期の位相をずらす時間を順に増加させた、発光部10の発光スケジュールを決定する。発光オンオフ制御部16は、発光スケジュールに従って発光部10をオンオフさせる。受光信号取得部21は、ディスプレイからの光を受光する受光部20が生成する受光信号を取得する。遅延時間測定部22は、発光部10をオンさせた時刻と光信号の立ち上がり時刻との差の時間に基づいて遅延時間を測定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
Nを2以上の整数として、ビデオカメラが被写体として発光部を撮像するときの撮像フレームレートと、前記撮像フレームレートで決まる1フレームの時間よりも長い時間を有する、前記発光部をオンオフさせる発光周期とに基づいて、前記ビデオカメラが前記発光部を撮像することによって生成する映像信号のフレームと先頭と前記発光周期のオンの先頭とのタイミングが一致している状態から、再び前記映像信号のフレームと先頭と前記発光周期のオンの先頭とのタイミングが一致するのに必要な前記発光周期の倍数Nを求める位相差計算部と、
nを2以上の整数として、前記発光周期のN倍であるN発光周期ごとに、前記1フレームの時間よりも短い所定の時間を単位時間として、前記単位時間の0倍からn倍まで前記発光周期の位相をずらす時間を順に増加させた、前記発光部の発光スケジュールを決定する発光スケジュール決定部と、
前記発光スケジュールに従って前記発光部をオンオフさせるよう前記発光部を制御する発光オンオフ制御部と、
映像送信装置が前記映像信号をネットワークを介して映像受信装置に送信し、前記映像受信装置が受信した前記映像信号をディスプレイに表示したとき、前記ディスプレイから発せられる光を受光する受光部が生成する受光信号を取得する受光信号取得部と、
前記発光オンオフ制御部が前記発光部をオンさせた時刻と前記受光信号取得部が取得した前記受光信号の立ち上がり時刻との差の時間、または前記発光オンオフ制御部が前記発光部をオフさせた時刻と前記受光信号取得部が取得した前記受光信号の立ち下がり時刻との差の時間に基づいて、前記ビデオカメラが前記映像信号を生成してから、前記ディスプレイが前記映像信号を表示するまでの遅延時間を測定する遅延時間測定部と、
前記遅延時間測定部が前記発光スケジュール内で測定する複数の遅延時間のうちの最小値を遅延時間と決定する遅延時間決定部と、
を備える遅延時間測定装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記発光オンオフ制御部が前記発光部をオンまたはオフさせた時刻を計時し、かつ、前記受光信号取得部が取得した前記受光信号の立ち上がり時刻または立ち下がり時刻を計時する、前記発光オンオフ制御部及び前記受光信号取得部で共通に使用される時計をさらに備える請求項1に記載の遅延時間測定装置。
【請求項3】
前記発光オンオフ制御部が前記発光部をオンまたはオフさせた時刻を計時する第1の時計と、
前記受光信号取得部が取得した前記受光信号の立ち上がり時刻または立ち下がり時刻を計時する第2の時計と、
をさらに備え、
前記位相差計算部、前記発光スケジュール決定部、前記発光オンオフ制御部、及び前記第1の時計は、発光制御装置内に設けられ、
前記受光信号取得部、前記遅延時間測定部、前記遅延時間決定部、及び前記第2の時計は、受光・測定装置内に設けられ、
前記発光制御装置と前記受光・測定装置とが、前記ネットワークを介して接続されている
請求項1に記載の遅延時間測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遅延時間測定装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ビデオカメラが生成した映像信号を映像送信装置によって遠隔地にある映像受信装置に送信し、映像受信装置が映像信号を受信してディスプレイに表示することがある。ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの時間である遅延時間を測定することが求められることがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-172539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの遅延時間をより正確に測定することが求められている。本発明は、ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの遅延時間をより正確に測定することができる遅延時間測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、Nを2以上の整数として、ビデオカメラが被写体として発光部を撮像するときの撮像フレームレートと、前記撮像フレームレートで決まる1フレームの時間よりも長い時間を有する、前記発光部をオンオフさせる発光周期とに基づいて、前記ビデオカメラが前記発光部を撮像することによって生成する映像信号のフレームと先頭と前記発光周期のオンの先頭とのタイミングが一致している状態から、再び前記映像信号のフレームと先頭と前記発光周期のオンの先頭とのタイミングが一致するのに必要な前記発光周期の倍数Nを求める位相差計算部と、nを2以上の整数として、前記発光周期のN倍であるN発光周期ごとに、前記1フレームの時間よりも短い所定の時間を単位時間として、前記単位時間の0倍からn倍まで前記発光周期の位相をずらす時間を順に増加させた、前記発光部の発光スケジュールを決定する発光スケジュール決定部と、前記発光スケジュールに従って前記発光部をオンオフさせるよう前記発光部を制御する発光オンオフ制御部と、映像送信装置が前記映像信号をネットワークを介して映像受信装置に送信し、前記映像受信装置が受信した前記映像信号をディスプレイに表示したとき、前記ディスプレイから発せられる光を受光する受光部が生成する受光信号を取得する受光信号取得部と、前記発光オンオフ制御部が前記発光部をオンさせた時刻と前記受光信号取得部が取得した前記受光信号の立ち上がり時刻との差の時間、または前記発光オンオフ制御部が前記発光部をオフさせた時刻と前記受光信号取得部が取得した前記受光信号の立ち下がり時刻との差の時間に基づいて、前記ビデオカメラが前記映像信号を生成してから、前記ディスプレイが前記映像信号を表示するまでの遅延時間を測定する遅延時間測定部と、前記遅延時間測定部が前記発光スケジュール内で測定する複数の遅延時間のうちの最小値を遅延時間と決定する遅延時間決定部とを備える遅延時間測定装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の遅延時間測定装置によれば、ビデオカメラが映像信号を生成してディスプレイが映像信号を表示するまでの遅延時間をより正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、映像送受信システムに第1実施形態に係る遅延時間測定装置を接続した状態を示す概略的なブロック図である。
図2は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置の動作を示すタイミング図である。
図4は、第1実施形態に係る遅延時間測定装置の動作を示すフローチャートである。
図5は、第2実施形態に係る遅延時間測定装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、各実施形態に係る遅延時間測定装置について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を用いて、映像送受信システムの概略的な構成を説明する。図1において、ビデオカメラ1は映像送信装置2に接続されている。映像送信装置2は、ビデオカメラ1が被写体を撮像することによって生成された映像信号を、ネットワーク3を介して映像受信装置4に送信する。映像受信装置4は映像信号を受信する。映像受信装置4にはディスプレイ5が接続されている。ディスプレイ5は、映像受信装置4が受信した映像信号を表示する。
【0009】
ネットワーク3は例えば構内LAN(Local Area Network)である。ビデオカメラ1及び映像送信装置2が設置されている場所と、映像受信装置4及びディスプレイ5が設置されている場所とは、通常は所定の距離だけ離れている。ここでは、映像送受信システムに第1実施形態に係る遅延時間測定装置100を接続するために、ビデオカメラ1及び映像送信装置2が設置されている場所と、映像受信装置4及びディスプレイ5が設置されている場所との間を近距離としている。加えて、その2つの場所を仮想的に上記の所定の距離だけ離れた状態とするよう、ネットワーク3を構築している。
【0010】
<第1実施形態>
遅延時間測定装置100には、発光部10及び受光部20が接続されている。発光部10は一例として発光ダイオード(LED)で構成することができ、受光部20は一例としてフォトダイオードで構成することができる。遅延時間測定装置100は、発光部10を点滅させるよう発光部10を制御する。ビデオカメラ1は、点滅する発光部10を撮像することによって生成した映像信号を映像送信装置2に供給する。映像送信装置2は、入力された映像信号をネットワーク3を介して映像受信装置4に送信する。
(【0011】以降は省略されています)
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