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公開番号
2025115056
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009372
出願日
2024-01-25
発明の名称
防煙区画の形成方法及び防煙区画
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
9/14 20060101AFI20250730BHJP(建築物)
要約
【課題】ガラス部の表面と液体との親和性を高めることによって、火災が発生したときにガラス部が割れることを抑制する。
【解決手段】少なくとも一部がガラス部6から構成される仕切りによって区画された防煙区画であって、防煙区画のうち、散水設備10を、散布する液体20がガラス部6に付着する位置に設けるとともに、ガラス部6及び液体20の少なくとも一方について、ガラス部6のうち液体20が付着する表面と液体との親和性が高められている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一部がガラス部から構成される仕切りによって区画された防煙区画の形成方法であって、
前記防煙区画のうち、散水設備を、散布する液体が前記ガラス部に接触する位置に設けるとともに、前記ガラス部及び前記液体の少なくとも一方について、前記ガラス部のうち前記液体が接触する表面と前記液体との親和性を高めた、防煙区画の形成方法。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記液体が接触する表面に対して前記液体の濡れ性を高める親和処理が施されたシートを前記ガラス部に設ける、請求項1に記載の防煙区画の形成方法。
【請求項3】
前記ガラス部に対する親和性が高い液体を散布する前記散水設備を、前記液体が前記ガラス部に接触する位置に設ける、請求項1又は2に記載の防煙区画の形成方法。
【請求項4】
建築物に設けられる防煙区画であって、
壁の一部を構成するガラス部と、
前記建築物内の空間のうち、散布する液体が前記ガラス部に接触する位置に設けられた散水設備と、を備え、
前記ガラス部は、前記液体との親和性を高める親和処理が施された、防煙区画。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防煙区画の形成方法及び防煙区画に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
内部空間を区画する仕切りの少なくとも一部が、ガラス建材から構成される建築物がある。この建築物の内部空間で火災が発生したとき、ガラスが熱せられることによりガラス割れると、その内部空間に隣接した他の空間へ煙が漏れる(漏煙)。これにより、他の空間の安全性が低下する。
【0003】
これに対し、ガラス窓に散水するシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。このシステムは、散水用のヘッドからのガラス窓に向けた散水により水幕を形成することで、ガラス窓を冷却する。また、ガラス窓の内側に水幕を形成することにより建築物の外部からの炎を遮断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-181555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、散水用のヘッドとガラスとの間に火源が存在すると、ガラスが強く熱せられるため、散水設備が作動する前にガラスが割れることがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する防煙区画の形成方法は、少なくとも一部がガラス部から構成される仕切りによって区画された防煙区画の形成方法であって、前記防煙区画のうち、散水設備を、散布する液体が前記ガラス部に付着する位置に設けるとともに、前記ガラス部及び前記液体の少なくとも一方について、前記ガラス部のうち前記液体が付着する表面と前記液体との親和性を高めた。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、少なくとも一部がガラスからなる仕切りによって区画された空間で火災が発生したときにガラスが割れることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
建築物の内部空間の一例を示す概略図である。
一実施形態における散水設備の概略図である。
従来例であって温度上昇によりガラス部が割れることを説明する図である。
同実施形態におけるガラス部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、防煙区画の形成方法及び防煙区画の一実施形態を説明する。防煙区画は、建築物で火災が発生した場合に、特に煙が他の空間に拡がることを防ぐために設けられる。また、散水設備(消火設備ともいう)は、スプリンクラーを含む。スプリンクラーは、建築物の天井又は屋根下部分に設置された散水ヘッドを備えるとともに、火災の発生を感知して自動的に散水する消火設備である。散水設備は、スプリンクラーの他、噴霧ヘッドから放水する水の粒径が0.2mm以下である水噴霧消火設備であってもよい。又は水噴霧消火設備及びスプリンクラーの組み合わせであってもよい。本実施形態においては、防煙区画は、ガラス部6及び散水設備10を有するものである。
【0010】
図1は、防煙区画が適用される建築物1の一例を示す。建築物1は、空間2~4を有する。空間4は、避難階段室等の竪穴部分であって、廊下等の空間3(階段附室)に接続している。空間2は、居室である。空間2,3は仕切り5によって区画されている。仕切り5の一部は、ガラス建材から形成されたガラス部6によって構成されている。ガラス部6は、固定された壁、又は扉、戸、窓等の可動式の建具である。ガラス部6は、床31から天井7までの高さを有するものであってもよいし、窓のように壁の高さよりも低い高さを有するものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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