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公開番号2025113576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024007807
出願日2024-01-23
発明の名称電装部品
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01H 50/12 20060101AFI20250728BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡易な構成で電装部品の接点の凍結を防止すること。
【解決手段】作業機械の電装部品であるバッテリリレー1は、ケース2に収納された可動接点4と、ケース2に収納され、一部がケース2の外部に露出した固定接点である接点側ターミナル5と、ケース2の外部に配置され、接点側ターミナル5又は励磁側ターミナル7の少なくともいずれか一方に電気的に接続されたハーネス6と、蓄熱材8とを備える。蓄熱材8は、ハーネス6に取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作業機械の電装部品であって、
ケースに収納された可動接点と、
前記ケースに収納され、一部が前記ケースの外部に露出した固定接点と、
前記ケースの外部に配置され、前記固定接点又は前記可動接点の少なくともいずれか一方に電気的に接続された電線と、
蓄熱材と、
を備え、
前記蓄熱材は、前記電線に取り付けられている、
電装部品。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記蓄熱材は、所定の温度域で相変化する材料で形成される、
請求項1に記載の電装部品。
【請求項3】
前記蓄熱材は、前記固定接点に電気的に接続された前記電線に取り付けられている、
請求項1に記載の電装部品。
【請求項4】
前記蓄熱材は、前記電線において、前記固定接点との間で熱を伝導可能な位置に配置される、
請求項3に記載の電装部品。
【請求項5】
前記蓄熱材は、前記電線において前記固定接点に近い位置に配置される、
請求項4に記載の電装部品。
【請求項6】
前記蓄熱材は、前記電線の外周に巻き付けられている、
請求項1に記載の電装部品。
【請求項7】
前記蓄熱材は、円筒状の本体と、軸方向に沿って形成された溝とを備える、
請求項6に記載の電装部品。
【請求項8】
前記蓄熱材は、らせん状に形成されている、
請求項1に記載の電装部品。
【請求項9】
作業機械の電装部品であって、
ケースに収納された可動接点と、
前記ケースに収納され、一部が前記ケースの外部に露出した固定接点と、
前記固定接点に接触した状態で配置された端子と、
蓄熱材と、
を備え、
前記蓄熱材は、前記端子に取り付けられている、
電装部品。
【請求項10】
作業機械の電装部品であって、
ケースに収納された可動接点と、
前記ケースに収納され、一部が前記ケースの外部に露出した固定接点と、
蓄熱材と、
を備え、
前記固定接点は、電線と接触する固定接点端子と、前記蓄熱材が挿通された端子とが一体に形成されている、
電装部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械の電装部品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両を起動または停止する際には、車両に搭載された電子機器や電源装置へ電力を供給または遮断するためにリレーが使用される。例えば、リレーを氷点下の低温環境下で動作させる場合、リレーの接点が凍結することを防止するために、リレーの駆動パターンを変更したり、温度制御装置を追加したりすることで、接点の凍結を防止する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-196455号公報
特開2023-042382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1ないし2に記載の技術では、リレーを制御するための制御装置や、温度を計測するためのセンサ等の電子部品が必要となる。
【0005】
本開示は、簡易な構成で電装部品の接点の凍結を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る作業機械の電装部品は、ケースに収納された可動接点と、ケースに収納され、一部がケースの外部に露出した固定接点と、ケースの外部に配置され、固定接点又は前記可動接点の少なくともいずれか一方に電気的に接続された電線と、蓄熱材とを備える。蓄熱材は、電線に取り付けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、簡易な構成で電装部品の接点の凍結を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る作業機械の構成を概略的に示す側面図である。
図2は、実施形態に係るバッテリリレーの斜視図である。
図3は、実施形態に係るバッテリリレーの構成を示す概略図である。
図4は、実施形態に係るバッテリリレーの作用を説明する模式図である。
図5は、蓄熱材の変形例1の斜視図である。
図6は、蓄熱材の変形例2の斜視図である。
図7は、蓄熱材の変形例3の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
実施形態においては、作業機械の一例として、油圧ショベルについて説明するが、本開示は、油圧ショベル以外に、フォークリフト、ホイールローダ、ブルドーザ、ダンプトラック等の他の作業機械にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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