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公開番号
2025131047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028539
出願日
2024-02-28
発明の名称
システム、作業車両および方法
出願人
株式会社小松製作所
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
B60L
58/40 20190101AFI20250902BHJP(車両一般)
要約
【課題】作業車両に搭載された燃料電池が出力すべき電力を適切に決定する。
【解決手段】システムは、燃料電池を備える作業車両を制御する。システムの制御装置は、作業車両が下り坂を走行しているか否かを判定する。制御装置は、判定結果に基づいて、燃料電池の発電量を制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料電池を備える作業車両を制御するためのシステムであって、
制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記作業車両が下り坂を走行しているか否かを判定し、
前記判定の結果に基づいて前記燃料電池の発電量を制御する
システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記作業車両が下り坂を走行していないと判定されるときに、前記燃料電池の前記発電量を第一モードで制御し、
前記作業車両が下り坂を走行していると判定されるときに、前記燃料電池の前記発電量を第二モードで制御する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記作業車両が位置する地点の傾斜角度に基づいて、下り坂を走行しているか否かを判定する
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記作業車両は蓄電装置を備え、
前記制御装置は、前記蓄電装置の充電率に基づいて、基準発電電力を設定し、
前記第一モードは、前記基準発電電力または前記基準発電電力より大きい電力を前記燃料電池に出力させるモードであり、
前記第二モードは、前記基準発電電力または前記基準発電電力より小さい電力を前記燃料電池に出力させるモードである
請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記制御装置のモードが前記第一モードの場合、または前記制御装置のモードが前記第二モードの場合の何れかにおいてのみ、前記制御装置は前記燃料電池に前記基準発電電力を出力させることができる
請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記モードが前記第一モードの場合において、
前記基準発電電力と前記蓄電装置の最大放電可能電力との和が前記作業車両の稼働に必要な必要電力より大きい場合、前記基準発電電力を出力させるように前記燃料電池の前記発電量を制御し、
前記基準発電電力と前記最大放電可能電力との和が前記必要電力より小さい場合、前記基準発電電力より大きい電力を出力させるように前記燃料電池の前記発電量を制御する
請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記制御装置は、
前記モードが前記第二モードの場合において、
前記基準発電電力と回生電力との和が前記蓄電装置の最大充電可能電力より小さい場合、前記基準発電電力を出力させるように前記燃料電池の前記発電量を制御し、
前記基準発電電力と前記回生電力の和が前記最大充電可能電力より大きい場合、前記基準発電電力より小さい電力を出力させるように前記燃料電池の前記発電量を制御する
請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
作業機と、
走行装置と、
前記作業機および前記走行装置を駆動させるための動力を生成する燃料電池と、
制御装置と、
を備える作業車両であって、
前記制御装置は、
前記作業車両が下り坂を走行しているか否かを判定し、
前記判定の結果に基づいて前記燃料電池の発電量を制御する
作業車両。
【請求項9】
燃料電池を備える作業車両を制御するための方法であって、
前記作業車両が下り坂を走行しているか否かを判定するステップと、
前記判定の結果に基づいて前記燃料電池の発電量を制御するステップと、
を備える方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、システム、作業車両および方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
水素ガスを燃料として用いる燃料電池を搭載する作業車両が検討されている。燃料電池で駆動する作業車両は通常、燃料電池の搭載量を抑え、また降坂における回生電力を吸収させるために、バッテリを備える。そのため、作業車両の制御装置は、燃料電池とバッテリのエネルギーを適切に分配するエネルギーマネジメントを行う必要がある。
【0003】
特許文献1には、走行ルートの地形に基づいて燃料電池の出力を制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-073113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
作業車両の走行に要する電力は、走行路によって異なる。走行路が上り坂であれば力行のための必要電力は大きくなり、走行路が下り坂であれば回生電力が発生する。燃料電池は、出力の変動によって劣化が促進される可能性があるため、出力の変化を抑えることが好ましい。一方で、燃料電池から常に一定の電力を出力させる場合に、作業車両の動作状態や蓄電装置の状態によっては電力の過不足が生じる可能性がある。
本開示の目的は、作業車両に搭載された燃料電池が出力すべき電力を適切に決定することができるシステム、作業車両および方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、システムは、燃料電池を備える作業車両を制御するためのシステムであって、制御装置を備える。制御装置は、作業車両が下り坂を走行しているか否かを判定し、判定の結果に基づいて燃料電池の発電量を制御する。
【発明の効果】
【0007】
上記態様によれば、システムは、作業車両に搭載された燃料電池が出力すべき電力を適切に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一の実施形態に係る運搬車両を模式的に示す斜視図である。
第一の実施形態に係る運搬車両の構成を示す概略ブロック図である。
第一の実施形態に係る運搬車両が備える制御系の構成を示す概略ブロック図である。
第一の実施形態に係る制御量決定部による演算アルゴリズムを示すブロック図である。
第一の実施形態に係る運搬車両の制御方法を示すフローチャートである。
少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〈第一の実施形態〉
《運搬車両10の構成》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第一の実施形態に係る運搬車両10を模式的に示す斜視図である。運搬車両10は、ダンプボディ11と、車体12と、走行装置13とを備える。運搬車両10は、例えばダンプトラックであり、作業車両の一例である。
【0010】
ダンプボディ11は、積荷が積載される部材である。ダンプボディ11は、作業機の一例である。ダンプボディ11の少なくとも一部は、車体12よりも上方に配置される。ダンプボディ11は、ダンプ動作及び下げ動作する。ダンプ動作及び下げ動作により、ダンプボディ11は、ダンプ姿勢及び積載姿勢に調整される。ダンプ姿勢とは、ダンプボディ11が上昇している姿勢をいう。積載姿勢とは、ダンプボディ11が下降している姿勢をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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