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公開番号
2025113147
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024176416
出願日
2024-10-08
発明の名称
ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物、車両内装材およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法
出願人
大京化学株式会社
代理人
弁理士法人イノベンティア
主分類
D06M
13/192 20060101AFI20250725BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】ハロゲンおよびリン元素を含まず、際付きが抑制されたポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物、車両内装材およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法を提供する。
【解決手段】ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤は、リンゴ酸のアンモニウム塩、クエン酸のアンモニウム塩、リンゴ酸のグアニジウム塩およびクエン酸のグアニジウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
リンゴ酸のアンモニウム塩、クエン酸のアンモニウム塩、リンゴ酸のグアニジウム塩およびクエン酸のグアニジウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む難燃剤を備えるポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記難燃剤は、前記リンゴ酸のアンモニウム塩および前記リンゴ酸のグアニジウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項3】
前記難燃剤は、リンゴ酸1モル当たり1モル以上のアンモニウムイオンおよび/またはグアニジウムイオンを含む、請求項2に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項4】
前記難燃剤は、前記クエン酸のアンモニウム塩および前記クエン酸のグアニジウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項5】
前記難燃剤は、クエン酸1モル当たり1モル以上のアンモニウムイオンおよび/またはグアニジウムイオンを含む、請求項4に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項6】
前記難燃剤は、前記リンゴ酸のアンモニウム塩および前記クエン酸のアンモニウム塩を含む、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項7】
溶媒を更に備え、
前記溶媒は水を含む、請求項1に記載の、ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項8】
リンゴ酸のグアニジウム塩およびクエン酸のグアニジウム塩を含む難燃剤を備えたポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項9】
前記難燃剤は、リンゴ酸およびクエン酸換算で、1:0.1から1:9の重量比で前記リンゴ酸のグアニジウム塩およびクエン酸のグアニジウム塩を含む、請求項8に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項10】
溶媒を更に備え、
前記溶媒は水を含む、請求項8に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物、車両内装材およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
繊維構造物の難燃処理には、繊維の材料に適した難燃剤および加工方法が用いられる。ポリエステル系合成繊維構造物は、従来、リン酸グアニジンやリン酸カルバメートのような水溶性塩類を難燃剤として用い、パディング法によって難燃加工が行われている(例えば特許文献1)。
【0003】
また、ハロゲン化合物を用いて、吸尽法またはパディング法により、ポリエステル系合成繊維構造物を難燃加工することが知られている(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-38374号公報
特公昭53-8840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、水溶性塩類を難燃剤として用いる場合、難燃加工されたポリエステル系合成繊維構造物が吸放湿することによって、繊維構造物の表面に結晶物が析出したり、また、繊維構造物の表面に水が付着した場合に際付き(きわつき)とも称される輪染みが生じたりする場合がある。
【0006】
また、従来、難燃剤にはハロゲン系、リン系および無機系の物質が用いられる。しかし、環境への負荷の観点から、難燃剤はハロゲン化合物を含まない、あるいは、使用量が少ないことが好ましい。また、工業的に利用可能なリンは、リン鉱石から得られるが、リン鉱石を産出する国が限られている為、産出国の資源規制等の影響によって安定なリンの供給が受けられない、価格が高騰するなどの課題がある。
【0007】
このような課題に鑑み本開示は、ハロゲンおよびリン元素を含まず、際付きが抑制されたポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物、車両内装材およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施形態に係るポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤は、リンゴ酸のアンモニウム塩、クエン酸のアンモニウム塩、リンゴ酸のグアニジウム塩およびクエン酸のグアニジウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態によれば、ハロゲンおよびリン元素を含まず、際付きが抑制されたポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物、車両内装材およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の難燃加工剤は、種々の繊維構造物の難燃加工に用いることができ、特に、ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工に好適に用いられる。本開示において、ポリエステル系合成繊維構造物とは、少なくともポリエステル繊維を含む繊維と、そのような繊維を含む糸、綿、編織布や不織布等の布帛をいう。好ましくは、ポリエステル系合成繊維構造物は、ポリエステル繊維、ポリエステル繊維からなる糸、綿、または、編織布、不織布等の布帛である。さらに、編織布、不織布等の布帛は、単層であってもよいし、二層以上の積層体であってもよく、糸、綿、編織布や不織布等からなる複合体であってもよい。編織布は、ポリエステルジャージ編物またはポリエステルトリコット編物であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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