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公開番号2025102308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219657
出願日2023-12-26
発明の名称ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法
出願人大京化学株式会社
代理人弁理士法人イノベンティア
主分類D06M 13/292 20060101AFI20250701BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】ハロゲン含有量が抑制され、際付きが生じにくい、ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法を提供する。
【解決手段】難燃加工剤は、一般式(1)で示される第1のリン酸エステル化合物(式(1)中、R1、R2、R3は独立して炭素数12~16のアルキル基を表す。)、および
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一般式(2)で示される第2のリン酸エステル化合物(式(2)中、R4は炭素数12~16のアルキル基、R5は炭素数12~16のアルキル基または水素を表す。)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025102308000015.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">26</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む難燃剤を備える。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で示される第1のリン酸エステル化合物(式(1)中、R

、R

、R

は独立して炭素数12~16のアルキル基を表す。)、および、
TIFF
2025102308000012.tif
24
170
下記一般式(2)で示される第2のリン酸エステル化合物(式(2)中、R

は炭素数12~16のアルキル基、R

は炭素数12~16のアルキル基または水素を表す。)
TIFF
2025102308000013.tif
25
170
からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む難燃剤を備えたポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記難燃剤中のリン原子量が4.0%以上11.7%以下である請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項3】
前記R

、R

、R
3、


およびR

のうち少なくとも1つは、炭素数12~16の直鎖アルキル基である、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項4】
前記R

、R

、R
3、


およびR

のうち少なくとも1つは、炭素数12~16の分岐アルキル基である、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項5】
前記難燃剤の融点が35℃以上である請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項6】
前記難燃剤は、前記第1のリン酸エステル化合物を含み、前記R

、R

、R

は独立して炭素数12~16の直鎖アルキル基である、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項7】
前記難燃剤は、前記第1のリン酸エステル化合物および前記第2のリン酸エステルを含む、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項8】
前記第1のリン酸エステル化合物は、トリドデシル=ホスファート、トリトリデシル=ホスファート、トリテトラデシル=ホスファート、トリペンタデシル=ホスファート、トリヘキサデシル=ホスファートおよびトリイソトリデシル=ホスファートからなる群から選ばれる少なくとも一種である、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項9】
前記第2のリン酸エステル化合物は、ドデカン-1-イル=二水素=ホスファート、トリデカン-1-イル=二水素=ホスファート、テトラデカン-1-イル=二水素=ホスファート、ペンタデカン-1-イル=二水素=ホスファート、ヘキサデカン-1-イル=二水素=ホスファート、ジドデカン-1-イル=水素=ホスファート、ジトリデカン-1-イル=水素=ホスファート、ジテトラデカン-1-イル=水素=ホスファート、ジペンタデカン-1-イル=水素=ホスファート、ジヘキサデカン-1-イル=水素=ホスファート、イソトリデカン-1-イル=二水素=ホスファート、ジイソトリデカン-1-イル=水素=ホスファートからなる群から選ばれる少なくとも一種である、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
【請求項10】
ノニオン系界面活性剤および/またはアニオン系界面活性剤と、
水と、
をさらに含み、前記難燃剤は、前記水中に分散または乳化している、請求項1に記載のポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
繊維構造物の難燃処理には、繊維の材料に適した難燃剤および加工方法が用いられる。ポリエステル系合成繊維構造物は、従来、リン酸グアニジンやリン酸カルバメートのような水溶性塩類を難燃剤として用い、パディング法によって難燃加工が行われている(例えば特許文献1)。
【0003】
また、ハロゲン化合物を用いて、吸尽法またはパディング法により、ポリエステル系合成繊維構造物を難燃加工することが知られている(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-38374号公報
特公昭53-8840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、水溶性塩類を難燃剤として用いる場合、難燃加工されたポリエステル系合成繊維構造物が吸放湿することによって、繊維構造物の表面に結晶物が析出したり、また、繊維構造物の表面に水が付着した場合に際付き(きわつき)とも称される輪染みが生じたりする場合がある。また、環境への負荷の観点から、難燃剤はハロゲン化合物を含まない、あるいは、使用量が少ないことが好ましい。
【0006】
本開示は、ハロゲン含有量が抑制され、際付きが生じにくい、ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態に係るポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤は、下記一般式(1)で示される第1のリン酸エステル化合物(式(1)中、R

、R

、R

は独立して炭素数12~16のアルキル基を表す。)、および、
TIFF
2025102308000001.tif
25
170
下記一般式(2)で示される第2のリン酸エステル化合物(式(2)中、R

は炭素数12~16のアルキル基、R

は炭素数12~16のアルキル基または水素を表す。)
TIFF
2025102308000002.tif
25
170
からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む難燃剤を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施形態によれば、ハロゲン含有量が抑制され、際付きが生じにくい、ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工剤、難燃性ポリエステル系合成繊維構造物およびポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ポリエステル系合成繊維は疎水性合成繊維であり、ミシン縫製時に縫製糸との摩擦により、生地であるポリエステル系合成繊維が損傷を受け、糸切れを起こしやすい。このため、縫製性を改善する目的で、平滑剤としてパラフィン系柔軟剤やシリコーン系柔軟剤を、パディング法を用いた後加工により、ポリエステル系合成繊維に付与する場合がある。
【0010】
このような平滑剤は可燃性を有するため、平滑剤が付与されたポリエステル系合成繊維は、難燃性が低下する。よって、平滑剤が付与されたポリエステル系合成繊維を難燃加工するためには、より多量に難燃加工剤を使用する必要がある。また、これによって、ポリエステル系合成繊維の風合いが悪化することも考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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