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公開番号
2025112792
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007258
出願日
2024-01-22
発明の名称
放射線像の読取装置
出願人
株式会社モリタ製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
G03B
42/02 20210101AFI20250725BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】陰影障害を抑制しつつイメージングプレートを支持面に接触させた状態で保持できるようにすることを目的とする。
【解決手段】放射線像の読取装置は、支持面64Fを有するステージ本体と、イメージングプレート10の第1縁部分と第2縁部分とに対して接触し、第1縁部分と第2縁部分とをそれぞれの外側から位置決めすると共に第1縁部分と第2縁部分とを支持面に押付ける位置決め面を含む位置決め機構と、支持面上のイメージングプレートを、第1縁部分と第2縁部分との間で前記支持面に向けて押付ける押付位置と、押付位置から退避する退避位置との間で移動可能に支持された押付部材72Cと、押付部材を押付位置と退避位置との間で移動させる押付部材駆動機構と、ステージ本体に保持されたイメージングプレートに励起光Laを照射する励起光源と、励起光によるイメージングプレートからの発光光Lbを検出する光検出器とを備える。
【選択図】図17
特許請求の範囲
【請求項1】
第1縁部分と前記第1縁部分とは反対側の第2縁部分とを含むイメージングプレートから放射線像を読取る放射線像の読取装置であって、
前記イメージングプレートの裏面に接触可能な支持面を有するステージ本体と、
前記支持面上に位置する前記イメージングプレートの前記第1縁部分と前記第2縁部分とに対して接触し、前記第1縁部分と前記第2縁部分とをそれぞれの外側から位置決めすると共に前記第1縁部分と前記第2縁部分とを前記支持面に押付ける位置決め面を含む位置決め機構と、
前記支持面上の前記イメージングプレートを、前記第1縁部分と前記第2縁部分との間で前記支持面に向けて押付ける押付位置と、前記押付位置から退避する退避位置との間で移動可能に支持された押付部材と、
前記押付部材を前記押付位置と前記退避位置との間で移動させる押付部材駆動機構と、
前記ステージ本体に保持された前記イメージングプレートに励起光を照射する励起光源と、
前記励起光による前記イメージングプレートからの発光光を検出する光検出器と、
を備える、放射線像の読取装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の放射線像の読取装置であって、
前記イメージングプレートは、前記第1縁部分と前記第2縁部分との隣に位置する第3縁部分を含み、
前記押付部材は、前記ステージ本体に対して前記支持面の方向に沿って移動可能に支持され、前記支持面上に位置する前記イメージングプレートの前記第3縁部分に接触して、前記第3縁部分をその外側から位置決めすると共に前記第3縁部分を前記支持面に押付けるように構成され、
前記押付部材駆動機構は、前記押付部材を、前記第3縁部分に対して接近離隔移動させる、放射線像の読取装置。
【請求項3】
請求項2に記載の放射線像の読取装置であって、
前記押付部材は、前記支持面の中央に向うにつれて前記支持面から離れる方向に向う傾斜面を含む、放射線像の読取装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の放射線像の読取装置であって、
前記イメージングプレートは、前記第1縁部分と前記第2縁部分との隣でかつ前記第3縁部分と反対側に位置する第4縁部分を含み、
前記位置決め機構は、前記支持面上に位置する前記イメージングプレートの前記第4縁部分に接触し、前記第4縁部分をその外側から位置決めすると共に前記第4縁部分を前記支持面に押付ける追加位置決め面を含む、放射線像の読取装置。
【請求項5】
請求項4に記載の放射線像の読取装置であって、
前記押付部材駆動機構は、前記位置決め機構による位置決め動作時に、前記押付部材を前記押付位置に移動させて、前記イメージングプレートを前記支持面に押付け、
前記位置決め面及び前記追加位置決め面による前記イメージングプレートの位置決め保持状態、かつ、前記押付部材が前記退避位置に移動した状態で、前記励起光源及び前記光検出器により前記イメージングプレートから前記放射線像が読取られる、放射線像の読取装置。
【請求項6】
請求項5に記載の放射線像の読取装置であって、
前記励起光または前記発光光が、前記イメージングプレートの表面の法線に対して前記第3縁部分側に傾く光路を通過するように、前記励起光源または前記光検出器が配置されている、放射線像の読取装置。
【請求項7】
請求項5に記載の放射線像の読取装置であって、
前記押付部材は、前記イメージングプレートに対して前記追加位置決め面よりも大きく被さった状態で、前記イメージングプレートの前記第3縁部分を前記支持面に押付ける、放射線像の読取装置。
【請求項8】
請求項2または請求項3に記載の放射線像の読取装置であって、
前記ステージ本体を、前記ステージ本体に対して前記イメージングプレートがセットされるセット位置と前記励起光源からの前記励起光に応じて前記光検出器が前記放射線像を読取る読取位置との間で移動させるステージ本体移動機構と、
前記押付部材駆動機構は、前記ステージ本体移動機構によって前記ステージ本体が前記セット位置から前記読取位置に移動するのにあわせて、前記押付部材を、前記第3縁部分に対して接近させた後、前記第3縁部分から離れる方向に移動させる、放射線像の読取装置。
【請求項9】
請求項8に記載の放射線像の読取装置であって、
前記位置決め機構は、前記ステージ本体に対して前記支持面に沿う挟込み方向に沿って移動可能に支持された可変位置決め部を含み、
前記ステージ本体移動機構によって前記ステージ本体が前記セット位置から前記読取位置に移動するのにあわせて、前記可変位置決め部を前記挟込み方向に沿って移動させる位置決め部動作機構をさらに備え、
前記押付部材駆動機構は、前記ステージ本体移動機構が前記可変位置決め部を前記挟込み方向に沿って移動させる際に、前記押付部材を、前記第3縁部分に対して接近させる、放射線像の読取装置。
【請求項10】
請求項9に記載の放射線像の読取装置であって、
前記押付部材は、前記支持面上の前記イメージングプレートを下側から位置決め可能であり、
前記ステージは、前記押付部材の隣に位置し、下方に向かうのにつれて前記支持面から離れる方向に向う排出用ガイド面を有し、
前記押付部材は、前記排出用ガイド面よりも下の排出位置と、前記排出用ガイド面よりも上の待機位置との間で移動する、放射線像の読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この開示は、放射線像の読取装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、イメージングプレートを搬送する搬送機構を備える放射線像の読取装置を開示している。搬送機構として、イメージングプレートを保持するベルトと、ベルトを周回させるベルト駆動機構とを備える例が開示されている。イメージングプレートは、ベルトの一部である保持面上に載置された状態で、搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-53459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、イメージングプレートがベルトの保持面上に載置される構成では、イメージングプレートの反り等が原因で、イメージングプレートの一部が保持面から離れた状態で保持される可能性がある。イメージングプレートが保持面から離れていると、イメージングプレートの潜像の正しい読取ができない可能性がある。
【0005】
イメージングプレートを保持面に接触させるため、押付用の部品を用いてイメージングプレートを保持面に向けて押付けることが考えられる。この場合、イメージングプレートを押付けるための部品が、陰影障害として放射線画像内に写り込んでしまう可能性がある。
【0006】
そこで、本開示は、陰影障害を抑制しつつイメージングプレートを支持面に接触させた状態で保持できるようにすることを目的とする。
【0007】
本開示の放射線像の読取装置は、デンタルレントゲン撮影の画像情報の読取りに用いられるものである。デンタルレントゲンの撮影においては、イメージングプレートを用いて歯牙のX線撮影を行う。このX線撮影の過程で、イメージングプレートに撓み(湾曲)が生じることがある。
【0008】
以下、イメージングプレートの撓みの発生について付記する。イメージングプレートを用いた歯牙のX線撮影では、イメージングプレートを撮影対象である人や動物の口腔内に挿入する。この時、撮影方法や撮影手段によっては、曲線を形成する歯列にイメージングプレートを沿わせる必要があるため、その際に口腔内で受ける外力によって、イメージングプレートは、撮影に使用する前の平らな状態から撓んでしまう、ということが起きうる。このイメージングプレートの撓みは、撮影した像の精細な読取りの障壁になる。従って、湾曲したイメージングプレートの撓みを低減した状態でイメージングプレートの潜像が読取られることは明瞭精細な画像データを得るために好ましい。
【0009】
イメージングプレートの撓み低減を図る際に、イメージングプレートを平坦な状態になるように把持することになる。撓み(湾曲)の大小にかかわらず、つまりは大きい撓みが発生しているイメージングプレートであっても確実に把持するには、一定高さに到達できる把持の設計(本発明の位置決め機構等)が望まれる。
【0010】
一方で、一定高さに対応できる把持の設計は、励起光がイメージングプレートに照射される際に照射を遮るなど妨げになりやすい。また、イメージングプレートからの発光光を光検出器が検出する際にも受光の妨げになりやすい。このような設計上のダブルバインドを解決したのが本開示の読取装置だといえる。本開示は、どんな湾曲状態のイメージングプレートでも確実に把持し正規姿勢にすることと、生成画像に臨床上問題となる障害陰影を発生させないようにする構成とを、同時に実現する。
(【0011】以降は省略されています)
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