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公開番号
2025112356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006522
出願日
2024-01-19
発明の名称
手動工具及び手動工具の接合方法
出願人
京都機械工具株式会社
代理人
個人
,
個人
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個人
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個人
,
個人
,
個人
主分類
B25G
3/08 20060101AFI20250725BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】ヘッド及び柄を接合する手動工具において、柄の破損を防ぐ。
【解決手段】長尺状をなしている手動工具は、先端側に設けられており、対象物に作用するヘッドと、基端側に設けられており、前記ヘッドを操作する柄と、前記ヘッドの基端側と前記柄の先端側との間に介在し、前記ヘッド及び前記柄を接合する接合構造を備え、前記接合構造は、前記ヘッド又は前記柄の一方の端部の端面に形成されている溝と、前記ヘッド又は前記柄の他方の端部の端面に凸状をなして形成されている凸部とを有し、前記凸部が前記溝に嵌り合うことによって、前記ヘッド及び前記柄が接合される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺状をなしている手動工具であって、
先端側に設けられており、対象物に作用するヘッドと、
基端側に設けられており、前記ヘッドを操作する柄と、
前記ヘッドの基端側と前記柄の先端側との間に介在し、前記ヘッド及び前記柄を接合する接合構造を備え、
前記接合構造は、
前記ヘッド又は前記柄の一方の端部の端面に形成されている溝と、
前記ヘッド又は前記柄の他方の端部の端面に凸状をなして形成されている凸部とを有し、
前記凸部が前記溝に嵌り合うことによって、前記ヘッド及び前記柄が接合される、手動工具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記手動工具は、前記手動工具の長手方向と交差する方向である回転軸周りに前記柄を回転させて前記ヘッドを操作するものであり、
前記溝は、前記ヘッドの基端側の端面に形成され、前記回転軸に沿って延びており、
前記凸部は、前記柄の先端側に形成されており、
前記回転軸に沿って前記凸部が前記溝に嵌り合うことによって、前記ヘッド及び前記柄が接合される、請求項1に記載の手動工具。
【請求項3】
前記接合構造は、前記手動工具の長手方向において前記溝及び前記凸部を互いに引っ掛けることにより、前記溝及び前記凸部を前記手動工具の長手方向に対して固定する長手方向固定機構をさらに備える、請求項1に記載の手動工具。
【請求項4】
前記長手方向固定機構は、
前記溝に形成され、前記手動工具の長手方向の先端側を向く第1固定面と、
前記凸部に形成され、前記手動工具の長手方向の基端側を向く第2固定面とを有する、請求項3に記載の手動工具。
【請求項5】
前記第1固定面及び前記第2固定面はそれぞれ一対ずつ設けられており、
前記溝及び前記凸部が嵌合している状態において、前記回転軸方向から視て、前記長手方向固定機構は、前記手動工具の長手方向の先端に向かって拡開している楔形状をなしている、請求項4に記載の手動工具。
【請求項6】
前記溝を構成する前記ヘッドの材料の引張強度は、前記凸部を構成する前記柄の材料の引張強度よりも大きい、請求項1に記載の手動工具。
【請求項7】
前記溝を構成する前記ヘッドの材料は金属であり、前記凸部を構成する前記柄の材料は炭素繊維を含む材料である、請求項6に記載の手動工具。
【請求項8】
前記凸部を構成する炭素繊維の積層方向は、前記回転軸に沿った方向である、請求項7に記載の手動工具。
【請求項9】
前記溝は、前記ヘッド又は前記柄の端部の側面に開口して形成されており、
前記接合構造は、前記溝及び前記凸部が嵌合されている状態で、前記側面に形成された前記開口を塞ぐ塞ぎ部材をさらに備える、請求項1乃至8の何れか一項に記載の手動工具。
【請求項10】
前記塞ぎ部材は、平板状をなすものであり、前記ヘッドに固定されている、請求項6を引用する請求項9に記載の手動工具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、手動工具及び当該手動工具の接合方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、対象物に作用するヘッドと、ヘッドを操作する柄とを備える手動工具は、ヘッドよりも軽量である材料で柄を構成することにより、機械的強度を担保しつつ、軽量化を図っているものがある。
【0003】
この種の手動工具は、例えば特許文献1に示すように、ヘッドを鋼鉄合金で構成し、ヘッドよりも軽量な炭素繊維又はガラス繊維で柄を構成している。これにより、ヘッドの機械的強度を担保しつつ、手動工具全体の軽量化を実現している。
【0004】
ところで、上記の手動工具では、炭素繊維がヘッドの表面に塗布されることによって、柄及びヘッドが接合されているので、柄を取り換えることができない。
【0005】
そこで、柄を取り換え可能にするために、割ピンにより柄及びヘッドを接合することが考えられている。この場合、柄に割ピン用の孔をあけることが必要になる。その結果、柄が炭素繊維といった繊維の積層方向を有する材料で構成されている場合、そこから柄が割れてしまう可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-088060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本願発明は、上述した問題を解決するべくなされたものであり、ヘッド及び柄を接合する手動工具において、柄の破損を防ぐことをその主たる課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明に係る手動工具は、長尺状をなしている手動工具であって、先端側に設けられており、対象物に作用するヘッドと、基端側に設けられており、前記ヘッドを操作する柄と、前記ヘッドの基端側と前記柄の先端側との間に介在し、前記ヘッド及び前記柄を接合する接合構造を備え、前記接合構造は、前記ヘッド又は前記柄の一方の端部の端面に形成されている溝と、前記ヘッド又は前記柄の他方の端部の端面に凸状をなして形成されている凸部とを有し、前記凸部が前記溝に嵌り合うことによって、前記ヘッド及び前記柄が接合されることを特徴とするものである。
【0009】
このように構成された手動工具によれば、凸部が溝と嵌り合うによってヘッド及び柄が接合されるので、ヘッド及び柄を取り換えることができるとともに、例えば割ピンによりヘッド及び柄を接合する場合と比較して、割ピン用の孔をあけるといった柄の加工をする必要がない。その結果、割ピン用の孔を形成することにより柄にクラックが発生するといった柄の破損を防ぐことができる。
【0010】
ここで、ヘッド及び柄の材料が異なる場合、機械的強度を担保するために、ヘッドは柄よりも強度が大きい材料で構成される必要がある。そして、回転軸周りに柄を回転させてヘッドを操作すると、その接合箇所で破損が生じやすい。特に溝が柄に形成されていると、接合箇所が破損することを防ぐために、柄の厚みを厚くする必要があるので、手動工具全体が重くなったり、作業者が柄を持ちにくくなる。
そこで、前記手動工具は、前記手動工具の長手方向と交差する方向である回転軸周りに前記柄を回転させて前記ヘッドを操作するものであり、前記溝は、前記ヘッドの基端側の端面に形成され、前記回転軸に沿って延びており、前記凸部は、前記柄の先端側に形成されており、前記回転軸に沿って前記凸部が前記溝に嵌り合うことによって、前記ヘッド及び前記柄が接合されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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