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公開番号
2025110584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004497
出願日
2024-01-16
発明の名称
タンク支持構造
出願人
日野自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
8/00 20060101AFI20250722BHJP(車両一般)
要約
【課題】衝突検知センサの誤検知を抑制する。
【解決手段】一態様に係るタンク支持構造30は、車両の前後方向に延在するサイドレール13と、車両の車幅方向におけるサイドレールの外側で水素タンク20を支持する支持部材31であり、水素タンクが前後方向に延びる軸線AXを中心とする円弧状の揺動軌跡に沿って揺動するようにサイドレールに連結された、該支持部材と、支持部材に固定され、軌跡に交差する方向の加速度を検知する衝撃検知センサ32と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前後方向に延在するサイドレールと、
前記車両の車幅方向における前記サイドレールの外側で水素タンクを支持する支持部材であり、前記水素タンクが前記前後方向に延びる軸線を中心とする円弧状の揺動軌跡に沿って揺動するように前記サイドレールに連結された、該支持部材と、
前記支持部材に固定され、前記揺動軌跡に交差する方向の加速度を検知する衝撃検知センサと、
を備える、タンク支持構造。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記衝撃検知センサによって検知された加速度が基準値以上であるときに、前記水素タンクからの水素ガスの供給を停止する遮断弁を更に備える、請求項1に記載のタンク支持構造。
【請求項3】
前記車幅方向において前記衝撃検知センサの外側に配置され、前記車両の側方から衝撃が入力されたときに前記衝撃検知センサに衝突するように変形する変形部材を更に備える、請求項1又は2に記載のタンク支持構造。
【請求項4】
前記衝撃検知センサは、前記揺動軌跡に垂直な方向の加速度を検知する、請求項1又は2に記載のタンク支持構造。
【請求項5】
前記衝撃検知センサを保護するための第1カバー及び第2カバーと、
前記第1カバーと前記第2カバーとの間に配置され、前記衝撃検知センサを保持するセンサブラケットと、
を更に備え、
前記第1カバーは、前記支持部材と前記センサブラケットとを連結し、
前記第2カバーは、前記支持部材と前記第1カバーとを連結する、請求項1又は2に記載のタンク支持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水素タンクを支持するためのタンク支持構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池自動車や水素エンジン自動車といった水素タンクを搭載する車両には、水素ガスの漏洩を防ぐため安全装置が搭載されることがある。例えば、特許文献1には、車両の前後方向に延在するサイドメンバと、水素ガスを貯蔵する水素タンクと、サイドメンバの左右方向の外側で水素タンクを支持する支持部材と、当該支持部材に固定され、車両への衝突を検知する衝突検知センサと、車両への衝突を検知したときにタンクからの配管への水素ガスの流通を遮断する遮断弁と、を備える水素ガス漏洩防止装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-140685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の装置では、支持部材がボルト等によりサイドメンバに連結されているので、走行時に路面の凹凸等により路面から車両1に力や振動(以下、「路面入力」という。)が伝わったときに、支持部材に支持された水素タンクが支持部材の連結位置を中心に振動又は揺動する。したがって、車両に大きな路面入力が印加された場合には、水素タンクが大きく揺動し、衝突検知センサによって衝突が発生したと誤検知される恐れがある。この場合には、遮断弁が誤作動して水素ガスの供給が停止され、車両の使用に支障をきたすことになる。タンクの揺動を抑制するためには、支持部材の剛性又は重量を増加させることが考えられるが、車体下部のスペース及び車体重量の制約上、支持部材の剛性又は重量を増加させることは容易ではない。
【0005】
そこで、本開示では、衝突検知センサの誤検知を抑制することができるタンク支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に係るタンク支持構造は、車両の前後方向に延在するサイドレールと、車両の車幅方向におけるサイドレールの外側で水素タンクを支持する支持部材であり、水素タンクが前後方向に延びる軸線を中心とする円弧状の揺動軌跡に沿って揺動するようにサイドレールに連結された、該支持部材と、支持部材に固定され、軌跡に交差する方向の加速度を検知する衝撃検知センサと、を備える。
【0007】
上記態様に係るタンク支持構造では、衝撃検知センサが揺動軌跡に交差する方向の加速度を検知しているので、水素タンクが揺動軌跡に沿って揺動した場合に衝撃検知センサの測定結果への影響を低減することができる。すなわち、水素タンクの揺動が衝撃検知センサで検知されにくくなるので、水素タンクの揺動を衝突と誤検知することを抑制することができる。
【0008】
タンク支持構造は、衝撃検知センサによって検知された加速度が基準値以上であるときに、水素タンクからの水素ガスの供給を停止する遮断弁を更に備えていてもよい。この場合には、車両に衝撃が加えられたときに遮断弁によって水素ガスの供給が停止されるため、水素ガスの漏洩を防止することができる。
【0009】
タンク支持構造は、車幅方向において衝撃検知センサの外側に配置され、車両の側方から衝撃が入力されたときに衝撃検知センサに衝突するように変形する変形部材を更に備えていてもよい。車両の側方から衝撃が入力されたときに、変形部材が変形して衝撃検知センサに衝突することにより、衝撃検知センサで高い加速度が検知される。その結果、車両への側面衝突を確実に検知することができる。
【0010】
衝撃検知センサは、揺動軌跡に垂直な方向の加速度を検知してもよい。この場合には、水素タンクの揺動を衝突と誤検知することをより効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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