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公開番号2025109910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2025084151,2022067000
出願日2025-05-20,2020-10-28
発明の名称空間処理用定量噴射エアゾール
出願人大日本除蟲菊株式会社
代理人個人
主分類B65D 83/52 20250101AFI20250717BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】害虫、特に匍匐害虫や屋内塵性ダニ類を防除対象として、空間処理用法において薬剤を均一に拡散させることができ、噴射不良の発生を抑制することができる空間処理用定量噴射エアゾールを提供する。
【解決手段】防除成分を含有するエアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブ12が設けられた耐圧容器10と、噴射口21が設けられたアクチュエータ20と、ディップチューブ30とを備えた空間処理用定量噴射エアゾール100であって、ディップチューブ30の先端30aは耐圧容器10の最下部Bから6mm以下の高さに位置し、耐圧容器10を水平面Hに載置したとき、噴射口21の噴射軸Oは水平面Hに対して10~60°の仰角Dをなす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
防除成分を含有するエアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブが設けられた耐圧容器と、前記定量噴射バルブに接続される噴射口が設けられたアクチュエータと、前記エアゾール原液及び前記噴射剤を前記定量噴射バルブに供給するディップチューブとを備えた空間処理用定量噴射エアゾールであって、
前記ディップチューブの先端は、前記耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置し、
前記耐圧容器を水平面に載置したとき、前記噴射口の噴射軸は、前記水平面に対して10~60°の仰角をなし、
噴射対象の処理空間の容積は、18.8~66.6m

である空間処理用定量噴射エアゾール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定量噴射バルブが設けられた耐圧容器と定量噴射バルブに接続される噴射口が設けられたアクチュエータとディップチューブとを備えた空間処理用定量噴射エアゾールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
1回の噴射によって一定量の薬剤を噴霧することができる定量噴射エアゾールは、局所的に隙間等に処理する塗布用定量噴射エアゾール、対象物に直接噴射処理する直撃用定量噴射エアゾール、及び空間に薬剤が広がる空間処理用定量噴射エアゾール等に分類される。
【0003】
例えば、匍匐害虫や屋内塵性ダニ類のみならず、噴霧当日は飛翔害虫にも効果がある極めて有用な空間処理用定量噴射エアゾール(特許文献1を参照)がある。本発明者らは、空間処理用定量噴射エアゾールは、薬剤を簡便に室内全体に処理する上で効率的であるとの認識に基づき、薬剤の噴射効率や効力を高めるべく種々検討を行った。その結果、空間処理用定量噴射エアゾールは、薬剤を水平面に対して斜め上方に向けて噴霧することで、薬剤の拡散性が向上するという知見を得た。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5517122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(1)水平方向又は(2)斜め上向きの噴射口を設けたアクチュエータを有する空間処理用定量噴射エアゾールを用いて、水平面に対して斜め上方に向けて噴霧するためには、噴射口の噴射軸が斜め上方を向くように、エアゾール缶を水平面に対して斜めに傾けて噴射するという使用方法がある。
【0006】
しかしながら、従来の製品では、このような使用方法において噴射不良が生じることがあった。特許文献1では、斜め上方に向けて噴霧することで噴射不良が生じる場合があることが認識されておらず、このような問題に対策を講じたものではなかった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、害虫、特に匍匐害虫や屋内塵性ダニ類を防除対象として、空間処理用法において薬剤を均一に拡散させることができ、噴射不良の発生を抑制することができる空間処理用定量噴射エアゾールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明に係る空間処理用定量噴射エアゾールの特徴構成は、
防除成分を含有するエアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブが設けられた耐圧容器と、前記定量噴射バルブに接続される噴射口が設けられたアクチュエータと、前記エアゾール原液及び前記噴射剤を前記定量噴射バルブに供給するディップチューブとを備えた空間処理用定量噴射エアゾールであって、
前記ディップチューブの先端は、前記耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置し、
前記耐圧容器を水平面に載置したとき、前記噴射口の噴射軸は、前記水平面に対して10~60°の仰角をなすことにある。
【0009】
本発明者は、空間処理用定量噴射エアゾールの噴射方向について種々検討を行ったところ、薬剤を水平面に対して、特に斜め上方30~60°付近に向けて噴霧した場合、薬剤の処理空間への拡散が均一になり、効率的に処理することができるという知見を得た。
本構成の空間処理用定量噴射エアゾールによれば、当該空間処理用定量噴射エアゾールのディップチューブの先端が耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置し、耐圧容器を水平面に載置したとき、噴射口の噴射軸が水平面に対して10~60°の仰角をなすことにより、害虫の防除に好適な防除成分を、水平面に対して噴射口の噴射軸が30~60°となすように噴射する際に、噴射不良の発生を抑制することができる。この場合、耐圧容器を水平面に対して若干斜めに傾けて噴射したときでも、ディップチューブの先端が耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置することで、エアゾール原液及び噴射剤は定量噴射バルブに確実に供給されるため、噴射状態を良好に維持することができる。
【0010】
本発明に係る空間処理用定量噴射エアゾールにおいて、
前記防除成分は、30℃における蒸気圧が1×10
-4
mmHg未満である難揮散性防除成分を含有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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