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公開番号
2025108168
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001900
出願日
2024-01-10
発明の名称
合成セグメントのコンクリート打設方法及びコンクリート打設用台
出願人
株式会社横河NSエンジニアリング
代理人
個人
,
個人
主分類
E21D
11/04 20060101AFI20250715BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】コンクリート打設時の充填性を高め、セグメント内空側面の表面仕上げを省略できる合成セグメントのコンクリート打設方法及びコンクリート打設用台を提供する。
【解決手段】トンネルの周方向に配置された主桁2,2と、主桁2,2の端部間に配置された継手板3,3と、主桁2,2と継手板3,3が構成する枠体4の地山側に配置されたスキンプレート5とからトンネルの地山に沿って側面視略円弧形状に形成され、かつ内空側が開口する鋼殻1内に中詰めコンクリート8を以下の工程によって打設する。
(1)鋼殻1の側面視略円弧形状に対応して断面略円弧形状に形成され、かつトンネルの周方向に傾斜して形成された凸曲面形状型部16の上に、鋼殻1を載置する工程。
(2)凸曲面形状型部16の上方側に位置する継手板3側から鋼殻1内に中詰めコンクリート8を打設する工程。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シールドトンネルの周方向に配置された一対の主桁と、前記主桁の端部間にそれぞれ配置された一対の継手板と、前記主桁と前記継手板が構成する枠体の地山側に配置されたスキンプレートとから前記シールドトンネルの地山に沿って側面視略円弧形状に形成され、かつ内空側が開口する鋼殻と、前記鋼殻内に打設された中詰めコンクリートからなる合成セグメントのコンクリート打設方法であって、以下の工程を含むことを特徴とする合成セグメントのコンクリート打設方法。
(1)前記鋼殻の側面視略円弧形状に対応して前記シールドトンネルの周方向に断面略円弧形状に形成され、かつ前記シールドトンネルの周方向に傾斜して形成された凸曲面形状型部の上に、前記鋼殻を前記シールドトンネルの周方向に沿って載置する工程。
(2)前記凸曲面形状型部の上方側に位置する継手板側から前記鋼殻内に前記中詰めコンクリートを打設する工程。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
請求項1記載の合成セグメントのコンクリート打設方法において、前記凸曲面形状型部にインサート部材を脱着可能に仮付けする工程を含むことを特徴とする合成セグメントのコンクリート打設方法。
【請求項3】
請求項1または2記載の合成セグメントのコンクリート打設方法において、前記中詰めコンクリートは、前記継手板に設けられたコンクリート打設口からコンクリート打設用ポッパーを介して打設することを特徴とする合成セグメントのコンクリート打設方法。
【請求項4】
シールドトンネルの周方向に配置された一対の主桁と、前記主桁の端部間にそれぞれ配置された一対の継手板と、前記主桁と前記継手板が構成する枠体の地山側に配置されたスキンプレートとから前記シールドトンネルの地山に沿って側面視略円弧形状に形成され、かつ内空側が開口する鋼殻と、前記鋼殻内に打設された中詰めコンクリートからなる合成セグメントのコンクリート打設用台であって、前記鋼殻の側面視略円弧形状に対応して前記シールドトンネルの周方向に断面略円弧形状に形成され、前記シールドトンネルの周方向に傾斜して形成され、かつ前記鋼殻が載置される凸曲面形状型部と、前記鋼殻内に前記中詰めコンクリートを打設するコンクリート打設用ホッパーを備えていることを特徴とする合成セグメントのコンクリート打設用台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドトンネルの覆工材として用いられる合成セグメントのコンクリート打設方法及びコンクリート打設用台に関し、特に合成セグメントを構成する鋼殻内に中詰めコンクリートを打設する際の充填性を高めることができ、かつセグメント内空側(内面側)の表面仕上げを省略できるようにしたものである。。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
シールドトンネル(以下「トンネル」)の覆工は、一般にセグメントと呼ばれる分割された覆工材をトンネル内で組み立て、継手で締結することにより構築され、特に高い耐力が必要とされるトンネルの覆工には、鋼材とコンクリートの複合構造材である合成セグメントが用いられる。
【0003】
この種の合成セグメントとして、鋼殻と鋼殻内に充填された中詰めコンクリートからなる合成セグメントが知られている。
【0004】
鋼殻は、トンネルの周方向と軸方向にそれぞれ配置された一対の主桁 (側板)と、一対の継手板とからトンネルの周方向に長い矩形枠状に形成された枠体と、当該枠体の地山側(外面側)に配置されたスキンプレートからトンネルの地山に沿って側面視略円弧状に形成され、特にスキンプレートは前記枠体の地山側(外面側)、または地山側と内空側(内面側)の両側に配置され、前者を五面鋼殻合成セグメント、後者を六面鋼殻合成セグメントという。
【0005】
また、例えば、特許文献1に開示された合成セグメントにあっては、主桁間に複数の縦リブが配置され、スキンプレートの内面には複数のジベル(スタッド等)が突設され、さらに中詰めコンクリート内に補強鉄筋が配筋されることがある。
【0006】
また、前者の五面鋼殻合成セグメントの製作に際し、鋼殻内に中詰めコンクリートを打設するには、側面視略円弧形状に形成された鋼殻を、スキンプレートを下側にした状態(トンネル内面側を上にした状態)で、スキンプレート、主桁および端板に囲まれた空間(鋼殻内)にコンクリートを打設した後、このコンクリート打設面(コンクリート表面)に対してコテ仕上げ等の仕上げ作業を行い、また特に、セグメントの内面にインサートナット等のインサート部材が取り付く場合は、インサート部材を位置がずれることがないように先付けする。
【0007】
また、他の打設方法として、スキンプレートにコンクリートを打設するための打設口を設け、当該打設口から鋼殻内に中詰めコンクリートを打設し、打設口は中詰めコンクリートを打設した後、鉄板等からなる塞ぎ板を溶接して塞ぐ方法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2014-034799号公報
特開2016-215376号公報
特開2013-083120号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、鋼殻内には複数の縦リブ等が配置されているため、中詰めコンクリートの充填性が大きく損なわれるという課題があった。
【0010】
また、中詰めコンクリートを打設した後、コンクリート打設面(コンクリート表面)に対してコテ仕上げ等の仕上げ作業を行う必要があるため、コスト、手間共に嵩むという課題もあった。
(【0011】以降は省略されています)
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