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公開番号
2025107412
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025079699,2023042467
出願日
2025-05-12,2017-02-14
発明の名称
ブロックチェーンベースユニバーサルトークン化システム
出願人
エヌチェーン ライセンシング アーゲー
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04L
9/32 20060101AFI20250710BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 本発明は、ピアツーピア分散型台帳上のトークンに関連するトークンの作成、リディーム及び移転に関する方法である。
【解決手段】 この方法は、リディームスクリプト中のトークンに関連するメタデータを含み、リディームスクリプトは、ピアツーピア分散型台帳上のトランザクションに関連する。本発明の1つの側面は、ビットコイン、及びリディームスクリプトのハッシュのような、量に関連するアウトプット(TxO)を有するブロックチェーントランザクション(Tx)を生成するステップを含む、トークンの発行及び/又は移転の方法を提供する。リディームスクリプトは、同様にトークンを含むメタデータを含む。トークンは、トークン化エンティティの表現、又は参照である。リディームスクリプトは、少なくとも1つの(好ましくは2つ以上の)公開暗号鍵も含む。メタデータは、暗号鍵に対する位置として基礎をなすブロックチェーンプロトコル中に指定された位置でリディームスクリプト中に提供される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータにより実施される移転方法であって、
リディームスクリプトを生成するステップであって、前記リディームスクリプトは、
トークンを含むメタデータであって、前記トークンはトークン化エンティティの表現又はトークン化エンティティへの参照であり、前記メタデータは制御データを含む、メタデータ、及び、
少なくとも1つの公開暗号鍵、
を含む、ステップと、
デジタルアセットに関連するアウトプット(TxO)と前記リディームスクリプトのハッシュとを有するブロックチェーントランザクション(Tx)を生成するステップと、
を含み、
前記メタデータは、前記リディームスクリプトの中で、ブロックチェーンプロトコルにおいて暗号鍵の位置として指定された位置で提供される、方法。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記デジタルアセットは暗号通貨の量である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記トークン化エンティティはブロックチェーンに又はブロックチェーンの外部に格納される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ブロックチェーントランザクション(Tx)をブロックチェーンネットワークへ提出するステップ、をさらに含む請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
機械可読命令を含むコンピュータプログラムであって、前記機械可読命令は、処理装置に請求項1~4のいずれかに記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム。
【請求項6】
請求項1~4のいずれかに記載の方法を実行するよう構成される装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、アセット(asset)の制御及び/又は移転、又はアセットの所有権(ownership)の移動に関するソリューションに関連する。特に、所有権を生み出し、移動させ、アセットを表すトークンをリディームする(redeeming:換金する、償還する)方法に関連する。本開示は、例えば、ビットコイン(Bitcoin)ブロックチェーンなどのピアツーピア分散型台帳上のトランザクション(transactions)に関連するトークンを作成する特定のアプリケーションを有する。トークンは、契約上の権利、スマートコントラクト(smart contract:スマートな契約)又はアセットの他の形式を代表することができる。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
商取引(commercial transactions)は、財産権の移動を含んでも良い。そのような権利は、不動産、又は個人的財産(有形及び無権の財産の両方を含む)を含むことができる。さらに、当事者間の契約は、両当事者を拘束する契約上の権利も含んでも良い。デジタルエコノミーにおいて、タイムリーな方法で、広い範囲で、実行されるトランザクションに対する期待があり得る。この期待は実際的な制限と共に、伝統的な形態の移転財産、例えば契約を表す書類の物理的配送、有価証券など、又は価値のない有形資産自体を意味する。より現代において、ブロックチェーンは、デジタルアセットの移転(transfer)に対して使用されてきている。
【0003】
ブロックチェーンは、順々にトランザクションを作り上げるブロックを作り上げる、コンピュータベースの非中央集権化、分散化、ピアツーピアシステムとして実装される、電子台帳である。各トランザクション(Tx)は、ブロックチェーンシステムにおいて参加者間のデジタルアセットの制御の移動を符号化するデータ構造である。各ブロックには、前のブロックのハッシュが含まれており、そのブロックが連鎖して、ブロックチェーンに最初から書き込まれたすべてのトランザクションの永続的な変更不可能なレコードが作成される。トランザクションは、それらの入力及び出力の中に組み込まれるスクリプト(script)として知られる小さいプログラムを含み、トランザクションの出力にどのように誰によってアクセスできるかを指定する。ビットコインプラットフォーム上で、これらのスクリプトは、スタックベーススクリプト言語で書かれる。
【0004】
ブロックチェーンに対してトランザクションが書かれるためには、「検証され(validated)」なければならない。ネットワークノード(マイナ(miners))は、各トランザクションが有効で、無効なトランザクションがネットワークから拒否されることを確実にするためにワークを実行する。ノードにインストールされたソフトウェアクライントは、そのロッキング及びアンロッキングスクリプトを実行することによって未使用のトランザクション(UTXO)上でこの検証ワークを実行する。ロッキング及びアンロッキングスクリプトの実行が、真(TRUE)と評価された場合、トランザクションは有効で、トランザクションは、ブロックチェーンに対して書かれる。したがって、トランザクションをブロックチェーンに書き込むには、i)トランザクションを受信する最初のノードによって検証されなければならない-トランザクションが検証された場合、ノードはネットワーク内の他のノードにリレーし、ii)マイナによってビルドされた新しいブロックに追加され、iii)採掘され、すなわち過去のトランザクションの公的台帳に追加される。
【0005】
暗号化の実装では、ブロックチェーンテクノロジが最も広く知られているが、ビットコインの暗号化セキュリティシステムと新しいシステムを実装するためにブロックチェーンに記憶できるデータの両方の利用を検討し始めている。分野に限らず自動化タスク及びプロセスに対して、ブロックチェーンが使用することができれば、非常に有利であり得る。そのようなソリューションは、そのようなアプリケーションにおいてより用途が広いと同時に、ブロックチェーン(例えば、イベントや分散処理などの記録の永久の)の恩恵を利用することができるだろう。
【0006】
現在の研究の1つの領域は、「スマートコントラクト」の実装に対してのブロックチェーンの使用である。これらは、機械読取可能コントラクト又はアグリーメントの条件実行を自動化するためにデザインされたコンピュータプログラムである。自然言語で書かれた伝統的な契約とは異なり、スマートコントラクトは、結果を生成するために入力を処理し、その結果に応じてアクションを実行させるルールを含む機械実行可能プログラムである。
【0007】
ブロックチェーン関連の興味の別の領域は、ブロックチェーンを経由して実世界又は仮想のエンティティを表現する及び移動するための「トークン」(又は「色付きのコイン」)の使用である。潜在的にセンシティブ又は秘密の事項は、認識できる意味又は値を持たないトークンによって表現することができる。トークンは、したがって、アセットがブロックチェーンから参照されることを可能にする識別子として、使える。
【0008】
本明細書に含まれる文書、行為、材料、装置、物品等の議論は、これらの事項のいずれか又はすべてが先行技術の基礎の一部を形成するか、又は本出願の各請求項の優先権の日前に存在していた本開示に関連する分野における共通の一般的知識であるとの自認であると捉えるべきではない。本明細書において、電子的、コンピュータベース、ピアツーピア、分散型台帳の全ての形式を含む用語、「ブロックチェーン」を使用する。これらは、制限されることなく、コンセンサスベースブロックチェーン及びトランザクションチェーン技術、許可される、非許可の台帳、共有台帳及びそれらの変形を含む。ブロックチェーン技術のもっと広く知られているアプリケーションは、ビットコイン台帳であり、一方で、他のブロックチェーン実装の提案及び開発も行われている。本明細書では、便宜と説明のためにビットコインを参照することができるが、本発明はビットコインブロックチェーンでの使用に限定されず、代わりのブロックチェーン実装及びプロトコルも本発明の範囲内に含まれることに留意すべきである。本明細書を通して、「含む(comprise)」という単語、又は「含む(comprises)」又は「含んでいる(comprising)」などの変形は、記載された要素、整数又はステップ、又は要素、整数又はステップのグループを含むことを意味すると理解され、整数又はステップ、又は要素、整数、又はステップのグループを除外するものではない。
【発明の概要】
【0009】
添付請求項に定義される発明が提供される。本発明は、ブロックチェーン経由のアセット又は権利の安全な制御及び/又は移転に対するソリューションを提供することができる。追加として又代替として、アセット又は権利の所有権の制御及び/又は移動を可能とすることができる。これは、スマートコントラクト、又は実世界/物理アセットなどのデジタル又は仮想アセットでも良い。本発明は、この制御又は移動を容易にするトークン化技術を使用することができる。本発明は、暗号鍵の使用を包含する安全な方法で実行される移動を可能にすることができ、一方、基礎をなすブロックチェーンプロトコルの修正も必要としない。
【0010】
本発明は、特に、電子転送のためのメモリ使用の強化された最適化、ハッシュ技術の使用によるセキュリティ及びデータの整合性の改善、信頼できる第三者の必要性の除去によるセキュリティの改善、及びデータの匿名性の向上を提供する。有利な点のこのリストは、制限はなく又は網羅的でもない。
(【0011】以降は省略されています)
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