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公開番号2025107186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2025067671,2024098821
出願日2025-04-16,2020-02-21
発明の名称ビデオコーディング方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体
出願人ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
代理人個人,個人
主分類H04N 19/513 20140101AFI20250710BHJP(電気通信技術)
要約【課題】復号デバイスまたは符号化デバイスにおいて実施されるビデオコーディングの方法を提供する。
【解決手段】方法は、現在のブロックに関する初期動きベクトルを取得するステップと、初期動きベクトルに基づいて現在のブロック内のサンプル値に関する第1の予測を取得するステップと、第1の予測に従って第1のマッチングコストを計算するステップと、少なくとも1つの予め設定された条件に従って、オプティカルフロー改善プロセスが実行されるべきか否かを判定するステップであって、少なくとも1つの予め設定された条件が、計算された第1のマッチングコストが閾値以上であるかどうかという条件を含む、ステップと、オプティカルフロー改善プロセスが実行されるべきであると判定されるときに、現在のブロック内のサンプル値に関する最終的なインター予測を取得するためにオプティカルフロー改善プロセスを実行するステップとを含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
復号デバイスまたは符号化デバイスにおいて実施されるビデオコーディングの方法であって、
現在のブロックに関する初期動きベクトルを取得するステップと、
前記初期動きベクトルに基づいて前記現在のブロック内のサンプル値に関する第1の予測を取得するステップと、
前記第1の予測に従って第1のマッチングコストを計算するステップと、
少なくとも1つの予め設定された条件に従って、オプティカルフロー改善プロセスが実行されるべきか否かを判定するステップであって、前記少なくとも1つの予め設定された条件が、前記計算された第1のマッチングコストが閾値以上であるかどうかという条件を含む、ステップと、
オプティカルフロー改善プロセスが実行されるべきであると判定されるときに、前記現在のブロック内の前記サンプル値に関する最終的なインター予測を取得するために前記オプティカルフロー改善プロセスを実行するステップと
を含む、方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの予め設定された条件が、前記現在のブロックがデコーダ側の動きベクトルの改善によって予測されることが可能であるという条件を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの予め設定された条件のすべてが満たされると判定されるときに、前記オプティカルフロー改善プロセスが実行されるべきであると判定される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記現在のブロック内の前記サンプル値に関する前記第1の予測が、第1の補間フィルタに基づいて取得される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の補間フィルタが、バイリニア補間フィルタである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記初期動きベクトルおよび前記第1のマッチングコストに基づいて、改善された動きベクトルを取得するステップと、
前記改善された動きベクトルに従って前記現在のブロック内の前記サンプル値に関する第2の予測を取得するステップと
をさらに含み、
オプティカルフロー改善プロセスを実行する前記ステップが、前記第2の予測に基づいて前記オプティカルフローの改善を実行するステップを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記初期動きベクトルに基づいて前記現在のブロック内のサンプル値に関する第1の予測を取得する前記ステップが、
前記初期動きベクトルに基づいて候補のいくつかのペアを取得するステップと、
候補の前記ペアのうちの少なくとも1つに基づいて前記現在のブロック内のサンプル値に関する第1の予測を取得するステップと
を含み、
前記第1の予測に従って第1のマッチングコストを計算する前記ステップが、
前記第1の予測に基づいて候補の前記ペアの各々に関するマッチングコストを決定するステップと、
前記決定されたマッチングコストのうちの最小のマッチングコストを前記第1のマッチングコストとして決定するステップと
を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記現在のブロック内の前記サンプル値に関する前記第2の予測が、第2の補間フィルタに従って取得される、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
第2の補間フィルタが、6タップまたは8タップ補間フィルタである、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記改善された動きベクトルが、第2のマッチングコストに従って取得される、請求項6から9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、2019年2月22日に出願したインド仮特許出願第IN201931007114号の優先権を主張するものである。上述の特許出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
本発明は、ピクチャ処理の分野に関し、より詳細には、オプティカルフローの改善(refinement、リファインメント)に関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオコーディング(ビデオ符号化および復号)は、広範なデジタルビデオアプリケーション、たとえば、ブロードキャストデジタルTV、インターネットおよびモバイルネットワーク上のビデオ送信、ビデオチャットのようなリアルタイム会話アプリケーション、テレビ会議、DVDおよびブルーレイディスク、ビデオコンテンツ獲得および編集システム、ならびにセキュリティアプリケーションのカムコーダにおいて使用される。
【0004】
比較的短いビデオでさえも描くために必要とされるビデオデータの量はかなり多くなり得、それが、データが限られた帯域幅の容量を有する通信ネットワークを介してストリーミングされるかまたはそれ以外の方法で伝達されるべきであるときに困難をもたらす可能性がある。したがって、ビデオデータは、概して、現代の通信ネットワークを介して伝達される前に圧縮される。メモリリソースが限られている可能性があるので、ビデオがストレージデバイスに記憶されるとき、ビデオのサイズも問題となり得る。多くの場合、ビデオ圧縮デバイスは、送信または記憶の前にビデオデータをコーディングするために送信元においてソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用し、それによって、デジタルビデオ画像を表現するために必要とされるデータの量を削減する。そして、圧縮されたデータが、ビデオデータを復号するビデオ解凍デバイスによって送信先において受信される。限られたネットワークリソースおよびより高いビデオ品質のますます増加する需要によって、ピクチャ品質をほとんどまたはまったく犠牲にせずに圧縮比を高める改善された圧縮および解凍技術が、望ましい。
【0005】
最近、インター予測コーディングが、双予測の(bi-predictive)オプティカルフローの改善によって改良された。この技術は、コーディングされるピクチャの現在のブロックのインター予測の正確性を高める可能性がある。しかし、双予測のオプティカルフローの改善は、計算負荷の点で比較的高価である。したがって、正確なインター予測と計算負荷との間の妥協点が、見つけられなければならない。本発明は、この問題に対処する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施形態は、独立請求項による符号化および復号のための装置および方法を提供する。
【0007】
上述のおよびその他の目的は、独立請求項の主題により達成される。さらなる実装の形態は、従属請求項、明細書、および図面から明らかである。
【0008】
復号デバイスまたは符号化デバイスにおいて実施されるビデオコーディングの方法が提供され、方法は、
現在のブロック(たとえば、コーディングブロックまたは予測ブロックまたは下位ブロック(sub-block))に関する初期動きベクトルを取得するステップと、
初期動きベクトルに基づいて現在のブロック内のサンプル値に関する第1の予測(インター双予測(biprediction)に関する2つの予測値)を取得するステップと、
第1の予測に従って第1のマッチングコスト(たとえば、何らかの類似性(もしくは相違)の尺度からなる、または何らかの類似性(もしくは相違)の尺度を含む。下の詳細な説明も参照されたい)を計算するステップと、
少なくとも1つの予め設定された条件に従って、オプティカルフロー改善プロセスが実行されるべきか否かを判定するステップであって、少なくとも1つの予め設定された条件が、計算された第1のマッチングコストが閾値以上であるかどうかという条件を含む、ステップと、
オプティカルフロー改善プロセスが実行されるべきであると判定されるときに、現在のブロック内のサンプル値に関する最終的なインター予測を取得するためにオプティカルフロー改善プロセスを実行するステップと
を含む。
【0009】
したがって、本発明によれば、オプティカルフローの改善、特に、双方向のオプティカルフローの改善が、条件付きで実行される。比較的高価なオプティカルフローの改善は、インター予測プロセス全体の正確性の好適な所望の向上を可能にする特定の状況下でのみ実行される。オプティカルフローの改善がオプティカルフローの改善を実行するために必要とされる比較的高い計算負荷に値するインター予測の正確性の向上をおそらくもたらさないと判定される場合、オプティカルフローの改善は、抑制される可能性がある。したがって、復号時間が、大幅に削減され得る。初期動きベクトルが、ビットストリーム内でシグナリングされる可能性がある。代替的に、動きベクトルの予測および動きベクトルの差の成分が、初期動きベクトルに関して提供される可能性がある。
【0010】
たとえば、少なくとも1つの予め設定された条件は、現在のブロックがデコーダ側の動きベクトルの改善によって予測されることが可能であるという条件を含む。少なくとも1つの予め設定された条件に含まれるこの特定の条件は、不必要な計算量を避けるために最初に調べられる可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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