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公開番号2025107149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024226839
出願日2024-12-24
発明の名称無線通信ネットワークにおけるネットワーク側機器によって実行される方法及びネットワーク側機器
出願人株式会社NTTドコモ
代理人インフォート弁理士法人
主分類H04W 56/00 20090101AFI20250710BHJP(電気通信技術)
要約【課題】伝送する必要があるSSBを決定する既存のメカニズムにおける問題を解決する、無線通信ネットワークにおけるネットワーク側機器によって実行される方法及びネットワーク側機器を開示する。
【解決手段】ネットワーク側機器が、ユーザ機器から受信した、複数の伝送タイミングを含む過去の時間帯における同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBの使用状況に関する情報に基づいて、次の伝送タイミングにおいて使用される同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBを決定する処理部と、決定されたSSBを次の伝送タイミングにおいて伝送する送信部とを含む。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
無線通信ネットワークにおけるネットワーク側機器であって、
ユーザ機器から受信した、複数の伝送タイミングを含む過去の時間帯における同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBの使用状況に関する情報に基づいて、次の伝送タイミングにおいて使用される前記同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBを決定する処理部と、
決定されたSSBを前記次の伝送タイミングにおいて伝送する送信部とを含む、ネットワーク側機器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ユーザ機器から受信した、過去の時間帯における同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBの使用状況に関する情報は、前記過去の時間帯においてユーザ機器によって使用されたSSBの第1の関連情報と、前記過去の時間帯においてユーザ機器によって使用されなかったSSBの第2の関連情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のネットワーク側機器。
【請求項3】
前記第1の関連情報は、
前記過去の時間帯における前記次の伝送タイミングの直近の伝送タイミングにおいてユーザ機器によって使用されたSSBと、
前記過去の時間帯において特定のSSBがユーザ機器によって使用された回数と、
のうちの少なくとも1つを含み、
前記処理部は、前記第1の関連情報に基づいて、前記過去の時間帯においてユーザ機器によって使用されたSSBを、次の伝送タイミングにおいて使用されるSSBとするか否かを決定する、請求項2に記載のネットワーク側機器。
【請求項4】
前記第2の関連情報は、
ユーザ機器によって使用されなかった前記SSBに隣接する特定のSSBが、ユーザ機器によって使用された回数と、
ユーザ機器によって使用されなかった前記SSBに隣接する特定のSSBの測定された信号品質と、
のうちの少なくとも1つを含み、
前記処理部は、前記第2の関連情報に基づいて、前記過去の時間帯においてユーザ機器によって使用されなかったSSBを、次の伝送タイミングにおいて使用されるSSBとするか否かを決定する、請求項2に記載のネットワーク側機器。
【請求項5】
前記処理部は、前記第2の関連情報に基づいて、前記過去の時間帯においてユーザ機器によって使用されなかったSSBを、次の伝送タイミングにおいて使用されるSSBとするか否かを決定するステップは、
前記処理部は、前記第2の関連情報に基づいて、前記過去の時間帯においてユーザ機器によって使用されなかったSSBを、次の伝送タイミングにおいて使用される候補SSBとするか否かを決定するステップを含み、
前記ユーザ機器によって使用されなかった前記SSBに隣接する特定のSSBの測定された信号品質は、前記ネットワーク側機器のSSBセット内のSSBの参照信号受信電力RSRP、及び隣接するネットワーク側機器のSSBセット内のSSBのRSRPを含み、
前記処理部は、前記第2の関連情報に含まれる前記ネットワーク側機器のSSBセット内のSSBの参照信号受信電力RSRPと、隣接するネットワーク側機器のSSBセット内のSSBのRSRPとに従って、前記候補SSBの中から、前記次の伝送タイミングにおいて使用されるSSBを決定する、請求項4に記載のネットワーク側機器。
【請求項6】
ネットワーク側機器に用いられる無線通信方法であって、
ユーザ機器から受信した、複数の伝送タイミングを含む過去の時間帯における同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBの使用状況に関する情報に基づいて、次の伝送タイミングにおいて使用される前記同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBを決定するステップと、
決定されたSSBを前記次の伝送タイミングにおいて伝送するステップと、を含む、無線通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信の分野に関し、より具体的には、無線通信ネットワークにおけるネットワーク側機器によって実行される方法、及び対応するネットワーク側機器に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System(UMTS))のネットワークにおいて、さらなるデータレートの高速化、低遅延化などを目的としてロングタームエヴォリューション(Long Term Evolution(LTE))が仕様化された。また、LTEのさらなる広帯域化と高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている。LTEの後継システムには、例えば、ロングタームエヴォリューションアップグレード(LTE-Advanced(LTE-A))、将来の無線アクセス(Future Radio Access(FRA))、第5世代移動通信システム(5th generation mobile communication system(5G))、5G+(5G plus)、無線アクセス技術(Radio Access Technology(New-RAT))、新しい無線(New Radio(NR))などと呼ばれるシステムがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
5G及び後継システムにおいて、UEが無線通信ネットワークシステムにアクセスするために、ネットワーク側機器は、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB)を周期的に伝送する必要がある。しかしながら、伝送する必要があるSSBを決定する既存のメカニズムには、配置サイクルが長いこと、システムパフォーマンスの低下などの問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の問題に鑑みて、本開示の一態様によれば、ユーザ機器から受信した、複数の伝送タイミングを含む過去の時間帯内での、同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBの使用状況に関する情報に基づいて、次の伝送タイミングで使用される前記同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBを決定する処理部と、決定されたSSBを次の伝送タイミングで伝送する送信部とを含む、無線ネットワークにおけるネットワーク側機器が提供される。
【0005】
本開示の一態様によれば、ユーザ機器から受信した、複数の伝送タイミングを含む過去の時間帯内での、同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBの使用状況に関する情報に基づいて、次の伝送タイミングで使用される前記同期信号ブロック(SSB)セット内のSSBを決定するステップと、決定されたSSBを、前記次の伝送タイミングで伝送するステップとを含む、ネットワーク側機器に用いられる無線通信方法が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本開示の上記一態様によるネットワーク側機器及び方法によれば、本開示により提供されるネットワーク側機器及び方法は、ユーザ機器から受信した、SSBの使用状況に関連する情報に基づいて、次の伝送タイミングで使用されるSSBを決定することができ、したがって、本開示により提供されるネットワーク側機器及び方法は、従来の技術と比較して、決定された、次の伝送タイミングで使用されるSSBの精度を向上させることができ、これにより、UEの急速な変化に対処し、システム容量を向上させることができる。また、本開示により提供されるネットワーク側機器及び方法は、SSBの測定された信号品質に基づいて、次の伝送タイミングで使用されるSSBを決定することもできるため、さらに、ネットワーク側機器間の干渉を回避し、受信した信号のSINRを向上させることができる。
【0007】
添付の図面を参照して本開示の実施例をより詳細に説明することによって、本開示の上記及びその他の目的、特徴及び利点は、より明らかになる。添付の図面は、本開示の実施例をより理解するために用いられ、本開示の実施例とともに本開示を説明するために用いられるものであり、明細書の一部を構成し、本開示を限定するものではない。図面において、同様の参照番号は、一般に同じ部材又はステップを表す。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施例による無線通信ネットワークシステムの概略図を示す。
図2は、本開示の実施例によるネットワーク側機器がSSBを伝送する概略図である。
図3は、SSBを伝送する例を示す。
図4は、SSBの伝送方法を示す概略図である。
図5は、本開示の実施例によるネットワーク側機器に使用される無線通信方法のフローチャートを示す。
図6は、本開示の実施例による第1の関連情報に従って使用されるSSBを決定する概略図を示す。
図7は、本開示の実施例による第2の関連情報に関連する概略図を示す。
図8は、本開示の実施例による第2の関連情報に関連する概略図を示す。
図9は、本開示の実施例による第2の関連情報に関連する概略図を示す。
図10は、本開示の実施例による第2の関連情報に関連する概略図を示す。
図11は、本開示の実施例による第2の関連情報に関連する概略図を示す。
図12は、本開示の実施例による第2の関連情報に関連する概略図を示す。
図13は、本開示の実施例によるネットワーク側機器によって引き起こされる、当該ネットワーク側機器と隣接するネットワーク側機器との間の干渉の概略図を示す。
図14は、本開示の実施例による無線通信ネットワークにおけるネットワーク側機器のブロック図を示す。
図15は、本開示の一実施形態に係る、ネットワーク側機器のハードウェア構造の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下、添付の図面を参照して本開示による例示的な実施例について詳細に説明する。図面において、同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を表す。本開示で説明される実施例は、単に例示的なものであり、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことを理解されたい。
【0010】
図1は、本開示の実施例による無線通信ネットワークシステム10の概略図を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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